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Last-modified: 2008-07-05 (土) 12:30:32

179 名前: バレンシア昔話(嘘) [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 01:37:10 ID:RNRZXX15
セリス「前々から気になっていたことがあるんだけど…」
ユンヌ「何、セリスちゃん?」
セリス「ユンヌさん達神様は普段はどんな姿で過ごしてるの?」
ユンヌ「んーとね、まず私は鳥になっていたりするわね」
リーフ「他にはメダリオンに閉じ込められてたりもするね」
ユンヌ「押し入れはイヤァァッ!!その話はヤメテッ!!」
セリス「ハハ…じゃあ他の神様は?」
ユンヌ「神様じゃないけどフォデスなんかは魔石に入ってたりするわ、たまに人に乗り移ったりもするけど害はないでしょ」
リーフ「(大して危険とも思われない魔王って…)」
ユンヌ「親友のミラちゃんはミラ神殿の石像に入っているわ、たまに抜け出したりして散歩とかしているわよ
    でもね、今でこそそんな自由に過ごしてるけど昔はアルムちゃんのファルシオンに封印されていたこともあるのよ」
リーフ「(仲がいいのは閉じ込められた者同士気があったのかな…)ってええ!閉じ込められてたぁ!?」
セリス「アルムは知っていたの?」
アルム「うん、ファルシオンを手に入れたとき近くにいた謎の紳士なおじさんから聞いたんだ」
リーフ「前にもそのおじさんの話は聞いたような……いや、それより誰がミラさんは閉じ込めたんだ?」
ユンヌ「ミラちゃんのお兄さんのドーマちゃんよ」
セリス「ええぇ!兄弟がいたの!?」
リーフ「ってちょっと待って!ドーマってたしかミラ教と対立してるドーマ教の神様じゃ…」
アルム「よく知ってるね、リーフ兄さん」
リーフ「…前に嫌というほどセリカから説法を聞かされたからね嫌でも覚えてるよ」
セリス「でもなんでまたミラさんは閉じ込められちゃったの?」
ユンヌ「それは…」
180 名前: バレンシア昔話(嘘) [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 01:38:05 ID:RNRZXX15
                   ~昔々の事~

ミラ「お兄ちゃん…どうして私の気持ちを受け取ってくれないの…こんなに愛してるのに…」
ドーマ「ミラ、俺たちは兄弟だ、それにお互い対立しあってる神が愛し合うなんておかしいだろう?」
ミラ「そんなの人間が決めたことじゃない!!お兄ちゃんはいつもそうやって本当の私を見てくれない…
   修行や戦いばっかりで私の事なんかどうでもいいと思ってるんだ…」
ドーマ「ミラ…いったいどうしたんだ、近頃のお前はなにか変だぞ?」
ミラ「…もういい、お兄ちゃんがそうやって私の事を見てくれないなら…いっその事」
ドーマ「ミラ…?」
ミラ「あ な た を 殺 し て 私 も 死 ぬ ! !」
ドーマ「ミラ、よせ!!早まるな!!!」
ミラ「大丈夫…痛いのは一瞬だけだから!!!」
ドーマ「く…許せミラよ…ファルシオン!!(ピカーッと光るファルシオン)」
ミラ「な…キャアアアアァァァ!!」
ファルシオンから放たれた光に包まれ封印されてゆくミラ
ドーマ「…俺も、心のどこかでミラを愛していたのかもしれないな…俺のそんな心が欲望の力を抑えきれず
    ミラにまで影響を及ぼしていたのだろう…やはり我ら兄妹は共にいるべきではないのだろうな」

ユンヌ「…というわけでミラちゃんが正気に戻った後ドーマちゃんは北にミラちゃんは南に別れていったそうよ」
リーフ「……なんとまぁドロドロな」
セリス「…悲しい話というかなんというか」
アルム「ハイハイ嘘々、ユンヌさんあんまりそんなこと言ってるとセリカが成敗にくるよ」
リーフ・セルス「「嘘だったんかい!!」」
ユンヌ「えへっ、ばれちゃったか」
セリス「でもなんで嘘だってわかったの?」
アルム「なんでもファルシオンを通してミラさんに聞こえてたらしいよ」
ミラinファルシオン「もぉユンヌちゃんたらー、確かにお兄ちゃんは好きだけどそこまでしないよー」
リーフ「あ、ブラコンなのは否定しないんだ…」

終わってくれ
181 名前: バレンシア昔話(嘘) [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 01:39:24 ID:RNRZXX15
おまけ

セリス「そういえば聞くのを忘れてたけどドーマさんは普段どんな姿なの?」
ユンヌ「ドーマちゃんは石像に入ってたりしないで今でも活動できる体があるのよ」
アルム「確か……ドラゴンくらいの大きさの一つ目トカゲゾンビみたいだったなぁ」
リーフ「ちょ、何それ!!ミラさんと全然違うじゃん!人型じゃないじゃん!!」
ユンヌ「竜王家の皆さんみたいなものと思えばいいのよ」
アルム「あー、後は目からビーム出したり目玉を飛ばしたりビグル召喚したり」
セリス「目からビーム…カッコ良さそうだなぁ見てみたいかも」
リーフ「いやいやいやいや」
ユンヌ「後は触手なんかも出せたわねぇ」
アルム「あー、あれって妙にヌメヌメしてて嫌なんですよねぇクレアもからまれて大変だったとか」
リーフ「触手…ヌメヌメ…」

         ブフォオオオオオオオオオオオ!!!!

セリス「リーフがまた大量の鼻血を!」
ユンヌ「まぁ…分らなくもないけど…」
リーフ「うう…思春期の少年にはキツイ……ガクッ」
セリス「でもアルムは何でまたそんなに詳しいの?」
アルム「ファルシオンを手に入れるためにドーマさんのとこまで行ったんだそしたら」
ドーマ『ならばお前の力見せてみよ!力なき者には渡さん!!』
アルム「…ってね、いやぁ苦労したよグレイ達が協力してくれなかったら今頃どうなってたか」
セリス「へぇ…(アルムも随分と暴れてるんだなぁ…)」