11-202

Last-modified: 2008-07-05 (土) 12:32:43

202 名前: アスタルテ神も負けず劣らず酷いありさまです [sage] 投稿日: 2008/06/01(日) 16:56:04 ID:muo00U32
リーフ  「最近アスタルテ神が酷い有様なんだけど」
アルム  「唐突に何言い出してるのリーフ!?」
リーフ  「いやねぇ…それが…」
ロイ   「もったいぶらないでよ、兄さん」
リーフ  「あの女神、愛を学ぶ為にヨハンに弟子入りしてるんだ」

ヨハン  「これを見てくれ、どう思う?」
アスタルテ「凄く…ラクチェだ……」
ヨハン  「うーん、このフィギュアは失敗作だな、ウエストが1cm太すぎる!」
 ‐私の名はアスタルテ、正の女神だ。今、愛とやらを理解する為にこのべオクの元で修行している。
 ‐この者の名はヨハン。セリスが言うには愛の騎士らしく、
  ラクチェという女剣士を『愛してる』らしい…。
 ‐それで私は今ここで何をしてるかと言うと……、
ヨハン  「アスタルテ、ソコにある定規とナイフを取ってきてくれ」
アスタルテ「分かった」
 ‐このべオクと共にラクチェのフィギュアを作っている。
 ‐彼の話では最高傑作のフィギュアが出来次第、愛の証として渡すそうだ。
アスタルテ「いつも思ってた事だが…」
ヨハン  「?」
アスタルテ「どうしてこのフィギュアはこれ程までに精巧に作られてるんだ?」
ヨハン  「よくぞ聞いてくれた!今からじっくりこってり説明しよう。いいかい?」

はい
いいえ ←

ヨハン  「そんな…酷い…」

はい
いいえ ←

ヨハン  「そんな…酷い…」

はい
いいえ ←

ヨハン  「そんな…酷(ry)」
アスタルテ「………!!!」

はい ←
いいえ

ヨハン  「では説明しよう。やはり頭の中のイメージではこういう事は難しい。
      だから私はいつもインフォメーションやビジョンを元に作っているのだ」
アスタルテ「情報……目視……?」
ヨハン  「例えば学校のコンピュータにハッキングして身長、体重、スリーサイズ等の情報を得たり、
      他にラクチェの着替えを覗いて全体的なボディラインを知ったりと…」
アスタルテ「それは犯罪では無いのか?」
203 名前: アスタルテ神も負けず劣らず酷いありさまです [sage] 投稿日: 2008/06/01(日) 16:57:41 ID:muo00U32
ヨハン  「人の愛の前では法の壁も、国境も、ベルリンの壁も、関係無いのだーっ!!!」
アスタルテ(!!…これが…想いの強さ……この男の愛は本物だ!)
‐…どうやらヨハンの愛は並大抵のモノではなかったようだ…。
ヨハン  「誰かを愛するならまずはその人の事について出来うる限り知る事。
      そうすれば相手を知らなかったから傷つけてしまったなんて事態には陥りにくくなる」
‐なるほど。これはメモに書いておかなくてはな(カキカキッ…)
ヨハン  「実はもう最高傑作なラクチェのフィギュアが出来てるんだ。これだ!!つ【ラクチェのフィギュア】」
アスタルテ「凄く…裸なラクチェだ……」
ヨハン  「俺の職人魂の全てを注いで作ったフィギュアさ!どの角度から見ようとも完璧だぜぃ!!」
‐…凄いな…これだけの物を作るにはどれほどの努力を要した事か。
‐…よし、ココは正の女神である私が一肌脱ごうではないか!

(後日)
ラクチェ 「ちょっと学校を出るのが遅れちゃったなぁ…スカサハやセリス様は一体何処に…」
アスタルテ「…ラクチェだな」
ラクチェ 「!……えっ、あっ、はいそうですけど」
アスタルテ「これを受け取られよ」
つ『プレゼント』
ラクチェ 「これを私に…?」
アスタルテ「そうだ。お前の事を一番想っているモノからの贈り物だ」
ラクチェ (一体誰かしら…女神様がこんな真剣な顔で渡すんだから、ヨハンはありえないわよね…)
‐ラクチェがプレゼントを開けたな。それを見ればフラグも立つ事間違いなしだ!
ラクチェ 「…………(*>д<///)」
ヨハン  「おーい!ラークーチェーッ!!
      お?俺の作ったフィギュアを見てるな…どうだい、君のホクロの数まで詳細に載せた俺の最高傑作だ。
      気に入ってくれたかい?」
ラクチェ 「(*>д<///)━( *>д)━( *)━(   )━(^#)━(^ω^#)━( ^ω^#)ピキピキ━━!!!」
204 名前: アスタルテ神も負けず劣らず酷いありさまです [sage] 投稿日: 2008/06/01(日) 16:59:33 ID:muo00U32
ヨハン  「ん?どうした、顔が赤いな。熱でもあるのk」
ラクチェ 「…ヨハンのバカァァァァァァァ!!!!!つ【流星剣月光剣連続追撃必殺勇者の剣ッ!!】」
ヨハン  「アッーーー!!!」
アスタルテ(変だな…気に入らなかったのだろうか?
      ……いや…確かユンヌが言ってたな。一部のべオクやラグズはストレートに愛情表現をしないと。
      つまりこれはラクチェなりの感謝の…気持ち…か?
      ふぅ……うまくいってよかったよかった)

アルム  「(;^ω^)」
ロイ   「(;^ω^)」
リーフ  「ね、酷い話でしょ?」
アルム  「うん、自覚が無いだけユンヌ以上に酷いやw」
リアーネ 「………」
ロイ   「あれ、リアーネいつの間に来てたの!?」
リアーネ 「つ【手紙】」
リーフ  「うん?何々…『今風をひいてるので代わりに僕の生きがいをリアーネに言わせて下さい。セネリオより』って…」

リアーネ 「…ひ…酷い……ありさ……で…す……」

終われ