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Last-modified: 2008-07-05 (土) 12:33:06

216 名前: リーフの顔グラと言ったら [sage] 投稿日: 2008/06/02(月) 21:33:26 ID:BdCQ+aIw
マルス  「ふあーあ……」
リーフ  「あ……お、おはようマルス兄さん」
マルス  「ああリーフ……おはよ……ん?」
リーフ  「……な、なにかな、僕の顔になにかついてる?」
マルス  「いや、んー、あれ?」
ロイ   「あ、おはようマルス兄さん。どうしたの、リーフ兄さんの貧乏臭い顔じっと見つめちゃって」
リーフ  「ちょ、それはひどいよロイ!」
ロイ   「ははは、冗談冗談。で、どうしたのマルス兄さん?」
マルス  「いや、リーフさ、なんかいつもと違くない?」
ロイ   「? そうかな? 別に、いつもどおりの地味顔だと思うけど」
リーフ  「いや、だからねロイ」
ロイ   「冗談だってば。それより二人とも、早く来ないと朝ごはんなくなっちゃうよ?」
マルス  「ああ、今行くよ……さて」
リーフ  「な、なに?」
マルス  「……君さ、リーフじゃないでしょ?」
リーフ  「そ、そんな馬鹿な! どこからどう見たって僕は僕じゃないか!」
マルス  「じゃあ見比べてみようか。まず」

ttp://www.k3.dion.ne.jp/~neco/ainote/feseisen/chara03/image/leaf.jpg

マルス  「これがいつものリーフだ。で、今日の君は」

ttp://www.k3.dion.ne.jp/~neco/ainote/fesfc/chara02/image/rodhi.jpg

マルス  「どう見てもロディです、本当にありがとうございました」
ロディ  「ああああああ、やっぱりばれた! マルス様にだけは絶対見破られると思ってたんだよなあ」
マルス  「そんな風に思うから、挙動不審になるのさ。まあ他の人には見抜かれてないから、なかなかのもんだと思うよ」
ロディ  「そ、そうですか? よかった、チェイニーさんから指導を受けた甲斐がありましたよ」
マルス  「で、一体なんでリーフの振りしてるんだい? っていうか本物はどこ?」
ロディ  「え、ええと(まさか、リーフ君が盗賊団緑葉として活動してるときの影武者です、と正直にはいえないよな……)」
マルス  「……まあいいか。しかし、大変だね君も」
ロディ  「なにがですか?」
マルス  「リーフの影武者なんて、悲惨な目に遭いまくりだろうに」
ロディ  「ははは……まあ、おかげでだいぶ体が丈夫になった気がしますよ」
マルス  「例の四人娘にも絡まれてるんだろう?」
ロディ  「ええ。もっとも、小さな子にはとっくに正体見破られてるみたいですけど」
マルス  「まあ奴は電波だから仕方がないよ」
ロディ  「ええと、それで」
マルス  「分かってる。別に不利益なことじゃないし、君の正体は黙っておくよ」
ロディ  「ありがとうございます!」
マルス  「……それにしても、こんなことまでして……一体何が報酬なんだい?」
ロディ  「どんな女の子でも落とせる素晴らしい二枚舌テクニックを伝授してくれるというので」
マルス  (それはいろんな意味で間違いだ、とは言わないでおくかな……)