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Last-modified: 2008-07-05 (土) 12:35:33

286 名前: やっぱり無理でした [sage] 投稿日: 2008/06/05(木) 16:12:49 ID:U4sWw+CE
セリカ 「このままじゃまずいわ」
アルム 「どうしたんだいセリカ?」
セリカ 「最近私達聖職者のイメージが良くない傾向になっている気がするの」
リーフ (最近じゃなくて前々からそんな感じのような……)
セリカ 「なんとかしてイメージアップをしないと…そうだわ!」
セリス 「何か思いついたの?」
セリカ 「ええ、今度の休みにあるバレンシアでやろうと思ってるけど…アルム、手伝ってくれるよね?」
アルム 「もちろんさ、セリカ…」
セリカ 「アルム…」
シグルド「KINSHINする悪い子にはティルフィングでお仕置きだ!」
リーフ 「毎度ながらシグルド兄さん落ち着いて」
ア・セ 「「チッ!」」

  ~数日後~

セリカ 「さて、バレンシアに着いたわね」
リーフ 「なんで僕たちまで…」
アルム 「仕方ないよ、シグルド兄さんが仕事で監視できない代わりに兄さん達が
     付いて行く条件で許されたんだから」
セリス 「アハハ…でも具体的に何をするんだいセリカ?」
セリカ 「これからドーマ神殿へ向かうわ」
リーフ 「ええっ!セリカがミラ教に敵対するところの総本山に!?戦争でも起こす気かい!?」
セリス 「さすがに言いすぎだよリーフ」
セリカ 「失敬な、聖職者のイメージアップのためにドーマ教団にも協力してもらうのよ」
アルム 「でも、なんでまたドーマ教団なんだい?」
セリカ 「普段敵対している者同士が一つの目標のために手を結ぶ…こうすれば通常よりも高い効果が得られるはずよ
     そしてドーマ教団にパイプを作ってジワジワと内側から…フフフ…」
リーフ (今なんか凄いこと言ったぞこの人!?)
セリス 「今まで敵だった人たちが手を取り合う…感動するなぁ」
アルム 「流石はセリカ!そこに痺れる憧れるゥ!!」
リーフ 「いやいや今なんかさらりと爆弾発言したところに突っ込もうよ君たち!!」
セリカ 「そうと決まればまず、ドーマ神殿につながるドーマの塔へレッツGOー!!」
リーフ 「華麗にスルーされたァーー!?(ガビーーン!!)」
287 名前: やっぱり無理でした [sage] 投稿日: 2008/06/05(木) 16:13:53 ID:U4sWw+CE
そんなこんなで途中道を間違えて着いた村の幼女をモンスターの洞窟から助けたり
セリスがダッハ盗賊団に女と間違われて襲われたのを返り討ちにしたり
相変わらずKINSHINしているアルムとセリカの気配を察知したシグルドが会社からティルフィングを投げつけようとししたり
迷いの森の中にある宝箱に手を出そうとしたリーフがワープの罠にかかったりしながら
ドーマの塔まで着いたセリカと愉快な仲間たち

リーフ 「僕の扱い悪ッ!!」
セリス 「僕ってやっぱり女の子に見えるのかなぁ…ハァ…」
アルム 「シグルド兄さん…すごい漢だ。」
セリカ 「漢というよりは執念ね…」

~ドーマの塔入り口前~

セリカ 「やっと着いたわ」
アルム 「途中でいろいろと大変な目にあったけどね…」
リーフ 「くっ…僕としたことがあんなトラップに引っ掛かるなんて…」
セリス (やっぱり欲しかったんだ、アレ)
セリカ 「それじゃあ行くわよ、たのもーー!!」
リーフ 「道場破りじゃないんだから…」
ジュダ 「何ようかな?」(ヌッと現れる)
セリカ 「実は話があって来たn…」
アルム 「こ、これは…」

現われたのはとても魔導士とは思えないほど筋肉モリモリの男だった

セリス 「凄い…バアトルさんにも引けを取らないほどの筋肉だ…」
リーフ 「というより何で魔導士なのにこんなに逞しい体つきなんだよ!!」
ジュダ 「我々ドーマ教は力と欲望を信条に活動しているからな、普段から体を鍛えておるのだ」
アルム 「でも、魔導士ならそんな事必要じゃないと思うんだけど…」
ジュダ 「甘いな若造、その様な古い概念に捕らわれていては駄目なのだ
     これからの魔導士は近距離の戦闘も出来ぬようではいかんからな」
セリス 「凄いなぁ…僕もあんな風に力強くなりたいな」
リーフ 「色々な意味でそれはカンベンしていただきたい…」
ジュダ 「ところでそこに居るのはミラの小娘神官ではないか、我々に何の用かな?」
セリカ 「……あの、私達に協力していただきたいことがありまして」
ジュダ 「協力?フン、そんなことを言ってどうせお主らの尻拭いをさせられるだけだろう
     まったく、ミラ教の人間は相変わらず姑息よのう」
セリカ 「…なんですって?」
ジュダ 「何度でも言ってやるわい、お主らミラ教はてんで駄目な堕落集団だとな」
セリカ (プッツン)「もういいわ…ここまでミラ教をバカにされたら黙ってはいられないわ
           やってやろうじゃない!ライナロック!!」(ズドーーン!!)
リーフ 「やっちゃったーーー!!」(ガビーーーン!!)
ジュダ 「おのれやりおったな!者どもこ奴らを叩きのめせい!!」
ガネフ 「ハハッ!」
ジャミル「お任せあれ!」
セリカ 「アルム!兄さん達もボーっとしてないで手伝って!」
リーフ 「そしてまた巻き込まれたァーー!!」(ガガビーーン!!)
セリス 「アルム、止めなくていいの!?」
アルム 「こうなったセリカは止められないよ!二人とも、来るよ!!」
リーフ 「何でいつもこうなるんだーー!!チクショーー!!」

  ワーワーギャーギャーライナロック!メガクェイク!コノヒトデナシー!     

結局イメージを良くするどころかかえって大騒ぎを起こしてしまい
後に事情を知ったドーマ神のはからいで事なきを得たが
家に帰った後みっちりシグルドに絞られたとさ。
288 名前: やっぱり無理でした [sage] 投稿日: 2008/06/05(木) 16:14:30 ID:U4sWw+CE
おまけ

  ~セリカ達が暴れている頃~

ケルベス「なんか表が騒がしいっすねぇドーマ様」
ドーマ 「大方ジュダたちが恒例のプロレス大会でもやっているのだろう、ほおっておけ
     あ、武器の材料が切れたから調達しといてくれ」
ベルレス「ハッ、かしこまりました」
ケルベス「相変わらず武器作りに余念がないっすねぇ」
ドーマ 「伊達にバレンシア伝説のの武器職人は名乗っておらんからな、次は斧でも作るかぁ」

  ~主人公家では~
セシリア「どこからかKINNIKUの波動を感じる…いったい何処かしら」
ロイ  「何ソレ!?筋肉から波動なんて出るの!?」
セシリア「ロイちゃんもいずれ分かるわ…いずれね」
ロイ  「別にわかりたくないよ!」

ジュダとかが逞しくなってるのはキャラ付けみたいなもんだと思ってください
欲望はどうした?とかは聞いちゃダメっす