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Last-modified: 2008-07-05 (土) 12:36:02

299 名前: 今度は大丈夫だよね 1/3 [sage] 投稿日: 2008/06/06(金) 07:22:58 ID:8KK1faMu
リン    「ねぇエリウッド、私の天の刻印知らない?飾ってあったのになくなってるの」
エリウッド 「いや、知らないよ。どこかに持って行ったんじゃないのかい?」
リン    「ううん、ここ最近は触っても無いわ。おかしいわね」
ヘクトル  「おいエリウッド、俺の天の刻印知らねーか?見つかんねーんだよ」
エリウッド 「ヘクトルの物もないのか?」
リン    「どうせあの汚い部屋のどこかに埋もれてるんじゃないの?」
ヘクトル  「ああ見えても俺には何所に何があるか分かってるんだよ。
       アトスのじーさんに貰ってから動かしてねーのになくなっちまったんだ」
エリウッド 「2人も揃ってなくすなんて…、仕方ない僕も探すのを手伝…」
リン    「?どうしたの?突然動止まって」
エリウッド 「ない。僕の刻印もなくなってる。ここに飾ってあったんだ、なのに台座だけになってる」
ヘクトル  「3つの刻印が全部無くなったのか?どうなってるんだ?」

エイリーク「込み入っているようですが、少しいいですか?」
エフラム 「太陽の腕輪と月の腕輪を知らないか?さっきから探しても見つからないんだ」
ロイ    「あ、みんなちょうどいいところに。ねぇ、封印の剣どこにあるか知らないかな?」
ヘクトル  「おいおい、まさかおまえらも無くしものかよ」
エイリーク「? 『おまえらも』とはどういうことですか?」
エリウッド 「僕達3人も無くしものをしてね、探しているんだよ」
リン    「こんなに重なると偶然じゃないわね。何かあったとしか思えないわ」

ロイ    「泥棒かな?でもウチに入るような勇気のある人いる?」
リン    「貴重なものが多いから、リスクは高くても成功すればリターンは大きいんじゃないかしら」
エリウッド 「いや、家にあるものは貴重ではあるけど、金銭的な価値はそんなに高くないものが多いよ」
エイリーク「価格で言うならもっと上の宝玉があるのに、無くなってはいませんね」
エフラム 「貴重すぎて目立つから、すぐに足がつくだろう。リスクには釣合わないな」
ヘクトル  「金じゃないなら目的は何だってんだ?」

エイリーク「何かに使うのでしょうか?ですが武器・装飾品・置物、共通点はありませんね」
エフラム 「何かに使う…といえば、全て俺達がクラスチェンジする際に使ったものだな」
ロイ    「クラスチェンジ?でもミラ女神像とかマスタープルフは盗まれてないよ。違うんじゃないかな」
エリウッド 「…そうか!そういうことか」
リン    「何か気づいたの?」
エリウッド 「これらの共通点はクラスチェンジ用のアイテムだ。犯人はCCするために盗んだんだよ」
エフラム 「それはさっき話しに出てすぐに否定されたじゃないか。女神像などは盗まれてないんだ」
エリウッド 「いや、一口にCCといっても、多くの人は職種ごとに別々のアイテムを必要とするんだ」
エイリーク「ならばなおさらです。盗まれたものは使用者も私達くらいに限定されるものです」
リン    「姉さんの言う通りよ。CCが目的なら逆に意味の無いものだわ。狙うなら勲章とかのはずよ」
エリウッド 「そう、一般の人には意味が無い。なぜなら『ロード』がCCする際に使う物だからね。
        だからこそ、犯人にとってはそれが一番大事なことだ」
ヘクトル  「意味が分からねー。使えない物なのに使うために盗むってどういうことだよ」
エリウッド 「いるじゃないか。ロード専用のCCを望んでいる人が」
みんな  『 あ っ ! 』
300 名前: 今度は大丈夫だよね 2/3 [sage] 投稿日: 2008/06/06(金) 07:23:30 ID:8KK1faMu
バタバタバタ…ガチャン!
エフラム 「マルス!そのアイテムは使うな!危険すぎる」
マルス  「みんな!もうばれちゃったんだ さすがにはやいね」
ヘクトル 「言い訳ぐらいは聞いてやるぜ。何でこんなことしたんだ」
マルス  「ほら、僕もうすぐDS版があるじゃないか。今度こそCCできると思うんだよね。
       でもCCなんて初めてだからさ、失敗しないように練習しようと思って。
       長年待ち望んだファンの期待に応えられる様にカッコイイイベントにしたいじゃない」
エイリーク「マルス! そのアイテムは 他の人が使うと何がおきるか分かりません」
ロイ    「兄さんのためだ やめるんだ」
マルス  「僕のためだ? 君には昔騙されたからな。 その手は喰わないよ。
       (終盤までロードのままだからCCしないと思ったのに、あんなギリギリで…ズルイじゃないか)
       それに もう遅い! アイテムは 使い終わった後だ。 さあ これから 効果があらわれる」
リン    「それじゃ その前に あんたを倒す!」

マルス  「そうかんたんに ぼくが たおせるかな」
エフラム 「上等だ、兄の強さを思い知れ」

マルス  「この ファイアーエムブレムで きみらのこうげきは ふせぐぞ」
エイリーク「あなたの盾に防御効果なんてありませんよ」
ロイ    「そいつは兄さん専用の宝の鍵じゃないか」

マルス  「ぼくには ひるいなき まりょくが みについた」
リン    「あんた魔法使えないでしょ。意味無いわよ」
エリウッド 「そもそも君には魔力なんてパラメータ自体ないじゃないか」

マルス  「ファルシオンの きれあじを きみらのからだで あじわうがいい!」
ヘクトル 「竜じゃねーから怖くねーよ。出来るもんならやってみろ」

マルス  「きたぞ きたぞ!」
301 名前: 今度は大丈夫だよね 3/3 [sage] 投稿日: 2008/06/06(金) 07:24:07 ID:8KK1faMu
オイフェ 「あなたはクラスチェンジ できません あきらめてください」

マルスのすがたが かわらなかった?!
マルス  「では そろそろ いくか!・・・って、あ・あれ?」

ヘクトル 「何も起きないな。考えてみれば当然か」
エフラム 「あれは『ロード専用』というよりも『俺達専用』だからな。焦って損したな」

ロイ    「ところで…、オイフェさんとレビィンさん。なんでココにいるの?」
レビィン  「いい酒が手に入ったんでシグルドと呑みに来たんだ…ってちょっとまて
       誰がレビィンだ!俺の名前はレヴィンだ。間違えるな!!」
オイフェ  「何度も呼び鈴を鳴らしたのですが反応が無くて…。話し声も聞こえましたし
        鍵も開いていましたので、失礼ですが上がらせてもらいました。シグルド様は?」
エリウッド 「もうすぐ帰ってくると思いますよ。待っててください」

マルス  「 orz 」
エイリーク「マルス…、その…、き、気にすることはありませんよ?」
リン    「そ、そうよ。きっと今度はCCできるから。楽しみにしてましょ。ね?」
マルス  「…うん…」
エフラム 「はたして本当に出来るかな?」
ロイ    「2度あることは3度あるっていうしね」
エリウッド 「『あえてCCさせない』っていうのも選択肢の一つだと思うんだ」
ヘクトル  「そしたら、マルスの伝説がまたひとつ増えるな。うらやましいぜ!」
マルス  「 (´・ω・`) 」
リン    「なっ…あんた達!何で追い討ちかけるのよ!」

シグルド 「ただいま…おぉ!オイフェ、レヴィン来てくれたのか」
オイフェ 「お待ちしてましたよ、シグルド様。ささ、早速呑みましょう」
レヴィン 「よし、行くか!…おおっと、そうそう、大事なことを忘れてた…弟君!」
マルス  「? なんですか?」

レヴィン 「おまえはクラスチェンジ できないんだ あきらめてくれ」

マルス  「ε=ε=ε=。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・( ノДT)・゚・。 」
エイリーク「マルス!?何所へ行くのですか?戻ってきなさい!マルスーーーーーーーー!!」