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Last-modified: 2008-07-05 (土) 12:38:03

385 名前: 気になるあの娘は 1/9 [sage] 投稿日: 2008/06/14(土) 16:17:16 ID:RsItfNjf
エリウッド 「家に誰もいないと静かで平和だな。いつもこうだと僕の胃も痛まないんだけど…ムリダヨネソレハ…
       あれ?本が落ちてる。読んだらしまう様に言っているのに。しょうがないなぁ。
       ん?んんっ?この本は?」

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週刊『空に舞う』創刊。美しく天空を駆ける騎士たちの姿を毎週あなたにお届け。
FEシリーズで人気の騎士達を貴重な写真やイラストと共に紹介します。
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エリウッド 「諸事情で発売中止になった幻の一冊じゃないか。何でココにこんなものが?
       むうぅっ!こ、これはっ」

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創刊号では人気のあの人の過去を特集 華麗なる騎士の秘密の過去が今明らかに!?
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エリウッド 「天駆ける美しい騎士=フィオーラ。
        なんてことだ!この本には彼女の過去が載っているというのかっ…ゴクッ…!」

キョロキョロズダダダバタンッガチャッズダダダガラガラピシャンガチャッズダダ...ステンッ....ムクッ...ダダダガチャッ

エリウッド 「ドアよーし鍵よーし窓よーしカーテンよーし。い、いくぞ、読むぞ…ドキドキ」

ロイ    「何やってるの?兄さん」
エリウッド 「うどわっしゃあっべらぼー!?? ロロロロロロロロイ!?何でココに?」
ロイ    「コンビニから帰ってきたんだけど…兄さん本当ににどうしたの?大丈夫?」
エリウッド 「な七何を言っているんだい。どこから見ても蝶フツーじゃないKA!」
ロイ    (どう見てもアヤシイんだけど…)やっぱり変だよ、何かあ…、 !兄さん、その本は…!?」
エリウッド (しまった!見つかった!)いや、これは、その…」
ロイ    「読みたかったんだよ、それ。僕にも見せて!!」
エリウッド 「待つんだ!君にはまだはやい!!」
ロイ    「は…?…はやい…ってなにが?」
エリウッド 「い、いや、そのあの、えっと…、き、君の興味を引く記事はないと思うよ」
ロイ    「見たい記事?あるよ。この特集、これきっとシャニーのことだよ」
エリウッド 「シャニー?まぁ彼女も『可愛い』とは思うが…、『華麗』はフィオーラに似合うとは思わないか?」
ロイ    「シャニーだって『キレイ』だよ。兄さんはシャニーのことをよくわかってないんだよ」
エリウッド 「ムッ、それを言うならロイこそフィオーラのことをわかっていない。彼女は・・・(略)
ロイ    「シャニーは・・・(ry

---しばらくお待ちください---

ロイ    「ハアハア…ど、どうしてわかってくれないんだ、兄さん。」
エリウッド 「ゼエゼエ…ロ、ロイこそ、これほど言ってもわからないとは…」
386 名前: 気になるあの娘は 2/9 [sage] 投稿日: 2008/06/14(土) 16:17:47 ID:RsItfNjf
ヘクトル  「さっきから何やってんだ?おまえら」
エリウッド 「ヘクトル!?いつからそこに?」
ヘクトル  「お前らがノロケ合戦してる時からだ」
ロイ    「別にノロケてたわけじゃないんだけど」
ヘクトル  「ホントに何やって・・・お、エリウッドお前の持ってる本は・・・、ははぁん、そういうことか」
エリウッド 「そ、そーゆーことってどーゆーことかな?」
ヘクトル  「自分1人だけで楽しむ気だっただろ。そんなんだからエロウッドとかエロイとか呼ばれるんだよ」
エロウッド 「 orz (自己嫌悪中) 」
エロイ   「呼ばれてなんか無いよっ!失礼だなぁ!」
ヘクトル  「ま、そんなことはどうでもいいや。こいつは俺が貰っていくぜ」
エリウッド 「待つんだヘクトル!何故そうなる?」
ヘクトル  「いいかぁ…、お前らの予想は1人だろ?だが俺の予想は違う。フロリーナとファリナの2人だ。
       つまり1:1:2の多数決で俺の勝ち。だから俺が持っていくのがスジってもんだ」
ロイ    「いやそのりくつはおかしい」
エリウッド 「そうだ、そもそも予想する女性が2人もいるということは…」

エフラム 「単なる二股だ。多数決でもなんでもない、優柔不断で決断力が無いだけだ。恥を知れ」
ヘクトル  「突然出てきて随分と言ってくれるじゃねぇか。何しに来たんだよ」
エフラム 「知れたこと。その本を貰い受ける」
ヘクトル  「はぁ?お前には関係ないだろ、ロリコンは引っ込んでろよ」
エリウッド 「そうだ。この本にはょぅじょは載っていない。ロリコンは口を挟まないでくれ」
ロイ    「ミルラは載ってないよ。ロリコン兄さんには興味ないものだよ」
エフラム 「貴様ら揃って人をロリコン呼ばわりとは…何度も言うが俺はロリコンではない」
ヘクトル  「説得力無ぇよ。そもそもお前にこの本に載るような知り合いなんているのか?」
エフラム 「ああ、ターナに違いない。空飛ぶ彼女の美しさは俺が一番よく知っている。幼馴染だからな」
エリウッド 「なるほどね。でも、だからといって、はいどうぞ、とはいかないよ」
エフラム 「簡単に貰えるとは俺も思っていない。邪魔するというのであれば…」
ヘクトル  「どうする…ってんだ。槍が斧に勝てるとでも思ってんのか?」
ロイ    「槍が剣より強いと決まってるわけじゃないんだよ」

セリス   「あ、この本欲しかったんだ。もらってくね」
4人    『待てぃ!!』
セリス   「うわぁ!?…え?なに?皆揃って。びっくりしたなぁ…」
ロイ    「兄さん、この状況見てなんとも思わないの?」
セリス   「兄弟の団欒だよね」
エフラム 「この状況を見てその印象とは…流石だな」
エリウッド 「その大物っぷりには頭が下がるけど、それとこれとは話が別だ」
ヘクトル  「ちょっと聞くが、お前は誰が載ってると思うんだ?」
セリス   「フィーとフェミナじゃないかな」
エリウッド 「セリス…君も二股なのかい?がっかりだよ」
セリス   「そんな、二股なんかじゃないよ。どちらかにしか会えないシステムなんだし」
ロイ    「システム?何の話?」
セリス   「あ、じゃなくって…、えっと…ふ、二人とも大切な友達だよっ」
エフラム 「とにかく渡すわけにはいかんな。俺のものだ」
ヘクトル  「うるせぇ、ロリコン野郎はすっこんでろ!」
ロイ    「二股野郎こそ引っ込んでてよ!」
ヘク&エフ 『六股野郎に言われる筋合いは無い!!』
エリウッド 「みんな勝手なことを言わないでくれ。最初に見つけた僕にこそ権利がある」
セリス   「そんなのずるいよ。こういうのはスピードよりも誰が持つに相応しいかだよ」
エフラム 「誰が相応しいか…か。ならば…」
387 名前: 気になるあの娘は 3/9 [sage] 投稿日: 2008/06/14(土) 16:18:22 ID:RsItfNjf
 = あなたは あいをしんじますか あなたには あいするひとが いますか =

エリウッド 「!? しまった!嗅ぎ付けられたか…」
ヘクトル  「チッ…来やがったか…」

 = それがダメというのなら その剣で わたしを 好きなようにして=

ロイ    「すごいプレッシャーを感じるよ。これが伝説の台詞ってやつか…」
セリス   「やっぱり、この話題では避けては通れないんだね…」
エフラム 「やはり貴様は俺達の壁として立ち塞がるというのか」

 = うん… あなたでもいい… =

兄弟   『マルス!!!』
マルス  「まったく…、なんだいなんだいみんなして低レベルな争いをして…。
       誰が相応しいかだって?僕以外にいるわけ無いじゃないか。
       そもそもヒロイン・オブ・ヒロインであるシーダを差し置いて話することが言語道断だよ。
       そんな事も分からないなんて…みんなそれでもFEの主人公なのかい?」

セリス   「シーダさんは初代ヒロインとして有名だけど、それだけで決めるのは横暴だよ」
マルス  「FEのヒロインといえば説得は欠かせないよ。君の所の人は敵を寝返らせたこと無いじゃないか。
       しかも片方には出会った事の無いプレイヤーもいるんじゃないかな。それじゃぁダメだよ」
セリス   「後半子世代なんだから仕方ないじゃないか。会えないのはシグルド兄さんの責任だよ」

ロイ    「説得だけがヒロインの条件じゃないよ。エンディングが重要だと思うんだ」
マルス  「たとえペアEDがあっても、特別なイベント台詞は無いよね。それじゃぁインパクトに欠けるよ。
       彼女が死んだなら特別なセリフの1つも言えない様では駄目だね」
ロイ    「いや…、死=リセットのFEでそんなこと言われても…」

エリウッド 「イベントだけに注目しては駄目だと思う。大切なのはお互いの気持ちじゃないかな」
マルス  「一番イベントを重要視しなきゃいけないのは兄さんじゃないか。
       FEの法則無視して生き返ってくれるヒロインがいるじゃん。御都合主義万歳!」
エリウッド 「その発言はヤバイ。マジデヤバイ。撤回を要求する」

ヘクトル  「イベントってんなら俺にはEDで1枚絵があるぜ。どうだ?旧作品のお前には出来ない芸当だろ!」
マルス  「兄さん主人公っていっても裏ルートじゃん。1週目じゃヒロインだってその他大勢と変わんないよ。
       2万Gの人にいたっては隠しキャラ同然だし。ヒロイン名乗るならパッケージに載ってからにしてよ」
ヘクトル  「おまえ…それはヒドスギねーか ( ´; ω ;` ) 」

エフラム 「システムやイベントの話ばかりでどうする。ヒロインとはファンの心に宿るものではないのか」
マルス  「ファンからすればエフラム兄さんはロリコンシスコンがネタの花だよ。
       彼女が嫁候補って事忘れてるスレ住人もいるんじゃないかな? YouそのままイッチャエYO☆」
エフラム 「なんて失礼な事を!住人に謝れ!!あと俺はロリコンシスコンじゃない!俺にも謝れ!」
388 名前: 気になるあの娘は 4/9 [sage] 投稿日: 2008/06/14(土) 16:19:06 ID:RsItfNjf
マルス  「どうだい?所詮彼女達は選択性ヒロイン。みんなはプレイ次第で他の娘に手を出すような浮気者。
       その点僕はシーダだけ!たった一人の愛のために一途に生きる僕にこそ相応しい!
       みんなわかってくれたよね」
兄弟ズ  『わかってたまるかーーーー!!』
マルス  「まさかこんなに物分りが悪いなんて…ガッカリだよ」
セリス   「たとえ選択性のサブキャラだったとしても、ヒロインであることには変わりないよ!」
ヘクトル 「そうだ!隠しキャラ扱いでもれっきとしたヒロインだ!」
ロイ    「だいたい兄さんだってDS版リメイクのシステム次第では僕達と同じになるかもしれないんだ!」
エフラム 「そうなったら多くのプレイヤーがお前と他の女で支援を結ばせるんじゃないのか?
        お前の周りにいる女はファンの人気が高いキャラが多いからな」
エリウッド 「そうなると君も浮気者の仲間入りってことだ。ハハハ、サスガ兄弟!そっくりじゃないか!」
マルス  「ムキーーー!!人が今一番気にしていることを…。まだ分からないじゃないか!
       他の娘と支援はできても、最終的に結ばれるのはシーダ固定になるかもしれない!!!」

エリウッド 「つまり…、シーダはキープした上で」
セリス   「本編中では他の娘に手を出して」
ヘクトル  「物語が終われば用済み・・・ってか」
エフラム 「流石鬼畜王。俺達には真似できんことを平然とやってのける」
ロイ    「そこにシビれる!あこがれるゥ! これが初代主人公の実力ってヤツだね。カッコイーナー」
マルス  「まっ…待ってくれないか ごめんね…許してくれよ…
       DS版の情報をなかなか流さない N天堂が悪いんだ
       僕もリメイクを前に不安だったんだ しかたなかったんだ 
       ねっ…だから… ゆ…許してくれないか
       ひどい事言ったことは誤るから ほら… このとおり…
       と・・・ ゆだんさせといて・・・
       ばかめ・・・ 死ね!!!」
エフラム 「うおっ危なっ!不意打ちとは…卑怯者め」
マルス  「チッ、外したか。回避の低いデブ2人を狙うべきだったな」
エリウッド 「おいおい、デブなのは僕じゃなくて剣だよ。デブはヘクトルだけだ、一緒にしないでくれ」
ヘクトル  「おまえもナチュラルに俺を呼ぶんじゃねーよ。ドタマかち割るぞ!」
ロイ    「そんなメタボな斧使いの攻撃に当たるような剣士はいないよ」
セリス   「ヘクトル兄さんはピッツァでも食べてなよ」
エフラム 「お前もう斧使いやめて、メタボ使いにクラスチェンジしちゃえよ」
ヘクトル  「上等だコラァ!てめえら全員まとめてかかってこいやぁ!!」
389 名前: 気になるあの娘は 5/9 [sage] 投稿日: 2008/06/14(土) 16:19:31 ID:RsItfNjf
アイク   「お前達!何を騒いでいる!」

しーーーーーーーーーーーーーーーーん

マルス  「ア、アイク兄さん…。どうしてここに…?」
アイク   「あれだけ騒いでいれば誰でも気付く。一体この騒ぎは何だ。何が原因だ」
エリウッド 「う…じ、じつは………と、言うわけなんだ」
アイク   「そんなことで兄弟喧嘩とは…情けないな。今いない他の家族が聞いたら何と言うか…」
ヘクトル  「あ、兄貴はそんなこと言うけどよぉ!」
アイク   「ジロリ。…けど、…なんだ?」
エフラム 「くっ…。面目ない」
アイク   「俺は女性の事には疎いから大きなことは言えないが…、
       こんなことで喧嘩した事を、その女性達が知ったら何と思う?
       一番傷つくのは彼女達ではないのか?
       大切な女性を傷付けることがお前達のすることか?
       お前達の思いはその程度のものなのか?
       それでいいと思うのか? …違うだろう」

ロイ    「うん…。そうだね。みんなに対して悪いことしたね」
エリウッド 「そうだな。僕も大人気なかったな…」
セリス   「頭に血が上ってたよ。ごめんなさい」
アイク   「俺に謝っても仕方ない。今後どうするのかが肝心だ」
ヘクトル 「だな。まだまだ俺は漢として小せぇな」
エフラム 「ああ、今日ほど修行不足を痛感したことは無い」
マルス  「僕がシーダを大切に思ってる…それが一番大切なことだよね…」

アイク   「分かったようだな。よし、もう大丈夫だな。………ならば、この本は俺が預かることとする」

兄弟ず  『ちょっと待ったーーーーーーーーーーーー!!!』
アイク   「なんだ全員で大声をそろえて…いったい何が不満なんだ?」

エリウッド 「『何が』じゃないよ。何もかも不満だよ。ヒドイじゃないか!」
ヘクトル  「キタネェぜ兄貴!あんだけカッコイイ事言っておいて、結局独り占めかよ!!」
ロイ    「アイク兄さんにもそーゆーとこがあってチョット安心したけど…でもズルイよ!認めないよ!」
セリス   「そうだね。兄さんもそーゆーのに興味あったんだね。でもダメ!渡さないよ!」
アイク   「何を勘違いしているんだ。俺はコレを他人が見れないようにするだけだぞ」
マルス  「他人が見れないようにして、自分だけで見るつもりなんだね。卑怯者!」
エフラム 「そもそも兄上には用の無いものだろう?俺達に返してくれ!」

アイク   「はぁ…、わかった。ちゃんと説明してやる、だから落ち着け。
       お前達にはこの本に載っている人ついて思う人がいるようだが、俺が考えるにその誰でもない」
マルス  「じゃぁ…アイク兄さんは誰が載っているというの?」
390 名前: 気になるあの娘は 6/9 [sage] 投稿日: 2008/06/14(土) 16:20:01 ID:RsItfNjf
アイク   「エリンシアだ。あいつが空を舞う姿の美しさはお前達も知っているだろう」
マルス  「エリンシア姉さん?確かに綺麗だけどシーダの前では霞むよ。可愛らしさが足りないね」
セリス   「姉さんも華麗だけど…フィーとフェミナと比べて可憐さが足りないよ」
ロイ    「姉さんはキレイだけど、シャニーに比べたら元気がないよ」
エリウッド 「姉さんも美しいけど…健気さが無いよ。フィオーラはその点一番だね」
ヘクトル  「姉貴も悪くねーがフロリーナとファリナじゃ比べもんになんねーな。守りたいって気にならねー」
エフラム 「姉さんが綺麗なのは認める。だがターナの前ではオバハンに過ぎん」

アイク   「…散々だな。まあいい、お前達にとっては姉よりも彼女が一番ということなんだろう。
       だがな、俺はエリンシアが一番だと思う。あいつよりも美しく空を舞うやつを俺は知らん。
       だからこの本にはエリンシアが載っていると思うんだが…
       あいつの性格からして自分から進んでモデルになったとは思えん」
ヘクトル  「まぁ兄貴の言うことも分かんないじゃねーな」
エフラム 「確かに自分からモデルになる人ではないな。それは認める」
マルス  「あくまで、エリンシア姉さんが載ってるのなら…の話だけどね」
アイク   「続けるぞ。だとすると、高額なモデル料でムリヤリ撮影されたか、最悪盗撮の可能性もある」
エリウッド 「高額なモデル料ね…。ウチは家計が厳しいから、否定しきれないのが辛いな」
ロイ    「盗撮は…姉さんだけに限った問題じゃないね。誰にでも有得る話だよ」
アイク   「そんな写真が載った本を俺達に見られたと知ったら…あいつは悲しむだろう。
       そんな事させるわけにはいかない。
       俺はあいつを守ると約束したからな。約束を違えたりはしない」

マルス  「アイク兄さんの誓いは立派だよ。でもね、やっぱエリンシア姉さんなんかじゃないよ。
       シーダに決まってるよ!だからそれは僕に返してくれ!」
アイク   「マルス!お前というヤツは…」
エリウッド 「シーダじゃなくてフィオーラだけどな。それ以外はマルスと同意見だ。さぁ僕に渡してくれ」
セリス   「アイク兄さんの気持ちも分からないってわけじゃないけどね。やっぱり違うよ」
アイク   「お前等…そこまで言うからには、それなりの覚悟はできているんだろうな」
ヘクトル  「ハッ!もとからそのつもりだってーの!」
エフラム 「一人増えただけだ。たいした問題じゃない」
ロイ    「いつまでもアイク兄さんが兄弟最強の座にいると思ったら大間違いだよ」
アイク   「いい度胸だ…ならば!」
391 名前: 気になるあの娘は 7/9 [sage] 投稿日: 2008/06/14(土) 16:20:29 ID:RsItfNjf
   『 そ こ ま で で す !!』

アイク   「誰だ!?何故邪魔をする?」
マルス  「え、エイリーク姉さんとリン姉さん?2人そろってどうしたの?」
リン    「どうしたもこうしたもないでしょ!あんたたち何やってんのよ!アイク兄さんまで一緒になって!」
アイク   「いや、これには深いわけがあってだな」
エイリーク「黙っててください、発言は認めていません。そこに大人しく正座してください」
兄弟    『・・・・・・・・・・・・(正座中)・・・・・・・・・・・・・』
エイリーク「これが問題の本ですね」
リン    「まったく…どうして男っていうのはこーなのよ」
エイリーク「こんな争いで女性が喜ぶわけがありません。そんなことも分からないのですか?」
男共    『・・・・・・・・・・・・(反省中)・・・・・・・・・・・・・』
リン    「だいたい、ウチの男共はガサツなのよ。女心なんてちーっともわかってないんだから…」
エイリーク「まったくです。そんな人達には、たとえ本に載った写真といえども、渡すわけにはいきません」
リン    「そうね。エイリーク姉さんの言う通りだわ」
エイリーク「リンなら分かってくれると思っていました。ですから…」

姉妹   『これは <私が> 預かります!………あら?』

リン    「エイリーク姉さん!?これは私が預かろうと思ってるんだけど…どうして姉さんが?」
エイリーク「リンこそ何故です?先ほどの話で分かってくれたのではないのですか?」
リン    「姉さんこそ!コレは私が持ったほうがいいものよ。その手を放して」
エイリーク「いえ、私にこそ相応しいものです。リンこそ放しなさい」
リン    「なんで?だってフロリーナが載ってるのよ。私が見ないでどうするの?」
エイリーク「いいえ、ターナです。ターナに決まっています。ターナ以外にありえません」
姉妹    『む~~~~~~~~~~~~~』

セリス   「なんか…変なことになっちゃってるね」
ロイ    「これは…どうしたらいいのかな」
アイク   「別に如何こうする事でもないだろう」
マルス  「さっきよりも2人増えただけだね。たいして変わってないよ」
ヘクトル  「だな。おい!女がそんなの持ってても仕方ねーだろ。コッチによこせよ」
リン    「うっさい!あんたが一番ダメなのよ!あんたなんかにフロリーナは渡さないんだからね!!」
エリウッド 「リンディス…、その発言は誤解を生むぞ」
エフラム 「ヘクトルはダメだってことだ。さぁエイリーク、俺にわたせ!」
エイリーク「エフラム兄上もダメです。今の兄上に大切な友人を任せることなどできません。
       ターナは幼馴染である私が守ります!兄上の出番はこれっぽっちもありません!!」
エフラム 「…俺も幼馴染なんですけど…」
マルス  「だーかーらー、みんなダメなんだって。ココはやっぱり僕が…」
392 名前: 気になるあの娘は 8/9 [sage] 投稿日: 2008/06/14(土) 16:20:59 ID:RsItfNjf
アイク   「お前達」

ヘクトル  「あん?どうしたんだよ兄貴」
リン    「もしかして諦める気になったの?」

アイク   「結局…………誰も引く気は無いんだな?」

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マルス  「本は手に入れる
       たとえ兄弟と戦うことになろうとも きっと手に入れてみせる!!」

セリス   「戦いがさけられないのなら いかにして意味のある戦いにするか
        それが私の役目なのだと思う」

ロイ    「ぼくはあきらめない!
        みんな 戦いになっても この本は ぼくにまかせてくれ!!

エリウッド 「みんな! これは僕が一人で読む!! 下がっててくれ!!!」
ヘクトル  「おいおい、バカなこと言うなよ。 これは、俺が貰う!! みんな下がってろ!!」
リン    「馬鹿なこと言わないで! 前から言ってるでしょ みんな同じ気持ちだって」

エフラム 「俺には お前達にはない力がある
        俺の思いを… その強さをみせてやるんだ」
エイリーク「兄弟を倒し 家に平和を取り戻すために
        私の望む未来 それを手に入れるために・・・」

アイク   「誇りなら ある」

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393 名前: 気になるあの娘は 9/9 [sage] 投稿日: 2008/06/14(土) 16:21:29 ID:RsItfNjf
ミカヤ   「ただいま~」
アルム&セリカ『おかえり~』
ミカヤ   「…ねぇ…なんでみんなケンカしてるの?…この騒ぎの原因は何?シグルドは?」
アルム  「騒ぎはね、この本が原因だよ。バトルで勝ち残った人が貰えるらしいよ」
セリカ   「シグルド兄さんはディアドラさんの所に行ったわ。皆を見たら恋の炎が燃え上がったんですって」
ミカヤ   「ふ~ん。…リーフは?」
アルム  「すこし前に皆に吹っ飛ばされたよ」
*回想はじめ*       
 リーフ『ハァ?Dナイトの方がカッコイイおねぃさんが多くてイイじゃん。常考。
…ちょっ、皆で一斉になんて卑怯すぎる。 くっ…いつもやられてばっかりだと思うなよ!
しね!コノヒトデナシどもめ!!
……ゴメン、ウソ、ユルシテ……このひとでなしーーー!』
*回想おわり*
ミカヤ   「…いつもどおりね。それじゃぁ…あそこで倒れてるエリンシアはどうしたの?」
セリカ   「アイク兄さんの台詞がツボにきたらしいわ」
ミカヤ   「…よく見ると鼻血に浮いてるわね。しかも涙流しながら恍惚とした表情を浮かべてる。
       本人的には幸せ、ってことで放っておいた方がいいのかしら?」

アルム  「で、僕たちは本を預かりながら、まったりと皆を見守ってるんだよ」
セリカ   「傷ついたらいけないからって渡されたの。私達なら盗らないから大丈夫だって」
ミカヤ   「一体どんな本なの?教えてくれない?」
アルム  「見てみる?ミカヤ姉さんなら、チョット見るくらいは大丈夫だと思うよ」
セリカ   「持って行こうとすると皆から攻撃されるから気をつけてね」
ミカヤ   「あなた達は見てないの?」
アルム  「興味ないから」
アルム&セリカ『ねー』

ミカヤ   「ペラリ…なになに…

【秘境を舞う  飛竜が見たトラキア山脈 絶景スポット】
【誰よりも 強く 賢く 美しく 正しく なるための方法】
【落石で】魅惑のデートスポット  ボルトアクスイルミネーション【トドメ】
【特集! あの人の秘密の過去は!?
 『お兄様は昔天馬に乗っていた』!? 衝撃の発言の真実を探る!
 美しき天空の覇者の過去が今明らかになる!?】

ミカヤ   「やっぱりDナイトって人気あるのね。わたしもクラスチェンジしちゃおうかしら…」

      『         え       っ      !?       』