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Last-modified: 2008-10-07 (火) 20:37:47

779 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/07/10(木) 16:48:29 ID:e24ZyzLG
シグルド「私はこの兄弟の中ではアイクの次くらいに強いはずなのだが、どうもそれをネタにされる機会が無い気がする。何か強さと威厳を醸し出す方法はないものだろうか」
アレク「武道でもやれば自然とシブい男になれるんじゃないんすか?」
シグルド「それだ!早速剣道を始めよう!」
武道館
ノイッシュ「シグルド殿、その竹刀は?」
シグルド「ああ、これか。アルヴィス殿から頂いた『銀の竹刀』だ!」
アレク「対戦相手を殺す気っすか!それより防具は?」
シグルド「シスターは鎧も兜も付けなくても死なないくらいだ。必要ない。」
ノイッシュ「(俺たちが前線に突っ込まされるからなんですけどね・・・)では初心者ですが早速実戦から始めましょう。アーダン、頼む」

アーダン「俺の防御力27の前ではどんな攻撃も無力!俺は絶対に負けはしない!」
シグルド「当たったら負けだろう」
アーダン「そうだった」
シグルド「もっとマシな奴はいないのか?これでは話にならない」
ノイッシュ「困りましたね。俺とアレクでは束いなっても勝てないでしょうし・・・」
??「なら私が相手になろう」
シグルド「あなたは漆黒の騎士!」
アレク「どう見ても女性なんですけど」
シグルド「じゃあメグか」
??「喧嘩を売ってるのか?ほら、この『竹の大剣』を見れば思い出せるだろう?」
シグルド「なるほどアイラか!君も剣道をやっていたのか」
アイラ「12歳までやっていたが途中で止めてしまってしまってな、本当に久しぶりだからまだ思い出せないことも多いがよろしく頼む」
シグルド「おおよそ20年ぶりといったところか」
アイラ「今すぐ10年ぶりに訂正しろ」
シグルド「断らせてもらう、そもそもなぜシャナンに『アイラ』と呼ばせることを強制している?『叔母さん』と呼ばれると『オバサン』であることを指摘された気がして虫唾が走るからじゃないのか?」
アイラ「グッ・・・」
ノイッシュ「わけの分からない追求はやめてください!さっさと試合を始めますよ!」

アイラ「絶対にタダでは済ませない。覚悟しろ」
シグルド「私とて転んでもタダでは起きるつもりはない」
ノイッシュ「始め!」
アイラ「食らえ!流星剣!」
アレク「早い!しかも全部胴(防具無し)に入った!」
シグルド「流石だ、まさかこんなに早く負けるとは」
アーダン「まだ終わってないですよ。『胴』と4回しか言ってないから有効打突になってませんからね」
アイラ「タダでは済ませないといったはずだぞ?さあ立て!」

こうしてシグルドは何とか一本をとるまでに50発以上も食らって、医者が真っ青になるほど青アザだらけになった…らしい