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Last-modified: 2008-10-13 (月) 22:00:33

226 名前: 竜牙将軍の肉屋(1/2) [sage] 投稿日: 2008/07/27(日) 22:43:19 ID:ipIn0nAf
ヴァイダが肉団子作る支援会話あるんで思いちまったぜ。

【肉屋・竜牙将軍 本日開店】

マリナス「おお!新しい店がありますな!折角だから何か買いますかな。」
ヴァイダ「らっしゃい!」
マリナス「ほほう・・・ロース切り身にひき肉にソーセージにはたまたコロッケまで・・・。小規模ながらも品揃えは充実してますな。」
ヴァイダ「ありがとうよ。あんたが初めて店に来た客だ。惣菜の肉団子を試食してみるかい?」
マリナス「かたじけない。・・・むむ・・・旨い!」
ヴァイダ「当たり前さ!店を開く前はベルン署食堂で大鍋を振るったこともあるんだからね!」
マリナス「さようですか。・・・ところで女将、肉の種類が書いてないようですが、例えばこの肉団子のひき肉は何の肉ですかな?」
ヴァイダ「知らないよ!」
マリナス「は?」
ヴァイダ「どうだっていいじゃないかそんな事は!ちゃんと私の舌で味見して捌いてるんだからね。それともあんた、うちの肉にケチをつける気かい?(肉切包丁の刃をギラギラさせながら)」
マリナス「め・・・めっそうもございません!」
ヴァイダ「で、何を買うんだい?冷やかしだったら只じゃおかないよ?」
マリナス「ひいぃぃぃっ!・・・で、ではポテトコロッケを肉抜きで!」
ヴァイダ「・・・あんた私を馬鹿にしてるのかい?(包丁を研ぎながら)」
マリナス「も、申し訳ございません!謹んで肉入りコロッケを買わせていただきます!」
ヴァイダ「あいよ!一つ120Gだよ!」
マリナス「ははーっ!一つだけ下さいぃぃ!」
ヴァイダ「今日は開店日でめでたいからね。二つおまけしてやるよ。」
マリナス「あ・・・有難うございますううう!!」
ヴァイダ「また来なよ!」

アイク「む・・・今すれ違った髭のおっさんの紙袋から肉の匂いがした。それもとびきり旨そうな肉だ。」
エリウッド「ちょっと兄さん。僕達はエリンシア姉さんのおつかいで買い物に来てるんだよ?今日はロナンさんの店で干物を買ってきてって言われたじゃないか。」
アイク「そうだったな。クンクン・・・どうもあの紙袋の中身が向こうで売っているらしい。見るだけなら構わんだろう?」
エリウッド「同意を求めつつふらふらと早歩きで先に行かないでよ。・・・んもう、しょうがないなぁアイク兄さんは。待ってってば。置いていかないでよ。」

ヴァイダ「らっしゃい!」
アイク「肉はあるか?」
ヴァイダ「うちはその肉を売っている店だよ!ちゃんと看板見ておくれ!」
アイク「そうかすまない。ところで女将、この中で一番旨い肉はどれだ?」
ヴァイダ「うちのおススメはこの「漫画肉」さ!良かったら試食するかい?」
アイク「うむ、そうさせてもらおう。いただきます。む・・・旨い!旨すぎる!例えて言うなら流星と月光と太陽が合わさって天空になってさらに陽光の追撃を喰らったような旨さだ!」
ヴァイダ「あんた中々嬉しいこと言ってくれるじゃないか!気に入ったよ!」
エリウッド「はぁ はぁ・・・ごめんくださーい」
ヴァイダ「らっしゃい!」
エリウッド「あ、いたいたアイク兄さん。あまり寄り道しちゃ駄目だよ?早くロナンさんとこの魚屋で今日のおかずを買わなきゃ。」
ヴァイダ「そこのあんた!」
エリウッド「え?あ・・・僕?」
ヴァイダ「あんた以外に誰がいるってんだい!?いい度胸だね肉屋の私の前で魚屋でおかずを買う話をするなんて!」
エリウッド「す・・・すみません!(怖いお姉さんだなぁ・・・)」
アイク「エリウッド。」
エリウッド「な・・・何?兄さん?」
アイク「(がっしりとエリウッドの肩を掴み)今日のおかずはこの店の肉がどうしても食べたい。」
エリウッド「え・・・それは出来ないよ。だって今日は干物を買うくらいの持ち合わせしかないし。」
アイク「そうか・・・安西先生、肉が食べたいです・・・!」
エリウッド「う~ん、困ったなぁ。」
227 名前: 竜牙将軍の肉屋(2/2) [sage] 投稿日: 2008/07/27(日) 22:44:23 ID:ipIn0nAf
ヴァイダ「なぁ、あんた。」
エリウッド「あ、ごめんなさいお騒がせして。」
ヴァイダ「連れがこんなにもうちの肉を気に入ってくれてるんだ。私だって鬼じゃないんだ。今日だけ一つ分の値段で一家分の数を売ってあげるよ!」
エリウッド「え・・・。そんな悪いですよ・・・!」
アイク「(ヴァイダの手を握りながら)ありがとう。あんたは俺の女神だ・・・!(超良い笑顔)」
エリウッド「(ああ・・・兄さんのフラグの犠牲者がまた一人・・・)」
ヴァイダ「・・・・(しばし笑顔に見とれボーっとする)・・・・はっ!い、いいんだよ。私だって喜んでうちの肉を美味しい美味しいと買ってくれるお客さんなら大歓迎だからさ。で、家族は何人だい?」
エリウッド「いいんですか?僕を入れて15人ですけど。」
ヴァイダ「じゅう・・・!?」
エリウッド「あはは・・・多いですよねぇ。一番上が姉で(ドキュンドキュン)歳、末っ子が中学生です。」
ヴァイダ「・・・あんた達大変な家に住んでるんだねぇ。よし、女に二言は無い。好きな肉を選びな!」
アイク「じゃあさっきの漫画肉を。」
エリウッド「ヒソヒソ(ちょっと兄さん!これ一番高い肉じゃないか!もうすこし気を使いなよ!)」
ヴァイダ「いいんだよ坊や。今日はこのヴァイダ様のおごりだ。今度からひいきにしておくれ!」
エリウッド「あ・・・ありがとうございます!!!」

エリウッド「っていうわけで、今日のおかずはお肉になっちゃったんだけど・・・。」
リーフ「いただきます。(ぱくっ)むむむ・・・適度に脂身の乗っていてそれでいてしつこくなくてあっさりとしている・・・!まるで口の中が聖戦士の書でドーピングされてるみたいだ!」
エリンシア「まぁ、本当に美味しいですわ・・・!口の中でバアトル様がブートキャンプをなさっているよう・・・!」
セリス「肉はあまり好きじゃないんだけど、この肉でにっくにくにされちゃった。」
エイリーク「でも本当に良かったのかしらこんな美味しいお肉を破格で売っていただいて。」
ヘクトル「相手がいいって言ってたんだろ?気にするなよ!」
リン「あんたが言うかっ!!」
アイク「うむ・・・あの店が赤字で潰れると俺が困る。だが俺の稼ぎも限られている・・・どうすればいいんだ・・・?」
マルス「うーん、じゃあ僕はその肉屋さんの宣伝を口コミで広げてみるよ。無償で。」
ロイ「うわ!明日は大雪だね。
セリカ「じゃあ私は私の下僕・・・じゃなかったミラ教の信者さん達に肉はそのお肉屋さんで買うよう薦めてみるわ。」
アルム「僕はセリカの意見なら何でも大賛成。一生ついていくよ。」
シグルド「KINSIN自重しろ」
ミカヤ「じゃあ私は占いでそのお肉屋さんで買うように(ry」
エフラム「ヒー二アスにそれとなく薦めてみるぞ。あの家は金持ちだから気に入ったらどんどん買いそうだ。」

こうして紋章町商店街に新しくできた肉屋はじわじわとその評判が広まり、繁盛していきましたとさ。