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Last-modified: 2008-10-13 (月) 22:09:07

348 名前: ハンバーガーを食べに行こう [sage] 投稿日: 2008/08/03(日) 16:16:06 ID:NzqWXl3d
ロイ  「兄さん、新しいハンバーガーショップができてるよ」
リーフ 「うん?マケドナルド?白面の道化師がガーネフおじさんにボコられて涙目になっているのが目に浮かぶのは何でだろう?」
マルス 「ガーネフおじさんも、おじさんじゃなくておじいさんって年頃だと思うけどね。大体、白の付け髭と白髪のかつらが…」
ロイ  「と、とにかく入ってみようよ」

?   「いらっしゃいませー」
?   「お客様3名入りまーす」
マルス 「パオラ先輩とエストじゃないですか。あぁ、だからマケドナルド…」
ロイ  「兄さん?」
マルス 「ん?いや、何でもないよ」
パオラ 「あら、マルスさん。」
リーフ 「巨乳のエロ可愛いお姉さんキター」
マルス 「でも、校則じゃアルバイトは禁止ですよね?エストはともかく、真面目なパオラ先輩が何でアルバイトなんかやってるんですか?」
エスト 「ともかく、だなんてマルス先輩ヒドいですよー」
マルス 「はは、ごめんごめん」
パオラ 「ミネルバ様の孤児院はご存知ですよね?さすがに、この不況の時代にどうにも金銭面で苦しくって…」
エスト 「それで、ミネルバ様のお兄さんのミシェイルさんが手助けの為のお金稼ぎにファーストフードに手を出したんですよ」
パオラ 「校則を破るのは心苦しいですが、私達3姉妹、恩義ある人にどうしても恩返ししたくて止むを得ず一肌脱いだわけです」
マルス 「あぁ、じゃあカチュアもいるんですね。大丈夫、学校には黙っておきますよ」
リーフ 「巨乳のエロ可愛いお姉さまの人肌だなんて…僕、もう駄目…」
エスト 「お、お客様…?急に鼻血を噴水のように出されて…大丈夫ですか?(ロディ君どうしちゃったんだろう?他校の制服着てるし…)」
パオラ 「え、えーと…あ、カチュアなら厨房にいますよ。呼び出しましょうか?」
マルス 「いや、仕事の邪魔しちゃ悪いですからね。折角だから何か食べていきますよ」
349 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/08/03(日) 16:17:29 ID:NzqWXl3d
ロイ  「えーと、このドラゴンレタスバーガーって…」
エスト 「はい、昔、パオラ姉さまが手槍で倒した武器屋の裏のドラゴ…むっむぐ…」
カチュア「こーらエスト何言ってるのよ。大丈夫ですよ、お客様。レタスの色が新鮮で飛竜のような鮮やかな緑、のドラゴンですから。
     実際は中身はベーコンとレタスです。そうよね、姉さま」
エスト 「ひゅうひ、ひゅうほうはらほんできて、はひふんほほー!(急に厨房から飛んできて、何すんのよー!)」
パオラ 「どうだったかしらね、忘れちゃったわ」
ロイ  「(別に無理に隠さなくて良いと思うんだけどね…アイク兄さんがドラゴンの肉は美味いって言ってたから少し興味あったし…)」
マルス 「カチュアお疲れ様。厨房に、レジにと大変だね」
カチュア「はい。ですが、やり甲斐のある仕ごt…ままままままま、マルス様…い、いつからそこにいらしてたんですか」
マルス 「…?最初からいたけど?ねぇ、このアンハッピーセットって言うのはどんなの?」
カチュア「は、はい、ハンバーガにおまけでマチス人形が付いてきます」
パオラ 「このように背中のボタンを押すと…」
人形  「レナ…ばかな兄ちゃんを許せ」
エスト 「まぁ、売れ行きはさっぱりですけどね」
ロイ  「(そりゃ売れないよね…)
リーフ 「(幸運が低いならむしろお姉さんの方が…)」
マルス 「僕はドラゴンレタスバーガーにポテトにコーラで」
パオラ 「でしたら、こちらのトライアングルアターック!の方がお得ですよ」
マルス 「うん、じゃあそれで。ロイは?」
ロイ  「僕も兄さんと同じで良いよ」
リーフ 「僕もそれで。あと、スマイル一つとお姉さんをお持ち帰りで」
パオラ 「あらあら、お上手(ロディ君、本当に今日はどうしちゃったのかしら?)」
カチュア「今すぐお作りしますね」
マルス 「うん、楽しみにしてるよ」
カチュア「まままま、任せてください、腕を振るって作りますから」
350 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/08/03(日) 16:19:43 ID:NzqWXl3d
厨房にて
カチュア「(ティータさんから貰った黒魔術の本によれば、食事に自分の髪の毛を混ぜることで意中の男性の心を手に入れられるとか…
      だ、ダメよ、…マルス様にはシーダ様と言うお相手がいるんだから…あぁ、でもこの機会を逃したらきっと次は無いわ)」
?   「…さまー」
カチュア「(そうよ、女は度胸よ。きっと帰る頃には
『神よ、もし私たちの愛が罪だというならその罰は私一人に与えよ! 私は誓う!たとえこの身が切り刻まれようと決して後悔などしない』
     って…三人とも同じ物だから、マルス様が食べるとは…いや、でもきっと運命の神様は私に味方してるわ。ファイト、カチュア)」
エスト 「姉さまってばー」
カチュア「何よ!!!!…あ、あら、エストどうしたの?」
エスト 「できてるなら、冷めない内に持っていかなきゃ。もう、急に大声出すからびっくりしちゃった」
カチュア「良いわ、私が持って行くから」
エスト 「え?でも…」
カチュア「い い か ら」
エスト 「変なのー」

結局、髪の毛は混入させず、そのまま出しました。
店の方はドラゴンステーキの珍味と看板娘の美人3姉妹のおかげで売り上げは上々のようです。

おまけ
他兄弟がマケドナルドに来たら
アイク  「うん、やはりマケドニア産のドラゴンステーキは良い。」
カチュア 「(何でこの人、分かるんだろう…)」
アイク  「(生産ラインが確保されているなら、ドラゴンを倒している者は中々の強者だろう。是非、一度手合わせ願いたいものだ)」

シグルド 「フュリー、仕事の掛け持ちは社内規則で禁止されているはずだぞ」(※)
パオラ  「あのーお客様…?」
セリス  「あ、フィー、髪の毛染めたの?ピンクも似合ってるよ」(※)
エスト  「えーと…」

パオラ  「いらっしゃいませー」
エイリーク「弟 子 に し て く だ さ い」