13-220

Last-modified: 2008-10-19 (日) 13:34:17

220 名前: 池の引率物語 [sage] 投稿日: 2008/09/10(水) 13:17:27 ID:+3auavTh
グランベル高校の校門。
普段ならばまばらにいるはずの人々が、今日は校庭の中央部におかれたスピーチ台をぐるりと囲む形で並んでいた。
クルト「あー、君たちも知っているかと思うが、今、紋章町の各地に変態女神やらバーサーカー兄弟やらがあふれていて非常に危険である。
    特に今日はゼフィール署長とブレンダン組長が斧VS剣で勝負しているため、FETVが『外に出たら死ぬ日』警報を出したほどの危険な日である。よって、集団下校を実施することにした。引率者を紹介する。ではアイクさん、どうぞ」
アイク「アイクだ。校長に依頼されたが、ユグドラル区の地理はほとんど知らん。だから、家を回る時は案内をしてくれないか? 頼む」
通称ミマモッテクレナイカタノムスマイルを繰り出したアイクに、気絶する女子多数。というかラナオウユリア以外全ての女子が気絶。
壮絶な数のフラグをゲットしたアイクがスピーチ台を下りると同時に、校舎の北に白い光が上がった。
クルト校長は即刻の退却を命令し、アイク率いるグランベル高校生は、全員校門に向かって走り出した。

セリス「うわー、凄いやアイク兄さん」
ユリア(危ない……クラッときてしまいましたわ……。精進しないと)
ラナ「すさまじい威力でしたね、セリス様。でも私は大丈夫でしたよ?」
セリス「ラナはすごいな。僕が女だったら耐えられる気がしないよ」
ユリア「私はセリス様にされればすぐ気絶できますわ!」
ラナ「私だって!」
ユリウス「五月蠅いぞ! 静かにしろ!」
つ【ナーガ】つ【杖ボコ】
ユリウス「アッー!」
生徒会員「会長! しっかりしてください!」

アイク「ほう……なかなかやるな、あいつら」
ラクチェ「……それはよろしいのですが。とりあえず、ほとんどの生徒はこのあたりのマンション区に住んでいますよ」
アイク「そうなのか? エレブ区の竜の門に行ったときはこのあたりにマンションはなかったはずだが」
ラクチェ「最近できたんですよ。中流から上流階級クラスの人が多いから、このあたりを通ると夕食の匂いがすごくて」
アイク「部活動の後とかは、辛そうだな」
ラクチェ「あ、わかります?」
アイク「俺が傭兵科の授業から帰る時はそうだったんだから、部活帰りは余計そうだろうと思ってな」

遠くから見ている女子生徒達。
女子生徒「ラクチェ……後で殺すわ」
その手には☆100付きの武器がずらりと。

224 名前: 池の引率物語 [sage] 投稿日: 2008/09/10(水) 17:46:52 ID:+3auavTh
遠くから見ている原作でラクチェと結婚できる人々。
ラクチェと結婚できる人々「あのゴリラ殺す」
その手には他作品だろうと専用武器だろうと気にせず集めた神器の群れ。

そんな周囲の殺意をものともせず、ラクチェとアイクのキャッキャウフフ(に見える)会話は続く。
アイク「ところで、あんたは卒業したらどうするんだ?」
ラクチェ「流星軒を継ごうと思ってるんですけど、工務店に努めるのも悪くはないかなぁ、とも思ってます」

一般女子生徒「おのれラクチェェェェェェェェェェェェェ!」
ラクチェとフラグが立っていた人々「おのれゴリラァァァァァァァァァ!」

アイク「……いや、工務店には最上級職じゃないと入れないんだが」
ラクチェ「……え?」
アイク「魔殿の修理なんかは当然、女神の棟の補修とか粉々になった竜の門の再建とかもあるし、他の区……、 
    たとえばヘルシン区に行って戦闘狂の吸血鬼と対決しながらロ○ド○市街を修理したり豚流猫区に行っ
    てドラゴン一撃で殺せたり範囲攻撃してきたり一振りで二回攻撃できる剣を持ったピザのおっさんと戦
    いながら迷宮を改修したりしなきゃいけないしな。いくら流星使えても最上級の能力値じゃないと死ぬだろ」
ラクチェ「そう……ですか。じゃあ諦めて流星軒継ぐことにしますね……」
アイク「ああ、そうしたほうがいい。ついでに、その緑風目で俺を見るな」
ラクチェ「すいませんでした……」
走り去るラクチェを見て、遠くから見ていた女子生徒は狂喜乱舞。
一般女子生徒「ひゃっほう! さすがフラグクラッシャー、そこに痺れる、憧れるゥ!」
走り去るラクチェを見て、遠くから見ていたラクチェとフラグが立っていた男子生徒は怒髪衝天。
ラクチェと(ry「あのゴリラァァァァ! よくも漏れらのラクチェをォォォォォォォ!」
バルフレチェやらレクスフレイムやらアルマーズやらデブ剣やらをもった人々がアイクに殺到しようとする。(最後の一人は重さのせいで動けないが)
セリス「やめなよみんな! どう頑張ったってアイク兄さんには勝てないんだよ!」
レスター「いや!」ヨハン「俺たちの手にかかれば!」ヨハルヴァ「人間台風にだってきっと勝てる!」シャナン「動けねえ!」
セリス「でも君たち、この間漆黒さんと戦ってボロ負けしてたじゃないか! アシュナードさんにだって勝てないだろう!? アイク兄さんはあの二人の上を行くんだよ!? どうやって勝つのさ!」
レスター「お前が入れば勝てる!」ヨハン「おまえだってラクチェとフラグ立ってるだろう!」ヨハルヴァ「参戦すべきだろう!」シャナン「動けねえ!」
セリス「何言ってるのさ! 僕はユリウス一筋だよ!?」

ざわ……ざわ……

ユリア「……兄上?」ラナオウ「ユリウス会長……?」
ユリウス「や、やめろ! 俺を睨むなユリア! 指をパキパキ鳴らすなラナオウ!」
セリス「ユリウスもそうでしょ?」
ユリウス「セリスてめえ!」
ユリア「どうやら決定ですわね」ラナオウ「死ぬがよい」
ユリウス「アッ――――――ー!」

アイク「……楽しそうだな」
ティニー「どうすればそんな解釈になるんですか?」
アイク「無敵を目指す者にとって、全てが学ぶべき対象だ。俺は、師匠とひろしにそう教わった」
ティニー「ひろしキター」
アイク「ということで参戦しようか」

ユリウス「ロプトウスなめんなよ!」
ユリア「兄上こそナーガをなめないでくださいませ!」
ラナオウ「この拳の前ではロプトウスなどかすむわ」
アイク「この天空の前ではお前たちも皆かすむ。来るがいい」
ユリウス&ユリア&ラナオウ「アッ――――ー!」
アイク「喧嘩は両成敗だ。いいから進め、集団歩行が終わらんだろう」

因みに、行く先々でアイクは紙袋いっぱいのステーキ肉を貰って行ったとか。

終われ