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Last-modified: 2008-10-19 (日) 13:35:44

261 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/09/13(土) 22:17:31 ID:slT8Y4PQ

※現実の法律問題とは違う点があるかもしれません。

黒い牙、アジトにて
ライナス 「(AKJ外伝の話)って事があってよ。」
ロイド  「そうだったのか。言ってくれれば助太刀くらいには行ったぞ?」
ライナス 「気にすんなって。兄貴は別の仕事があったんだろ?何とか問題なくすんだことだしな。」
ロイド  「そうか。・・・それにしても、あのAKJ同盟にニノが入っていたとはな・・・。」
ライナス 「泣かせてくれるよなぁ。兄が嫌いな女子はいません、俺のことをそんなに思ってくれてるなんてな。」
ロイド  「おいおい、ニノのことだ。どちらか片方なんて事はないだろう。だから『俺達の事を』じゃないのか?」
ライナス 「おっとそうだな。あと、俺も兄貴のことは相当気に入ってるぜ?」
ロイド  「おだててもリガルブレイドはやらんぞ?」
二人   「HAHAHAHAHA!!!」

そんな会話を影で聞いている男が一人。「死神」こと、ジャファルである。
表情にはださないが、自分は兄的ポジションではないことにかなり狼狽している模様。
ジャファル「(あそこしかないか・・・)」

マルス  「珍しいですね、急にどうしたんですか?仕事なら最近は・・・」
ジャファル「・・・聞きたいことがある。お前なら詳しいだろうと思って・・・。」
マルス  「はい?・・・まぁ、モノによりますが、僕にわかることでしたら。」
ジャファル「・・・血のつながっていないヤツと、家族にはなれるのか・・・?」
マルス  「・・・そりゃ結婚すれば出来るでしょう。
      あ、違うんですか。(珍しいな、こんなに真っ赤なジャファルさん。)」
ジャファル「兄弟とか、姉妹とか、そう言う意味でだ・・・。」
マルス  「そうですね・・・合法的なやり方で言えば・・・養子とかが良いんじゃないですか?」
ジャファル「!!」
マルス  「(『それだ!!』みたいな顔してる・・・)しかも、血がつながってないから結婚も出来ますしね。」
ジャファル(目をキラキラさせている)
マルス  「えっと、僕の知り合いにそう言った手続とかに詳しい人いますから、紹介しましょうか?」
ジャファル「(コクコク!)」
マルス  「ま、まぁ、ジャファルさんにはいつもお世話になってますからね、これが連絡先です、どうぞ。」
ジャファル「・・・(ぺこり→シュバッ!!)」
マルス  「ああ、行っちゃった。ちなみに今のはお辞儀をしてすごいスピードで
      出ていった描写です。あれ?そういやここの法律じゃ・・・。」
262 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/09/13(土) 22:18:17 ID:slT8Y4PQ
某法律事務所
法律家  「ああ、貴方がジャファルさんですね?マルスさんから話は聞いています。
      え?私の名前?ハハハ、作者が法律家にふさわしいキャラがわからなかったんですよ。
      それはおいといて、養子縁組の話ですか。でしたら、先に保護者になる方の了承をとってきて下さい。」
ジャファル「保護者・・・頭領の事だな。」

黒い牙アジト
ブレンダン「ん?どうしたジャファル?・・・なるほど、そう言うことか。良いだろう。
      お前が家族になると言うのなら心強い。ワシの血判を持っていけ。これなら証明になるだろう。」
ジャファル「・・・感謝する。これからもよろしく頼む。」

法律家  「はい、これなら十分法的根拠になります。あとは私がやっておきますから、
      これで明日から貴方はリーダス家の一員です。」
ジャファル「・・・感謝する。(ぺこり)」

再び黒い牙アジト
ジャファル「これで俺もニノの兄に・・・」
ニノ   「あっ、ジャファル!!」
ジャファル「(ビクッ!!)ニノか。」
ニノ   「父さんから聞いたよ、あの話。」
ジャファル「そうか。」
ニノ   「ジャファルが家族になってくれるなんて私嬉しいな。」
ジャファル「(///)」
ニノ   「そっか-。でもこれで私もお姉ちゃんかー。」
ジャファル「・・・は?」
ニノ   「さっき法律家の先生が来て言ってたよ。『ジャファルさんは年上ではありますが、
      このリーダス家で一番の新入りさんなので、末っ子と言うことになります。
      元々法律で決まっているんですよね。』って。」
ジャファル「――――!!!」
ニノ   「だからこれからはジャファルは私のことを『お姉ちゃん』と呼びなさい!(えっへん)」
ジャファル「・・・ニノ・・・お姉、ちゃん・・・。」

ジャファル「・・・『これはこれでアリだな』って思ったところで目が覚めた。」
エフラム 「おまえ、それは疲れているんだよ。」

終わり