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Last-modified: 2008-10-19 (日) 13:30:22

74 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/09/01(月) 19:02:53 ID:BKrSq0TW
ネフェニー「何で自分の思うことをはっきり言えないんだろう……。だめだあたし……早く何とかしないと……」
???「そこの綺麗なおねーちゃん、こっちこっち自分を変えたいなら来てみ」
ネフェニー「……(怪しすぎるけど、良いチャンスかも)」
名札には、『おるてぃな』の五文字が書いてある。
オルティナに引きずられてネフェニーが入った小屋。
そこには最新の液晶テレビがあった。ネフェニーの安月給(グレイル工務店塗装師自給546円)ではとても手が届かない代物である。
オルティナがテレビの電源を入れると、いきなり重苦しい音楽が流れる。

デーデッ! デーデッ! デデデデーデデー! デーデッ! デーデッ! デデデデーデ(ry

その音楽を背景に、二人の人物が登場した。
一人は漆黒の鎧に身を包んだ重騎士。もう一人は、背から黒い翼を生やした超美形の男性。
その二人が、紋章町各地の砂漠で発見される二人組みのバーサーカーのような調子で喋り出す。
しっこく『聞いたかいセフェラン』
セフェラン『聞いたよしっこく』
しっこく『自分を変えたいんだってねセフェラン』
セフェラン『そうだねしっこく』
しっこく『僕たちが彼女をプロデュースしてあげようか? セフェラン』
セフェラン『そうだねしっこく』
そんな二人組みを見ながらネフェニーは、
ネフェニー(デス&ヘル、ローズ&……サリーだっけ?)
発見情報に書いてあった名前を一生懸命思い出そうと無駄な努力をする。
そんな彼らの語りも佳境になり、バックの音楽が早さをます。
しっこく&セフェラン『テレビの前にいるあなた!』
しっこく『貴女に良い音楽事務所をご紹介!』
セフェラン『その名も、漆黒&デスレコーズ!』
しっこく『電波なサラさんが社長を勤めるとってもフリーダム&クレイジーな、正に紋章町を代表する音楽事務所なんだ!』
セフェラン『今は最大級の人気を博するバンド、『突貫国王』や『回転国王』なんかもこの音楽事務所出身なんだよ!』
ネフェニー(へー、そうなんだ)
美形の台詞に、ネフェニーは思わず感心したような表情を作る。
オルティナ「入りたいですか? 入りたいですね? ならば是非この書類に血判を!」
ネフェニー「入ります! 血判押します!」

ネフェニーが契約をした数日後、紋章町の歓楽街で青い鎧と青い兜で顔と体を隠した女性が出没するようになったとかならないとか。
その女性に付きまとうレズ盗賊が つ【怒り+ゼーンズフト+必殺】で
ギャーギャーワーワーメメタァ! ダカラワタシヲミテ! イッショニシンデチョウダイ! ダキュンダキュン! コノヒトデナシー!
な状態になったとかならないとか。

確かに自分を変えることができたネフェニーは、昔は温厚だったアシュナードやゼフィールのように世紀末覇者になったとかならないとか。
実はアシュナードとゼフィールが壊れたのは漆黒&デスレコーズのせいだという噂になったそうな。