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Last-modified: 2008-12-07 (日) 23:42:34

400 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/10/28(火) 15:49:17 ID:J20NRmC4
ルーテ「以前発明した者の使い道を思い立ちました。フォルデさん、アスレイ、ついてきてください」
アスレイ「いいですけど……どんな発明品でしたっけ? ルーテさんの発明品はたくさんありますから、どれがどれだか私にはわからないのですが」
ルーテ「詳しくは6スレ目>62を参照してください」
フォルデ「……わかったが、俺が付いていく必要あるか?」
ルーテ「おそらく必要になるかと。50%ほどの確率で必要になります」
フォルデ「そうかい。じゃあ仕方ないな」
ルーテ「はい。仕方ないので、私たち二人を乗せて竜王家に向かってください」

ユリア「ナギお姉様の睡眠衝動を抑える機械、ですか?」
ルーテ「はい。このヘルメットは欲求変換君と言いまして、装着した者の一番強い欲求を別の欲求に変えることができます」
ユリア「はぁ……たとえばどんな効果が?」
ルーテ「へザーさんは性的嗜好が普通になりました」
ユリア「把握しました。欲求のベクトルを変換する機械ですのね」
ルーテ「理解していただけて幸いです。では、ナギさんのところに案内してください」
ユリア「どうぞ、この奥です」
ルーテ「アスレイは待っていてください。フォルデさんはついてきてください」
フォルデ(嫌ーな予感がするな……)

ユリア「では兄上、ナギ姉様を起こしてください」
ユリウス「あー、ユリア? 君は僕が神竜のブレスに弱いということを知っていてそんなことを言うのかい?」
ユリア「はい。それともナーガの必殺を食らったほうがいいというのですか? 私はそちらでも一向に構わないのですが」
ユリウス「やらせていただきます」
ユリウス「姉さん、起きてくれ。お客さんが来てる」
ナギ「……」
ユリウス「姉さん! 起きてくれって言ってるだろ!」
ナギ「眠いって言ってるだろうがこの凸介野郎! グー」
ユリア「起きませんね」
ルーテ「そのようですね」
フォルデ「この天然さんたちはまったく……ルーテさん、欲求変換君を貸してくれ。実験を開始する」
ユリア「そうですね。ではフォルデさん、よろしくお願いします」
ルーテ「フォルデさん、よろしくお願いします」
フォルデ「はい。……装着したぞ。次はどうでしたっけ?」
ルーテ「その赤いボタンを押してください」
フォルデ「赤いボタン、っと……よし、完了」
ルーテ「様子はどうですか?」
フォルデ「目を覚ましたみたいだ。へ? ナ、ナギさん、いったい何をうわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ルーテ「どうしました?」
フォルデ「ナギさんが化身しました! 俺を食べようとしt……コノヒトデナシー!」
ユリア「どうなりましたか?」
ルーテ「睡眠欲が食欲に変換されたようです」
ユリア「そうですか。まあ、起きているんだからいいでしょう」
ユリウス「よくないと思うんだけどな……第二のイレースはきついと思うな……」
ユリア・ルーテ「どうとでもなります」
ユリウス「……そうかい」
フォルデ「いいから俺を助けてくれ――――! ぐふっ」
ナギ「フォルデさんおいしいです」