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Last-modified: 2009-01-06 (火) 22:54:55

161 名前: 本当にあった(マルスにとって)怖い話 [sage] 投稿日: 2008/11/21(金) 21:42:11 ID:ZRGdAmLL
~地区対抗格闘技大会イベント戦会場~
ここは様々な条件の下、提示された課題をクリアしていく会場だ。
今日マルスは、数回大乱闘を行った後ここに呼ばれ『ホントの最終決戦』をノーミスでクリアし、控室に戻ってきたところだ。

マルス 「まったく、なんでこの僕がこんな事をしなければいけないんだ…。さっきの大乱闘だって、リン姉さんにはぶっ飛ばされ、ピット君には場外でボこられたり、
さっきので服が火薬臭いし…。シーダのクリスマスプレゼントを予約したいから、とっとと帰りたいな。」

ピンポンパンポン!
アナウンス 「これから、各個人に特別な課題に挑戦して頂きます。呼ばれた方は各会場までお越しください。
まず会場1にはアイク選手、デデデ選手、カービィ選手、ワリオ選手。会場2にはルイージ選手。会場3……」

アナウンス 「…以上です。次は20分後にお呼びいたしますので、各選手はリフレッシュしつつお待ちください。」
パンペンピンポン!
マルス 「各個人に特別課題だって…?くそっ。」

まだ帰れそうにないと知ったマルスは、気分転換にこの前ルーテから借りた『あるワカメヘアーの観察日記セット』を読んで時間をつぶすことにした。

マルス 「こいつはナルシスト。こいつはやたらと『?』が多い。これはヘタレ…。ロプトだし。あまりワカメには良いやつがいないのか…。ペレアス位か。ふむふむ。」

ピンポンパンポン!
アナウンス 「お待たせいたしました。呼ばれた方は各会場までお越しください。会場7には……。最後に、マルス選手は9と3/4会場にお越しください。」
パンペンピンポン!

マルス「なんで中途半端で分かりにくい名前の会場なんだ…?」

不思議に思いつつもマルスはその会場に向かった。その途中アイクと出会い、軽く話をした。

マルス 「おや?アイク兄さんじゃないですか。こんな所でどうしたんですか?」
アイク 「ん?マルスか…。いや、さっきの課題が終わった後、『会場10に来い。』と言われたんだが、迷った。」
マルス 「ああ、会場10ならあっちですよ。」
アイク 「すまんな。」
マルス 「ところで、兄さんの課題は何だったんですか?少し辛そうに見えますが。」
アイク 「ああ…。確か『激突!!グルメレース』と言ったか?『古っぽい王国』に散らばった食べ物を喰いながらゴールを目指し、速さと食べた量を競うものだった。
まあ、3位だったがな。」
マルス 「そ、そうですか…。(FE界の紫カービィを混ぜたら何が起こるだろう…)」
アイク 「ああ。おれももっと精進しないと。」
マルス 「いえ、兄さんは今のままで良いですから(汗)。」
アイク 「そうか?まあ、お前もこれから課題だし、頑張れよ。」
マルス 「ええ。早く帰りたいですし。」

二人は互いにハイタッチで別れた。

162 名前: 本当にあった(マルスにとって)怖い話 [sage] 投稿日: 2008/11/21(金) 21:43:00 ID:ZRGdAmLL
その後会場に着いたマルスは、さらに10分待つことに。

マルス 「一体、何時まで待…」

ピンポンパンポン!
アナウンス 「大変お待たせいたしました。今回マルス選手に挑戦して頂く課題は、先ほど行った課題がとても優秀だったのでそれを強化したものです。
そちらのパンフレットをご覧なった後、ステージにお越しください。」
パンペンピンポン!

そのパンフレットの表紙にはこう書いてあった。
『本気(MA★ZI)で最終決戦』。
マルス 「なになに?『剣士で彩る最終決戦。FEチックな勝負をお楽しみください』…つまり相手は剣持ち×3か…。アイク兄さんは別会場だから、緑バーサーカーと緑ネコ目、あとはメタナイト卿かな?」
そう予想を立てつつマルスはステージへ向かった。
マルス 「よっと。…2人しか居ないな。あの影だとメタナイトと…ピット君か。少し予想が外れたかな?」

気楽にステージへ向かったマルスだったが、次の瞬間絶望に落ちることとなった。

メタナイト・ピット君「「…勝負だ!!」」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」
マルス 「ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。コロコロ」
マルス 「Σ(・口・)…はっ。あの、兄さん。何でここに…?」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」
マルス 「いや、兄さんは会場10…」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」
マルス 「ちょ、ちょっと。弟の話はちゃんと…」
巨大アイク 「(ブンッ!)はあああああああああ!!!」
マルス 「Σ(゚口゚;) ビクッ!」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」
マルス 「くっ…。既にスマブラモードになっていて話にならない。ここはあいつらから説得を…。」
マルス 「あの、ピット君(黒カラー)?さっきも戦ったしもう良いと思わない?」
ピット君 「(横アピール)まだまだっ。…(上アピール)勝負だっ!」
マルス 「畜生!まだ僕を虐め足りないって言うのかっ!この堕天使めっ!」
マルス 「じゃああっちだ。あの、メタナイト卿(ピンクカラー)。今日は見たところ愛戦士みたいだけど、手加減して貰えない?」

メタナイト 「(上アピール)ふっ…。」
マルス 「あ、すいません。頼む態度じゃありませんでしたね。メタナイト卿、今日のところは見逃していただけないでしょうか?」
メタナイト 「(上アピール)ふっ…。」
マルス 「(プチッ)いや、『ふっ』じゃねーよ!頼んでんだから、人の話を聞けよっ!」
メタナイト 「(下必殺)甘いなっ…。」
マルス 「ああ、もう分かった!分かったよ!やればいいんでしょ?やれば!くそっ…。」
メタナイト 「来い!」
ピット君 「…勝負だ!」
巨大アイク 「…(ブオンッ!)覚悟しろ。」

マルス 「(シーダ…マリク……姉さん…。)『皆、見ていてくれ!』(下アピール)」
『3』
マルス (僕は…)(上アピール)
『2』
マルス 「僕は…」
『1』
マルス 「僕は…!」
『GO!』
マルス 「僕は、負ける訳にはいかないんだーーーーーーー!!」

この後マルスは、二人に袋叩きに遭っているところに兄さんからスマッシュをもらい、念願の『星の王子様(スターロード)』になれましたとさ。
チャンチャン。