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Last-modified: 2009-01-06 (火) 22:58:36

232 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/11/27(木) 18:21:54 ID:IYYI4PfN
ヘクトル「くぉ……駄目だ。科学が全くわからん。アルケンって何だよ!」
エフラム「駄目だ駄目だ駄目だ全く分からん。cosec? sinカーブ? いったいどこの言語だ」
マルス「兄さんたち……」
アルム「それは高校一年生の科目じゃないか……」
セネリオ「全くです。アイクの弟の癖になぜそこまで駄目なのか理解に苦しみますね」
ヘクトル「アイク兄貴だって同類だろJK」
エフラム「もしかすれば俺たちより酷いかもしれん」
セネリオ「たしかに、アイクの記憶力と理解力は非常に低いです。そこは認めましょう」
ヘクトル「だろ?」
セネリオ「ですが、皆無という訳ではありません。
      知っていますか? アイクの学生時代の成績を。須らく平均点以下ですが、赤点、すなわち60点を割ったことは一度たりともありません。
      その理由が、貴方達に分かりますか?」
エフラム「努力、か」
セネリオ「そうです。それこそが、アイクがアイクたりえているファクターです。
     今のあなたたちにその要素が足りているとは、とても思えませんが?」
ヘクトル「……確かに。俺は、全然駄目だった。だけどな、俺はアイク兄貴とは違う。兄貴に理解力はあったかもしれないが、俺には無いんだ」
エフラム「その通りだ。その点でも、兄さんに天性のものがあったと考えられるだろう」
セネリオ「それで? 『出来ない』とでも?」
エフラム・ヘクトル「ああ。出来ん!」
セネリオ「アイクはこう言うでしょう。『出来る出来ないじゃない。やるんだ』」
エフラム「……」
ヘクトル「……」
セネリオ「分かりましたか? 分かったならいい加減に再開しなさい。期末試験までの日数は数日、貴方達の頭の中に詰め込むべき物が山ほどあります。
     覚悟しろ。ここからはデスロードだ。弱音を吐く暇も、心の余裕も与えん!」
エフラム・ヘクトル「イエッサー!」