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Last-modified: 2009-01-06 (火) 22:58:50

250 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/11/29(土) 02:12:05 ID:5ZbetnS7
セネリオ「まったく、この程度で音を上げてるようでは先が思いやられますよ」
ロイ「そろそろ休憩にしたらどうですか?兄さん達頭から煙出てますし」
セネリオ「甘い!………と言いたいところですが、下手に詰め込んでも効率が悪くなる可能性は高いか。
     仕方ないですね。少し休憩にしましょう」
エフラム・ヘクトル「た、助かったー」

ピンポーン

アルム「あれ、イドゥンさん?」
イドゥン「エフラムさん…………また相手してもらいたくて、その……来ました」
エフラム「む、そういえば約束していたな。あまり時間は取れないが、それでもいいか?」
イドゥン「はい………大丈夫です」
エフラム「分かった。すぐ用意してくるから、そこで待っていてくれ」
セリス「イドゥンさんとエフラム兄さんで何するの?」
イドゥン「とても楽しい事です。前回二人で……した時はとてもよかったです」
リーフ「二人で、楽しくて、よかった事………(ブバッッ!)」
エフラム「何を考えている。俺達がしていたのはコレだぞ」
セリカ「将棋?」
エフラム「それで今回はどうする?角落ちでいいか?」
イドゥン「駒落ちはなしで……お願いします」
エフラム「では先手を譲ろう」
イドゥン「はい」パチ

パチパチパチパチパチパチパチパチ

リン「エフラム兄さん、ほとんどノータイムで打ってるんだけど」
エリウッド「でも、闇雲に打ってるわけじゃない。後になって気付くけど、どの手もきちんと先を見据えてる」
マルス「素早く的確に攻められると普通の人なら焦ってミスするものだけどね。
    さすがはイドゥンさんと言うべきか、軽くいなしてるね。どっちもかなりのレベルだよ」

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

エフラム「かなり上手くなったものだ」パチ
イドゥン「ヤアンお兄様とメディウスお爺様に…………たくさん教わりましたから」パチ
エフラム「成る程。今度はじっくり戦おう。そうすればもっといい勝負が出来る」パチ
イドゥン「あっ…………ありません」
エフラム「こっちが急かした部分があるからな。何だかんだでペースを乱されたんだろう。
     普通にやっていればどっちに転んでもおかしくない」
イドゥン「そうですか………次にするのを楽しみにします」

ヘクトル「ちょうど十五分で終わらせやがった」
エイリーク「私は将棋には詳しくありませんが、とても良い勝負だったのではないでしょうか」
セネリオ「どうして、あれだけ頭の回転が速いのに算数レベルの問題が解けないんですかー!!」

エフラムについては普通の教科書は駄目だけど、戦術書とかは面白そうに読むイメージがある