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Last-modified: 2011-06-07 (火) 23:03:52

 ~ベグニオングループ~
テリウス地区最大規模にして、紋章町四大企業(リゲルコンツェルン・グランベル商事・グラド重工)の1つである。
その中でもベグニオングループは幅広く業務を展開しており「産婦人科から墓石まで」という何処かで聞いたことがある様なキャッチコピーを掲げている企業である。
その子会社の一つ、『フラゲル清掃』に勤めているノーズは先月、部長へと昇進となったのだが……

ノーズ  「はぁ……。部下はもう、年始・年末の予定を満喫しているというのに、私は仕事確定、かつ飛び石休暇…。
部長といっても某企業のように社員がとても忙しくなったようなもの…。こんなことだろうと思っていたのだ…。
今頃、部下たちは暖かい家で家族や恋人達と仲良く時間を過ごしているに違いない…。はあぁぁ…。」

などとぼやきながら今日の仕事、グランベル商事の清掃を行っていた。
しばらくして……

ノーズ  「…はぁ、ぼやいていても仕方がない。あとは…」
アルヴィス「…おい、そこの清掃員。」
ノーズ  「(ドキィ!)は、はいぃ!なんでしょうかぁ!」
アルヴィス「お前、事務の経験は無いか?」
ノーズ  「は、はい?????」
アルヴィス「事務の、特に簿記の経験はないかと聞いている。」
ノーズ  「は、はあ。一応資格も持ってますが…?」
アルヴィス「そうか。ならちょっと整理を手伝ってもらえないか?人員が足りなくてな。」
ノーズ  「い、いえ…わたしは清掃員でして…」
アルヴィス「会社には私から言っておく。それでいいだろう?」
ノーズ  「し、しかし違法では……」
アルヴィス「(真っ赤な本を片手に)い い だ ろ う ?」
ノーズ  「は、はいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!よろこんでぇぇぇぇぇ!」
アルヴィス「そうか、ありがとう。」

・・・今日の清掃(事務作業付)も終わり・・・

ノーズ「はぁぁぁ…。なぜ、なぜなんだ…。どうして私ばかりがこのような目に会うんだ…。私よりも優秀な人材ならいくらでもいるだろうに…。こんなことならグループ本社に出向いた時、ルベール殿の様に取り入られるよう頑張ればよかった……。」

彼の後輩だったルベールは、ある日ノーズと一緒に本社に向かった際幹部の一人、ゼルギウスにその腕を買われ、引き抜かれていった。今では彼の片腕的存在になっているとの事。
自分の不幸を悶々とを考えながら帰ろうとした時、後ろから声をかけられた。

???「すまん、聞きたい事があるんだが…。」
ノーズ「はいっ?なんでしょ……!!!?」

そこには大男が居た。それもっとっておきの。

ノーズ  (!!!! で……で、で、で、でででででででで………出たーーー!)
アイク  「?」
ノーズ  (こ、この者はアイク!紋章町め、名物にして最強最凶の、の猛者!歩いた後は瓦礫ぐらい鹿の、残らな意図菊!
どうする!私!こ、このままお、おお星様に成るのか!そ、それとも一目散ににに逃げようか!?)
アイク  「おい、聞いてるのか?」
ノーズ  (ま、待て!落ち着け! 落ち着くのだ私!奴は聞きたい事があるだけ!私に反の興味もないはず!ここは相手の言うと売りに・・・)
ノーズ  「名、何ででっしょう?」
アイク  「大丈夫か?ま、いいか…。俺の兄、シグルドに用事があるんだが、どこの課にいるか知らないか?」
ノーズ  (だ、誰だそれは!?こやつの兄!?こやつよりも凄い者がこの会社にい、いるというのか!ななななな何とかこ、ここここの場を切り抜けるには……
はっ!?た、確か先ほどの者がその名前をつぶやいていたような…よしっ)
ノーズ  「あ、あそこの課の赤毛の者がし、知っていると思いますでしゅ。」
アイク  「ん?そうか…(プイっ)」
ノーズ  (目、目を逸らした!つまり逃げ時は今っ!)
ノーズ  「ええい、我が健足で何とかなれ!」

ノーズは逃げ出したっ!
ダカダカダッ

アイク  「(プイっ)…ありが、なんだ?えらく落ち着きがないやつだな。

141 :助けて!名無しさん!:2008/12/21(日) 12:09:02 ID:ULcSxAiy
~おまけ~
リーフ「(キュピーーン)!!」
ナンナ「どうしたのですか?リーフ様。」
リーフ「いや、どこかに僕と似たような人がいるみたいだ。」
ナンナ「そうなのですか…。」

――――――――――――
…こんな感じです。
いえ、今ノーズに何とかされから書いたわけではないですよ?