17-339

Last-modified: 2011-05-30 (月) 23:10:02

フィー  「お兄ちゃん、ハッピーバレンタイン」
セティ  「ありがとう、フィー」
フィー  「はい、アーサー」
アーサー 「わあ、すごいや」
フィー  「えへへ~」
セティ  「・・・」

シルヴィア「セティ、あんたにあげる、安売りしていたのだけどね」
セティ  「ありがとうございます」
シルヴィア「これはレヴィンの分よ、い、一応手作りだから」
レヴィン 「おいおい、人間が食えるものだろうな?」
シルヴィア「ばか!!そんなこというならあげないわよ!!」
セティ  「・・・・・・」

カリン  「セティ様、これ、天馬騎士合同でつくったんです」
セティ  「おいしく食べさせてもらうよ」
カリン  「フェルグス、これ、わたしだけの手作りだよ」
フェルグス「サンキュー、早速頂くぜ」
カリン  「どう、おいしい?」
セティ  「・・・・・・・・・」

マチュア 「セティ様、買ったもので悪いのですが、よろしければ・・・」
セティ  「マチュアも忙しいのに、わざわざすまないね」
マチュア 「ブライトン、これ、初めて手作りに挑戦したんだけど・・・」
ブライトン「本当か!!くうう、もう人生に悔いはない」
マチュア 「もう、大げさね・・・」
セティ  「・・・・・・・・・・・・」

ティニー 「セティ様、これ、私の手作りです」
セティ  「ティニィィィィィィィィ、私の宝物だああああ!!」
ティニー 「リーフ様、これから私の屋敷でパーティーをやるので
      お越し下さい、ナンナたちもまっています」
リーフ  「お手柔らかにおねがいします、血を見る意味で僕の体がもたないから・・・」
ティニー 「ふふふ、どうでしょうか?」
セティ  「・・・・・・・・・・・・・・・」

―その日の夜、カリルの店

セティ  「なんで、なんで私のチョコはことごとく下位互換なの?
      露骨に義理なのミエミエじゃないっすか!!??」
クレイン 「義理でもそれだけもらえるならいいじゃないか。
      最近じゃティトは義理すら贈ってこないしね。
      今年も母と妹の二つだけさ・・・」
セティ  「ちきしょおおおお、酒持ってこーーーーーい!!」
クレイン 「飲まなきゃやってらんねえええええええ!!」
カリル  「あ、あの、これ、チョコレートで作ったお酒なんだけど、
      一応、あたしからの贈り物ってことで、ただでいいよ」
エイミ  「はい、これ、あたしからのちょこれーと。おにいちゃんたち、げんきだしてね」
セティ・クレイン「うわああああああん、カリルさああああああん、
         エイミちゃあああああああああん!!」

―年に一度だけ振舞われるカリルのチョコレートカクテルとエイミのてづくりちょこれーと。
涙目男達の安らぎとして、カリルの店の名物となっている。