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Last-modified: 2011-05-30 (月) 23:32:27

ミカヤ   「もったいないわね~」
リン    「え、なにが?」
エリンシア「大根の葉のおひたしですが…まだ節約が足りませんか?」
エイリーク「今でもいろいろ倹約していますが、これ以上となるとなかなか…」
ミカヤ   「ううん、違うの。そっちの意味じゃなくって…あっちの方よ、あっち」
セリカ   「あっちって…姉さんが見てるのは…ウチの男連中のこと?」
ミカヤ   「そ。ウチの子達ってカッコイイ子ばっかりなのにファッションのこと気にしてないでしょ」
リン    「言い切っちゃう姉さんが、凄いというか恥ずかしいというか親バカというか…」
ミカヤ   「服装に気をつければ、もっとカッコよくなると思うのよ。だからもったいないな~って」
セリカ   「アルムは今でも十分だと思うの」
エリンシア「いえ、お姉様の言うことも一理あります。みんなもっとKINNIKUを出すべきですわ」
リン    「この二人は置いといて…、別に気にする程悪くは無いと思うけど?」
エイリーク「ええ、みんな今のままで良いと思います」
ミカヤ   「そうかしら、気にしなさすぎだと思うのよ。例えば…」

ミカヤ   「シグルドを見てみなさい」
シグルド 「ぷはぁ~。風呂上りにビールと枝豆!社会人でなければこの喜びは分からないな!
       おっと、今日は西部シシオウズの試合があったな。かっとばせーエルトシャン!」
リン    「昼間から野球見ながら一杯って…完全におっさんじゃない」
エリンシア「ランニングシャツと短パンでは…。浴衣ならまだ風情がありますのに…」
セリカ   「オヤジって言ってバカにした事もあるけど…本当にオヤジな姿は見たくなかったわ」

ミカヤ   「外面は良いマルスだって…」
マルス  「いや~。ジャージで家の中でまったりゴロゴロだらけるのは最高だね~」
ロイ    「そうだね~。マルス兄さんの言う通りだよ。落ち着くねー」
マルス  「ゴロゴロゴロゴロ~  (゜∀゜)⌒(。A。)ゝ⌒(゜∀゜)ノ⌒(。A。)ヽ」
ロイ    「ゴロゴロゴロゴロ~  (。A。)ヽ⌒(゜∀゜)ノ⌒(。A。)ゝ⌒(゜∀゜)」
2人    『あはははははは  ごろごろ~』
リン    「ロイまで一緒になってなにやってんだか」
セリカ   「たれまるす と ろいっくま っていう言葉が思い浮かんだんだけど…」
エリンシア「全く和みませんわね。ハッキリ言って邪魔ですわ」

ミカヤ   「家一番の常識人も…」
エリウッド 「ゴホゴホ…水を一杯もらえるかな…」
マルス  「昼間なのにまだパジャマのままなのかい、兄さん。だらしないんじゃないのかな」
エリウッド 「寝込んでたんだから仕方ないだろ」
ロイ    「ハイ、兄さん。水と胃痛薬だよ」
エリウッド 「ゴホゴホ…すまないねぇ…儂がこんな体なばかりに、お前には迷惑掛けっぱなしで…」
ロイ    「おとっつぁん、そいつは言わない約束じゃないか」
リン    「時代劇はキライじゃないんだけど、アレはチョット…」
セリカ   「違和感無いほど似合う光景なところがイヤね」
エイリーク「あのパジャマ元は白の無地だったはずですが、いつから赤い水玉模様に?」

ミカヤ   「アイクは…」
アイク   「ふぅー。このFUNDOSHIというのは、なかなかいいな。身が引き締まる思いだ。
       買って来てくれたエリンシアには後で礼を言っておこう」
エリンシア「全く問題ありませんわね。KINNIKUばんじゃーい ∩(・ω・)∩ 」
エイリーク「問題ありすぎです。下着姿で歩き回られては困ります。姉上も自重してください!」

ミカヤ   「セリスも問題よね…」
セリス   「ねぇねぇ、僕の髪紐知らない?どこかで見なかった?」
マルス  「洗面所で見たよ。ところでセリス、そのシャツはエイリーク姉さんの服じゃないかい?」
セリス   「え?あ、ホントだ。僕のとデザインが似てるから間違えちゃったよ。
       なんか胸元がきついと思ってたんだ。こっそり洗濯機に入れとけばバレないよね?」
ロイ    「おっちょこちょいだなーセリス兄さんは」
3人    『あはははは』
セリカ   「女性用着ていても違和感ないところが、流石セリス兄さんね…」
エイリーク「ぐすっ…ひっく…えぐぅっ…・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ 」
エリンシア「セリスちゃんも男の子ですものね。今から教育すればいいKINNIKUに育つかも…」

ミカヤ   「問題児どもに居たっては…」
ヘクトル  「オラァ!」
エフラム 「甘いなっソリャッ!」
リーフ   「ふたりともよくやるねぇ。あ!ヘクトル兄さん、エフラム兄さん、服が破けてるよ」
ヘクトル  「いっ!?あっちゃー。やべぇな、またお説教だぜ」
エフラム 「まいったな。今度はお仕置きと称してフリフリした飾りを付けられるかもしれん」
ヘクトル  「アプリコットってやつか。あれは勘弁して欲しいよな」
リーフ   「アップリケだよ。なんだったら僕が繕ってあげるよ。もち有料だけど」
エフラム 「頼む。ワンちゃんやらウサちゃんやらマミー君やら付けられるよりはましだ」
リーフ   「まいどあり~。んじゃ、さっさと脱いで脱いで」
ヘクトル  「おう。そういえばお前の服ってツギハギだらけだな。そんなので良いのか?」
リーフ   「khdnのたびにボロボロになるからね。毎回新しい服買ってたらもったいないじゃん」
エフラム 「それもそうだな。よし、これからは吹っ飛ばすのを少なくしてやろう」
リーフ   「助かるねー。でもオチ担当が居なくなっちゃうよ」
ヘクトル  「アルムでいいんじゃね。出番増えるし喜ぶだろ」
3人    『ハハハハハ』
セリカ   「アルム逃げてー」
エイリーク「家の外でいきなり脱がれては困りますね」
リン    「猥褻物陳列罪で捕まったらどうすんのよ。…1回ぐらい捕まった方がいい薬かしら」

ミカヤ   「あとは…アルムはどうだったかしら…」
アルム  「んだば、オラぁ畑さ行っでくっぺや」
シグルド 「気をつけるんだぞ。あまり遅くならないようにな」
アイク   「肉も獲ってきてくれると助かる。主に俺が」
アルム  「わがっただ。う゛んめぇ゛の採ってぐっから待っででくんろー」
セリカ   「イヤーーー!アルムがーーーーー!!」
エリンシア「出番の少なかった間に、村人通り越して農夫になってしまいましたわね」
リン    「いや、あんなデタラメな農夫、今時マンガの中にもいないわよ」

ミカヤ   「ね。みんなのファッションは問題あるでしょう?」
エリンシア「そうですわね。家に居るときはくつろいで欲しいとは思いますけれど…」
エイリーク「私達女性も居るのですから、家族とはいえもう少し節度を持って欲しいですね」
ミカヤ   「うんうん、そう思うよね。だからみんなの服を改造しようと思って」

リン    「は?今何て言った?」
ミカヤ   「みんなのファッションセンスを改造しちゃおう。って言ったのよ」
セリカ   「誰が?」
ミカヤ   「わたし」
エイリーク「すみません、よく聞き取れませんでした。もう一度お願いします」
ミカヤ   「 わ ・ た ・ し 。 」
エリンシア「ごめんなさいお姉様、私氷河期のジョークにはちょっと疎くて」
ミカヤ   「ジョークじゃないわよ!それに氷河期って何!?そんなに寒いってこと?」
セリカ   「だって…ねぇ。姉さんのセンスって…」
リン    「ズレてるわね」
ミカヤ   「えー。これでもナウなヤングにはバカウケだったのよー」
エイリーク「つまり時代遅れということですね。大変よくわかります」
ミカヤ   「大丈夫よ!最近の雑誌で研究もしてあるんだから!」
エリンシア「最近といいつつ、実は数十年前のってことはありませんよね」
ミカヤ   「そんなわけないでしょ!む~、なによなによみんなしてー。
       見てなさい、すっごいのやってやるんだから~!!」
リン    「えっ、あっ、ちょっ、ねえさ…行っちゃった…」
エイリーク「だ、だいじょうぶ…ですよね…?」
セリカ   「ま、まぁ雑誌を参考にするなら大丈夫…かな?」
エリンシア「そ、そうですわね。酷いありさまです、にはなりませんわ…のハズですわ…たぶん…」
ワーキャーナンダーホホホーナニヲスルキサマーヨイデハナイカヨイデハナイカアーレーウワーナニヲスルダーコノヒトデー
4人    ((……不安だわ……))

ミカヤ   「できたーー!みんな見て見て~~!」
エイリーク「ああ…、本当にやってしまったみたいですね…」
セリカ   「姉さんはすごく満足そう顔してるわね。やり遂げた女の顔って感じ」
エリンシア「あの笑顔を見ると…不安が押し寄せてきますわ」
リン    「とりあえず見てみましょう。話はそれからよ」
ミカヤ   「ん~お姉ちゃんのこと見直す準備はOK?それじゃいくわよ!じゃんじゃじゃ~ん!!」

精霊の森の魔法が俺を伊達ワルに変えた
ユンヌが俺にもっと輝けと囁いている
美しすぎるマイ・シナジーで闘病Day
俺はいつでも限界OVER メタボリック
俺を呼ぶ幼女たちの シンフォニーが聞こえる
永遠の美学の名は I'm HARA-Black Rock!
手にするべきは男と女を溶かす危険なフェロモン
この葉っぱがヤバ過ぎる牙を程よく包んでくれる
至高の陶酔が男に出番をもたらすと知れ!
ハーレムの最前線に立ち続ける覚悟はあるか?
一つだけ言える心理がある。「男は漆黒に染まれ」
ミカヤは俺が守る

ミカヤ   「ね!どぉどぉ、かっこいいでしょ!?」
リン    「ダメでしょ」
エイリーク「みんなにはあまり似合わないと思います」
セリカ   「なんで人数増えるてのよ」
ミカヤ   「あれ~?どおして不評なのー?なんでなんで~?」
エリンシア「お姉さま、一体どんな雑誌を参考にしたんですの?」
ミカヤ   つ【メンズナックル】

エリンシア「お姉さまにも困りましたわね」
リン    「正直アレは無いわ」
エイリーク「一体全体どんな本を見ればあんな格好になるのでしょうか?」
セリカ   「ここにあるから見てみましょ」

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イケメン×伊達ワル 激モテの回転完了
ブリアンな罠がオマエを篭絡するぜ
太古から約束されたセンシガルシアノムスコロスと野生の共生
(キレサジ+シブマジ)÷2=伊達バーツの法則
知ってたか?魔王は堕天使の象徴なんだぜ
ちょっとガキどもに”傷薬”を教えてやろうか
千の言葉より残酷なアナタという説得力
バレンシアという劇場に舞い降りた黒騎士
出てくる者は全て打ち落とす怒濤のトンボ捕り
山の最前線(フモト)こそ俺の為にある戦場
春を惑わすHi and Lowの熱いマーダーホレス
悠久の大地に愛された男の酷い有り様
この瞬間、世界ひろしといえども中心は間違いなく俺
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エイリーク「………」 パタン。
リン    ( --)ノシ ⌒■ ポイッ
セリカ   「ライナロック」 ボワッ!
エリンシア「さ、そろそろお夕飯の支度しませんと」 パタパタ