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Last-modified: 2011-06-04 (土) 12:21:40

AKJ、その構成人数は紋章町における実際の妹の上回るとさえ言われる巨大組織である。

リン  「そー言えば、姉さんたちが所属してるって聞いたけど、なんか殆どの人が参加しているみたいね。」
プリシラ「ええ、例外を除いて紋章町のほぼ全員と言って良い妹の方が参加していらっしゃいます。」
リン  「例外?」
ラケシス「はい、残念なことに参加資格は有していらっしゃいますが兄に目を向けれない不幸な方たちがいらっしゃるのです。」
リン  「(兄にしか目を向けれない方が不幸なんじゃないかなぁ…。聞いてくれそうにないけど。)えっと、例えば?」
プリシラ「そうですね、筆頭に上がるのはレナさんではないでしょうか。」
ラケシス「マケドニア地区で孤児院をなさっている方ですわね。彼女は高潔な方でその声望は女神とさえうたわれている方なの
     ですが。」
プリシラ「はい、そのような方がAKJに入会してくださればより社会的にも認知されると思いますし、以前彼女はマケドニア便の
     若手社長のミシェイルさんの求婚を断ったと言われていたので勧誘したのですが…」
ラケシス「彼女は既に将来を誓った人がいたのと。」
プリシラ「まぁ、それは別れさせればよろしいのですが。」
リン  「(今、さらっと恐ろしいことを言ったわね)」
ラケシス「その、彼女の兄の、マチスさんと言うかたがですね、そーですわね…」
プリシラ「兄と呼べるモノではなかったのです」
リン  「(黒ッ!!)へぇ…」

ラケシス「ですから、彼女は残念なことですが正式に入会ではなく、名誉会員、と言う扱いになっていますわ。」
リン  「名誉会員?」
プリシラ「はい、確かに彼女は入会しておりませんが、先ほどのミシェイルさんが件の事により、その妹のミネルバさん、
     特にマリアさんに対しての真実の愛に目覚める切欠となった功績は大きいものとして名誉会員に認定されることになったのです。」
リン  「そ、そーですか。」
プリシラ「リンさんも兄二人に対して、と悩まれていましたが重要なことは兄妹が愛し合うと言うことであり、その他一切は瑣末な問題なのです、
     ですからリンさんも自らの愛に邁進して下さい、我々AKJはいつでも応援いたしますよ。」
リン  「あ、ありがとう。(そんなこと頼まないわよ!)」