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Last-modified: 2011-06-04 (土) 12:45:55

なんというリーフ無双(なのか微妙だが)
そんな最中で申し訳ないですが、ネタ投下します。
分からない人にはさっぱりかと思いますけど、ご容赦を。

日曜の朝、僕とマルス兄さんリーフ兄さんしかいない兄弟家にルーテさんが遊びに来ました。

ルーテ「突然ですが、新作の同人ソフトが完成したのでテストプレイをお願いします」
マルス「何時の間にやら専属のデバッカー扱いですね。まぁ、いいですけど。
で、タイトルはなになに……エムブレムサ」
ロイ「ルーテさん!そのタイトルはとてつもなく危険です。裁判沙汰な匂いが」
ルーテ「優秀な私に問題など起こりようありません。もう一度タイトルをしっかり見てください」
リーフ「えっと……『エムブレム サ・ガ』って事は、ロマサガだね」
ルーテ「はい、SFCで発売された原作を元に紋章町の人達を使って再現してみました。
    閃きや連携など続編ではお馴染みのシステムも取り込んでいますよ」
ロイ「ロマサガってタイトルは聞いた事あるけど僕はやった事ないや。どんな作品なの?」
リーフ「話そのものは仲間と一緒に破壊神を倒すってオーソドックスなRPGだよ。
    でも、フリーシナリオやシンボルエンカウントといった
    他ではあまり見られなかったシステムが当時は話題になったものさ」
マルス「バグの酷さでも有名だけどね。ま、詳しい事については聞くよりも実際に見た方が早いかな。
    ソフトのインストールも終わったし、プレイしてみようか」

ラララララ~~ラ~ラ♪ララララ~ラ~~ラ~~♪
ttp://www.youtube.com/watch?v=5G-9vTRNNnU

リーフ「これこれ。このオープニングタイトルが名曲でね。何度聞いても飽きないよ」
マルス「とは言えずっと聞いていても話が進まないしNEW GAMEっと……あれ?」

主人公の性別を選んでください
ニア 男
  女
  アイク

リーフ「何故ここでアイク兄さんの名前が?」
マルス「よく分からないけど、とりあえず選んでみようか」

南極に近い極寒の地バルハラント
この地方にはバルハル族という狩猟民が住んでいる
今年は暖かく恵みが多いのだがモンスター達も多くみられる
この村の長グレイルの家、その名を取ってグレイルの村と呼んでおこう
そのグレイルの村の男アイク

マルス・リーフ「ちょっ!!」
ロイ「?アイク兄さんがどうしたの?」
マルス「いや、原作だとアイク兄さんが演じてるキャラが女性なんだよ」
ルーテ「あまりにも似合ってたので……つい」
リーフ「ついで済ませていいのだろうか。というか、アイク兄さん序盤なのに強すぎ。これ何てチート?」
ルーテ「あくまでもモデルとなった人物の強さをベースにしてますからね。
    アイクさんがそこいらのモンスターにやられても違和感あるでしょう?」
マルス「確かにそうですけど、既存プレイヤーから言わせてもらうと歯応えがなさすぎるのもどうかと。
    他の配役も気になりますし、やり直しますよ」

男性主人公を選択
見慣れた人達がSFC風のドット絵で表示されます。

ロイ「やっぱり主人公は僕達兄弟から選ばれているんですね」
マルス「僕=アルベルト、リーフ=ジャミル、エフラム兄さん=グレイ、ヘクトル兄さん=ホークか。
    グレイがエフラム兄さんって事は、あのキャラの配役は……」
リーフ「あの人だろうね。ほっとしたような、逆に寂しいような」
ロイ「ゲームを知らないから兄さん達が何を言いたいのか全然分からないや」
ルーテ「ロイ君もプレイを見ればすぐに分かりますよ」

続いて女性主人公選択画面

リーフ「リン姉さんがアイシャ、エリンシア姉さんがクローディア、ミカヤ姉さんがバーバラ……っと」
ロイ「ミカヤ姉さんだけ年齢表示にモザイクが入ってるのが妙に生々しい」
マルス「ちなみに職業表示(?)が占い師になってるけど、元キャラのバーバラは踊り子なんだ。
    馬車を使って巡業する占い師って想像するとシュールだね」
ルーテ「細かいことはいいんです。それより、どの主人公を選ぶか決まりましたか?」
マルス「そうですね……初期ステータスが低くて馬の高速移動が可能なリン姉さんにします」
リーフ「それだけが理由じゃないくせに」
マルス「何か言ったかい?(ニコニコ)」
リーフ「笑顔が怖いよ、兄さん」
ロイ「まったく素直じゃないんだから。ホラ、始まるよ」

北バファル大陸には広大な乾燥地帯が広がっている
このガレサステップにはロルカ族という人々が住んでいる
族長ハウゼンの孫娘リンディスはそろそろ年頃なのだが、まだまだ遊び足らない
今日も馬で村を出て行く

マルス「見た目は全然年頃じゃないけどね」ヒュンコノヒトデナシー
ロイ「ああ!どこからともなく飛んできたマーニ・カティがリーフ兄さんに直撃したーっ」
ルーテ「シグルドさんといいどのようにして遠距離から剣を届かせているのでしょう?実に興味深いです」
リーフ「そんな事どうでもいいから早く抜いて」

色々と中断した後ようやくスタート。
原作のアイシャだと簡単にやられてしまうそうですが、そこは速さの高いリン姉さんをモチーフにしたリンディス。
なんなく敵モンスターを撃破していきます。

リーフ「順調なのはいいんだけど、このままだと殿下出てこないね。何気に防御できないのが痛い」
ルーテ「FEに防御なんて便利なものがあったらやっつけ負けなんて言葉は生まれません」
マルス「メタ発言自重。まぁ、体力回復はないし、全く当たらないわけでもないからそろそろだと思うよ」

マルス兄さんの予想通り倒れるリンディス。その時画面から現れた人物は……

リーフ「漆黒さんだ」
ロイ「漆黒さんだね」
マルス「ロマサガだと戦闘に出るのこれだけなんだよね。リメイクだと仲間にできるけど」
ルーテ「一応こちらも条件付きで仲間にできます。もっとも条件はミンサガとは違いますが」

月光で難なく敵を倒した漆黒さんは気絶したリンディスを安全な場所まで運び休ませます。
やがて目を覚ましたリンディスに漆黒さんが呼びかけるのですが……

漆黒の騎士『気が付いたか?』
リン『!ひっ』
漆黒の騎士『………………』

ロイ「あ、漆黒さん落ち込んでる」
マルス「まぁ、寝起きに突然あんな格好見せられたら大抵の人は引くよ」
リーフ「それでも何事もなかったかのように話を進めようとする漆黒さんに哀愁を感じる」
ルーテ「それはいいのですが、クリスタルシティには行きますか?」
マルス「え?」
リーフ「クリスタルシティといえば入浴イベントが」
マルス「すぐに戻るよ。早く終わらせたいし。
    だいたいリン姉さんみたいな年増の入浴シーンなんてドット絵だろうが見ててつまらないよ」ヒュンコノヒトデナシー
ルーテ「今度はソール・カティですか」
ロイ「やれやれ」

結局村に戻ったリンディスは紆余曲折を経て人攫いに攫われました。

マルス「エストにエーディンさん、ターナさんと捕まったキャラ勢揃いって感じだね」
ロイ「メタ発言自重。それにしても、か弱い女性を強引に連れ去るなんて酷い事する人もいるんだ」
マルス「か……弱い?」
リーフ「まぁ、手段はともかくハーレムはやっぱり男のロマンだよ」
ルーテ「そんな事言っていいんですか?攫われた人の中にはあの人もいるのですが」

ナンナ『私はナンナ。住んでいた村が襲われ奴隷商人に連れて来られました。あなたは?』
リン『私はロルカ族のリンよ』
ナンナ『きっとリーフ様が助けに来てくれます。あの人ならきっと』
リン『リーフってあなたの恋人?』
ナンナ『えっ!私がリーフ様の恋人だなんて』

リーフ「ちょっと待った!ロマサガにもトラキアにもそんなセリフなかったよ」
ルーテ「あくまでも紋章町の人物を基にセリフもシミュレートしてますから」
ロイ「なんか急にテンション上がったね、ナンナさん」
マルス「そして、タイミング悪く登場してくるリーフ(女装)」

リーフ『ハーレムキターーーーー!!』
ナンナ『リーフ様?よかった、リーフ様が来てくれて。私……ずっと怖くて。ぐすっ』
レイドリック『な、なんだお前達は?』
ナンナ『攫われた時一体どうなるのか不安でたまりませんでした。
    それでも、私は信じていました。リーフ様が必ず助けに来てくれると。
    そう、リーフ様は私が困った時になるといつも助けてくれました。初めて会ったあの日だって……」
リーフ『あのー、ナンナ?』
リン『………………』
レイドリック『………………』

ロイ「あ、盛り上がってる二人(実質一人)を無視して勝手にバトル始まっちゃったよ」
マルス「さすがに初期ステのリン姉さん一人じゃ厳しすぎる気が……って、ここで閃き流星剣!?」
ロイ「しかも全必殺でレイドリックさん涙目。そして、まだ会話を続けてるナンナさん」
ルーテ「あくまでも(ry)」
リーフ「ナンナ怖いナンナ怖い」

ロイ「落ち着いた?リーフ兄さん」
リーフ「なんとか」
ロイ「これで一連のイベントが終わったみたいだけど、これからどうするの?」
マルス「完全に自由さ。このままラスボスまでイベント無視も可能だけど、とりあえず一通り各地を回ってみようか」

と言う訳で、ここからは長いのでダイジェストで。
自由に移動できるようになったリンディスは世界各地を回り様々なイベントを解決していきます。

騎士団領ではアルヴィスの娘セリカの誘拐を
リン『いったいどうしたの?』
アルム『セリカと会っていた時、突然モンスターに襲われたんだ。
    不意をつかれたとはいえセリカを守れなくて……』
シグルド『KINSHINは許さんぞー!』
ロイ「どっから出てきたの!?そもそもゲーム設定ではKINSHINじゃないし」

バファル帝国では皇帝の奇病を
シグルーン『皇帝陛下の病がおもわしくありません。しかも原因がはっきりしないのです』
エリンシア『どういう状態なのですか?』
シグルーン『体から力が吸い取られていくような感じがするそうです。
      朝から晩までトイレですら一緒にいるというのに』
ロイ「シグルーンさんが原因じゃないですか!」

フロンティアでは開拓村を襲うモンスターを
アイク『ジュエルビーストというのは中々手強かったな。もう一度戦いたいものだ』
ロイ「アイク兄さん一人でモンスターの大群を撃破してるー!」

ローザリアでは魔の島と呼ばれる場所で不気味な研究をしている老人を
イズカ『私はこの百年余り不老不死の術を研究しておる。五十年前ついにその術を見つけたのだ!』
ミカヤ『百年前っていうとせっちゃん(セフェラン)と無茶ばかりしてた頃かしら。あの頃は若かったわね』
ロイ「ミカヤ姉さんが言うと冗談に聞こえないよ!」

他にも各地に散らばる四天王と呼ばれる存在の依頼を受けたり
ミルラ『こんな所まで来て……ご苦労様です。せっかくなので一つお願いを……あ』
エフラム『ん?どうした』
ミルラ『おにいちゃんと一緒に旅をしてもいいですか?』
イドゥン『ミルラが行くというなら……私も一緒に行きます』
チキ『楽しそうだからチキも行くー』
ファ『ファもー』
ロイ「だから、みんなしてどっから出てきたの!?」

色々ありました。ええ、本当に色々と。