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Last-modified: 2007-06-15 (金) 22:34:02

ボーレ「お、珍しいなアイクが買い物なんて」
アイク「エリンシアに頼まれてな。十丁頼む」
ボーレ「あいよ。ん?後ろのぼうずは?また兄弟増えたか?」
アイク「いや、違う」
ロス 「あんたがボーレさんか。俺を弟子にしてくれ!」
ボーレ「はあ?」
ロス 「俺は戦士ガルシアの息子ロス、俺に戦いを教えてくれ!」
ボーレ「センシガルシアノムスコロス?ずいぶん長い名前だな」
ロス 「名前はロスだけだ!」
アイク「戦士ガルシアだと?」
ボーレ「知ってるのかアイク?」
アイク「親父から聞いたことがある。ルネス女学院に勤めていた伝説の警備員…
    彼が務めていた間、校内に不審人物が入ることは無かったという」
ボーレ「で、その偉大な戦士の息子がどうして俺に弟子入りしたいんだ?」
ロス 「父ちゃんが言ってたんだ。『もっと強くなりたいなら豆腐屋のボーレという男を頼れ。非常に優れた戦士だ。トウフダケド』って」    
ボーレ「最後の一言はよけいだがそんな風に褒められると悪い気はしないな…よし、わかった。稽古つけてやるよ」
ロス 「やった!お願いします」
アイク「ボーレ、また客が来てるぞ」
ワード「あんたがボーレか?」
ボーレ「そうだけどあんたらは?」
ロット「そこのぼうずと同じ弟子入り志願者だ。グレイル工務店のグレイル殿に師事を乞うたが
   『俺はもう弟子は取らん。だがどうしても強くなりたいというなら豆腐屋のボーレを訪ねてみろ。
    俺の知り合いの中でもかなりの実力者だ。トウフダケド』と言われてな。こうして来たわけだ」
ボーレ「グレイル店長まで豆腐呼ばわりかよ!まあいいや、あんたらにも稽古つけてやるよ」
ワード「おお!ありがてえ。よろしく頼む」
ボーレ「やれやれ…おっと待たせちまったなアイク、ほれ豆腐十丁」
アイク「ああ、すまん。ところで稽古ってなにするつもりだ?」
ボーレ「気になるか?見ていってもいいぜ」
アイク「いや、もうだいぶ遅くなった。帰る」
ボーレ「そうか。またな」

一週間後
アイク「ボーレいるか?豆腐買いn
ロス、ワード、ロット、サジ、マジ、バーツ「「「「「「へい、らっしゃい!!」」」」」」
アイク「…………」
ワード「師匠ご友人ですぜ!」
ボーレ「お、アイクよく来たな」
アイク「ボーレ……増えてないか?」
ボーレ「おう、あれからまた3人弟子入りしたいって来てな。稽古つけてやってんだ」
アイク「稽古というか豆腐作りやらせてるようにしか見えんが…」
ボーレ「いやいやこれも立派な修行だぜ?腹が減っては戦はできぬって言うしな」
アイク「そういう問題か?」
ロス 「師匠、俺の作った豆腐だ!食べてくれ!」
ボーレ「おう!む、なかなか美味いじゃないか。一週間でここまで上達するとはお前は立派な豆腐職nゲフンゲフン…戦士になれるぜ!」
アイク「……俺にはとてもついていけんな……」