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Last-modified: 2007-06-15 (金) 22:46:55

FETV!

 

ぽっ、ぽっ、ぽっ、ぽーん♪

セーラ  「ぱんぱかぱーん☆ こんばんはお茶の間の皆さん、今週もやってまいりました、セーラ!」
ドロシー 「……ドロシーの」
セーラ  「FETV番組あんなーいっ!」
ドロシー 「……はぁ」
セーラ  「……ちょっとドロシー、何でそんなテンション低いのよ。
      カメラ回ってんだから、ちょっとは愛想振りまきなさいよ。そんなんじゃクビになるわよ?」
ドロシー 「いっそクビになりたいですよ……」
セーラ  「……なんかあったの?」
ドロシー 「なんかあったかって? そりゃいろいろありましたよ、竜の背から突き落とされたり、
      暗黒教団の儀式中にアポなし突撃レポート敢行させられたり……何度も死ぬかと思いましたよ正直」
セーラ  「あはは、いいじゃない、それで視聴率取れてるんだから」
ドロシー 「冗談じゃないですよ! 大体なんなんですかこの放送局。
      セーラさん、最初は全国ネットの大企業だって言ったくせに……」
セーラ  「あら、嘘は言ってないわよ。全紋章町に放映されてるもの、これ」
ドロシー 「無茶苦茶ローカルじゃないですか!」
セーラ  「なによ、チャンネル一つ増えるだけマシでしょ!?
      わたしなんか年中5チャンネルしか映らないような場所で育ったのよ!?」
ドロシー 「いや、そんなこと誰も聞いてないんですけど」
セーラ  「いいともが本来夕方じゃなくてお昼に放映されてる番組だと知ったときは衝撃を受けたわ……」
ドロシー 「どこの東北最北端の生まれですかあなたは」
セーラ  「まあそんな話は置いといて、今日も元気に我がFETVの番組紹介をするわよ!」
ドロシー 「正直全然テンション上がらないんですけど……」
セーラ  「もう、ちょっとは頑張んなさいよドロシー。ほら、あんた宛のファンレターも来てるんだから」
ドロシー 「……一応読んでもらえますか、参考までに」
セーラ  「えーと、『頑張ってくださいドロシーさん。出来れば過労で倒れて頂けるとありがたいです 聖職者・S』
      『ドロシーさんには忙しさを感じるぐらい仕事をあげてほしいですね。そうすれば邪魔されないから 聖職者・S』
      『ドロシーさんは人気者になれますよ。こっちのことなんか少しも気にならなくなるぐらい 聖職者・S』
      『セーラさん、スリーサイズ教えてください 聖職者・S』……あ、ごめん、最後のはわたし宛だわ」
ドロシー 「もう帰っていいですよねわたし」
セーラ  「駄目だってば! さすがのわたしも一人で喋り続けるのはきついしね」
ドロシー 「嘘だ……一人で二十四時間テレビできますよセーラさんなら」
セーラ  「まあ駄目よドロシーったら、そんなことしたらわたしがモニターに映りっぱなしで、
      あまりの嬉しさにカメラマンもお茶の間の皆様も倒れてしまうわ
ドロシー 「ええ倒れるでしょうね、気疲れのせいで」
セーラ  「さーて、そんなこんなで今週も参りましょう、FETV番組案内!」
ドロシー 「はぁ……それじゃ、まず最初の番組から……」

・宇宙船サジマジバツ

  イラナイツ!
  どこから見てもロードじゃない
  FEシリーズの主役になれない
  危機一髪も救えない ご期待通りに攻撃当たらない
  ため息吐くほど強くない 拍手をするほど働けない
  子供の話題に出てこない プレイヤーが懐かしがる事もない
  だからと言って駄目じゃない 駄目じゃない
  イラナイツ、駄目じゃない
  成長クズの俺たち ちょっとはいいとこあるんだぜ
  イラナイツ!

セーラ  「……のっけからテンション下がる歌ね」
ドロシー 「そうですか? わたしはなんか、身の丈にあってる感じで結構好きですけど」
セーラ  「……で、何だっけ、これ?」
ドロシー 「ええと、宇宙船サジマジバツっていうアニメですね。
      イラナイツって呼ばれてる使えない大人たちが、地竜王をメリクルソードで叩き切るまでを描いたアニメらしいです」
セーラ  「うわ、つまんなそう」
ドロシー 「んー……これ、再放送ですね。前放送したときもあんまり視聴率よくなかったみたいですけど」
セーラ  「でしょうねえ。OPでもなんかいかにも使えない感じの人たちが刺されたり斬られたりしてジタバタしてるだけだし」
ドロシー 「あー、でも、お便り来てますね。ええと、紋章町にお住まいのMさんから。
      『最高です宇宙船サジマジバツ。使えない連中がジタバタもがいてるのを高笑いしながら見てます』
      ……ええと、微妙にコメントに困るというか……」
セーラ  「まあ、こんなマニアックなアニメだしねえ……じゃ、次行ってみましょ」

・デインのソナタ

セーラ  「……あー、なんか聞き覚えあるテーマ曲だわこれ」
ドロシー 「デインのソナタ……ああ、一時期ブームになったあれですよ」
セーラ  「思い出した。あの不幸な主人公の奴ね」
ドロシー 「そうそう。いかにも気弱げな青年が突然王にされちゃったり契約書関連で騙されたり、
      実は女王の息子ではなかったとか衝撃の事実に打ちのめられながらも、
      最後はまあそこそこ強く成長していくっていうようなドラマでしたね」
セーラ  「何がいいんだか知らないけど、やけにおばさん層に人気高かったわよね」
ドロシー 「主人公のペ・レアスが守ってあげたくなるオーラを発してる、とかなんとかで」
セーラ  「ふーん……あたしはよく分かんないわね。やっぱ男はもっと頼りになる美形の」
ドロシー 「えーと、お便り読み上げますね。
      『ぺ様最高。大人の女としていろいろ教育して差し上げたいわ 中学教師 S』
      『ぺ様最高。主人がいない寂しさをぺ様の気弱な笑顔で癒しています 竜王家守り手 I』
      『ぺ様最高。ウチの亭主も頼りないところは似てるけど、可愛くはないからねえ 虐め大好き H』
      『ぺ様最高。気弱な修道士なら近くにいるけど、残念ながら少年ではないから…… 副店長』
      『ぺ様最高。わたしももう一人、ぺ様みたいな子供が欲しいですわ 人妻 R』
      『ぺ様最高。やっぱり男の子は年下でなくちゃ 占い師 M 年齢(ダキュンダキュン!)』」
セーラ  「え、なんか今修正入んなかった?」
ドロシー 「気のせいじゃないですか? うん、やっぱりちょっと大人な方に人気みたいですねぺ様」
セーラ  「あんたまでぺ様とか言わないでよねおばさんくさい。
      ふん、こんなのに夢中になるなんて、自分がババアだって証明してるようなもんじゃない」
ドロシー 「駄目ですよセーラさん、そんなこと言ったら夜道で後ろから刺されますよ」
セーラ  「やれるもんならやってみろって……あら、でも確かにちょっといいかも、ぺ様」
ドロシー 「いきなり前言撤回ですか」
セーラ  「うーん、なんていうの、このネクラそうなところがちょっと……ち、違うわよ、別にネクラな男がタイプって訳じゃ」
ドロシー 「セーラさんならそのぐらいの人の方がバランス取れそうですけどね」
セーラ  「やだもう、そんなこと暴露したら覗き雑誌『アンロック&シーフ』にすっぱ抜かれちゃう」
ドロシー 「大丈夫ですよセーラさんの恋愛事情なんて誰も興味ありませんから……じゃ、次行ってみましょう」

・人造人間エフィ

 魔の島に隠れて生きる
 俺たちゃ人造人間なのさ
 人に姿を似せられた
 モルフという名のこの体
 (早く人間になりたーい!)
 暗いさだめを吹き飛ばせ
 (エフィ ソニャ リム)
 人造人間!

セーラ  「……なんだってこう変なアニメばっかり続くわけ?」
ドロシー 「さあ。局長の趣味じゃないですか?」
セーラ  「ああ、局長……嘘がうまいのが高じてテレビ番組制作を極めたとか言う、あのうさんくさいシャナム社長」
ドロシー 「あの人がケチるおかげで局の中がエラいことになってますからね」
セーラ  「そもそもほぼ一人で全番組作ってるってのが凄いんだけどね……まあ、趣味は悪いけど」
ドロシー 「一時期『ソードマスターシャナム』とか作ったらしいけど、即効打ち切りになったらしいですからね」
セーラ  「そりゃそうでしょうよ……ま、いいわ。で、このアニメはなに?」
ドロシー 「ええと、魔術師に作られた人造人間エフィ ソニャ リムの三人組が、
      各地を回って悪事を繰り返しながら、それぞれ違う目的で人間になることを夢見るアニメだそうです」
セーラ  「あんま感情移入できなさそうだけど……」
ドロシー 「お便りは結構来てますよ。
      『エフィのへたれさと間抜けさには共感する。早く人間になってほしい モルフ E』
      『ちくしょう、どうせあたしゃ自分が人形だってことにも気づかなかった大間抜けだよ! モルフ S』
      『わたしは人間ではない。この身も心も偽りのもの。そう、この感情も…… モルフ R』
      『かあさんが荒れているので、このアニメを見て希望を取り戻してくれたらいいなと思います 魔導師 N』
      『ネルガルさまからの伝言を伝えますネルガルさまからの伝言を伝えますネルガル様からの モルフ D』
      『…… …… ……』
      『あなた あなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなた 主婦 M』」
セーラ  「変なのばっかりじゃない!? っつーか、最後のはなんかいろいろ違う上に絶対主婦じゃないでしょ!?」
ドロシー 「いや、わたしに文句言われても……と、とにかく、次の番組行ってみましょう!」

・めぞんしっこく

セーラ  「あー、これは知ってるわ。名作アニメよね」
ドロシー 「そうですね。馬鹿売れした漫画がさらに馬鹿売れするアニメに……」
セーラ  「めぞんしっこくに住む駄目盗賊ザザが、突然やって来た新管理人ミカラさんに一目ぼれして頑張るストーリーね」
ドロシー 「どれだけ努力しても『貴様では乙女は守れん』とか言われるんですよね、ライバルのセルギウスに」
セーラ  「管理人さんの飼い犬、オルグもなかなかいい味出してたわよね」
ドロシー 「そうですねー……でもこれ、途中で急展開で主役変わっちゃうんですよね」
セーラ  「あー、そうそう。途中で出てきたムキムキマッチョのレイクっていう奴にね」
ドロシー 「今までカキーン!(NO DAMAGE)でも頑張ってきたのに、
      途中から本当に役立たずになっちゃいましたから、まさにザザ涙目って感じに」
セーラ  「そうそう。で、ラストは『俺より強い奴に会いに行く』とか行ってるレイクの背中の一枚絵……」
ドロシー 「……」
セーラ  「……」
ドロシー 「……今思い返してみると、何で売れてたんだかさっぱり分かりませんね、これ」
セーラ  「世の中、不思議なことってまだまだたくさんあるのね……」
ドロシー 「うまくまとめたところで次行ってみましょう」

・大草原の小さなゲル

セーラ  「……なにこれ? 本気で分かんないんだけど」
ドロシー 「ええと……ああ、すごいマイナーな番組らしいですね。
      毎週、エレブ地区にあるサカ大草原を一時間ほど映しっ放しにしてるとか」
セーラ  「何が楽しいのよそんなの」
ドロシー 「さあ……好きな人は好きなんじゃないですか。でも視聴率は最悪ですね」
セーラ  「当たり前よ。なんで打ち切られてないのこれ?」
ドロシー 「ええと……あ、お便りが凄く多いみたいですよ。
      『大草原の小さなゲル、毎週見てます。馬鹿な弟と無茶な兄相手に疲れ果てる日々で、これだけが唯一の癒し 女子高生 R』
      『僕自身はあまり興味もないのですが、横暴な姉がこれを見てる間は大人しいので続けてください 高校生 M』
      『いやあ、やっぱり大草原って最高ですよね。見てると心が解放されますよ 高校生 M』
      『うん、たまにはこういうのもいいんじゃないですかね。是非これからも放映し続けてください 高校生 M』
      『打ち切らないで欲しいなあ。打ち切らないでくださいよ、お願いですから 高校生 M』
      ……ってこれ、最初の葉書以外は全部同じ人みたいですね」
セーラ  「へえ、暇な奴もいるのね」
ドロシー 「視聴者様に向かって失礼ですよそれは……やっぱり、好きな人は好きなんでしょうね、こういうのも。
      これからも放映は続けさせていただきますので、安心してくださいね、Mさん。
      さて、それでは次の番組です」

・邪道戦士ウィンダム

燃え上がれ燃え上がれ燃え上がれ ウィンダム
君よ 落とせ
今野望に燃える 欲望があるなら
神の雷を 落とせよ 落とせよ 落とせよ
自己中な怒りをぶつけろ ウィンダム
邪道戦士 ウィンダム ウィンダム
蘇る 蘇る 蘇る ウィンダム
君よ 落とせ
天上へ向かって飛べよ ウィンダム
邪道戦士 ウィンダム ウィンダム

ドロシー 「……」
セーラ  「あ、これ知ってる」
ドロシー 「……ええ、もちろん知ってますとも。我がエリミーヌ教団の恥ですものね」
セーラ  「えーっ、何よその言い方、これ作ったのわたしなのに」
ドロシー 「セーラさんだったんですか!? 何考えてるんですか一体!
      エリミーヌ教上層部の陰謀と汚職を暴くアニメって、こんなの放映されたおかげで信者激減なんですよ!?」
セーラ  「えー、出来はいいと思うんだけどねー。ほら、追い詰められたウィンダムが、
      狂ったように神の雷を落としまくるシーンなんか鳥肌物じゃない?」
ドロシー 「罰当たりすぎますよ!」
セーラ  「そっかなあ。割と評判いいから、続編作ろうと思ってたんだけど」
ドロシー 「評判いいって……本当ですか?」
セーラ  「本当だって。ほら葉書がこんなに……
      『ウィンダムを見てるとストレス解消になります。僕を馬鹿にする奴にも神の雷落ちないかな 高校生L』
      『ウィンダムを見ていろいろと参考にさせていただきました 神父 O」」
ドロシー 「最悪じゃないですか!」
セーラ  「いいじゃないの。ほら、無印ウィンダムでライバルだったウィンダムとオロが味方として再会する
      『邪道戦士Zウィンダム』とか、そのさらに続編の『邪道戦士ZZウィンダム』とか、
      OVAの『邪道戦士ウィンダム 第08布教小隊』とか『邪道戦士ウィンダム ポケットの中の賄賂』とか……」
ドロシー 「なんでそんなウィンダム司祭にこだわるんですか……もういいです。次……」

・魔女っ子? ミカリン☆2

 (前奏中、古代語でスパムメールの文面読み上げる)

 子供だなんて 思ったら
 大間違いよ 女の子
 童顔のくせに 厚化粧
 ちょっと年増な 証拠なの
 媚びたりなんかはしなくても
 あなたは私にもう夢中
 ちょっと年さえ黙ってりゃ
 騎士も盗賊もいちころよ
 魔女っ子ミカリンは 魔女っ子ミカリンは
 あなたの心に 忍び込む
 忍び込む

セーラ  「出たわね我が局のキラータイトル!」
ドロシー 「これもまた何でウケてるんだかイマイチ分からないですね……」
セーラ  「大きいお友達っていうのもいるからねえ」
ドロシー 「セーラさんはそういう人にウケるんですよね」
セーラ  「ちょ、やめてよね気持ち悪い」
ドロシー 「セーラさん、カメラ回ってますよ」
セーラ  「なーんてウソウソ、全国のお友達の皆、これからもセーラちゃんを応援してね、みゃは☆」
ドロシー 「……えー、お便りです。
      キャラクターが増えたりして、お便りもまた一気に増えた感じですね。
      『ミカリン面白いです。おにいちゃんと一緒に毎週見てます。映画も見ました。 竜王家 M』
      『ミカリン面白いけど、どうしてときどき(ダキュンダキュン!)って音がするの? 竜王家 F』
      『いつかその内潰しに行くから覚悟しておいてくださいね 占い師 M』
      『これが始まってから我が邸宅の周囲でもえもえうるさいのじゃが……もえとはなんじゃ? 神使 S』」
セーラ  「……なんか、偏った感じねえ」
ドロシー 「……ふう。さて、番組紹介も残すところあとわずか……ところでセーラさん?」
セーラ  「なに?」
ドロシー 「主題歌とかいろいろヤバ気なものを平気で流してますけど、当然許可は取ってあるんですよね?」
セーラ  「取ってる訳ないじゃない、そんなの」
ドロシー 「うえっ!? それは不味いですよ!」
セーラ  「なにびびってんの? 大丈夫でしょ、こんなローカル番組……」
ドロシー 「甘いですよセーラさん、著作権とかにちょっとは配慮しないと、日本一うざったいあの団体が」

 ぴんぽーん♪

ドロシー 「どこからチャイムが!?」
イリオス 「(ガラッ)こんばんは、カスラックです」
セーラ  「うわ、なにこいつ!?」
イリオス 「カスラックですよカスラック。著作権を守る正義の役人です」
ドロシー 「ああ、かぎつけられてしまった……」
イリオス 「FETVさん? あんたんとこずいぶん勝手に音楽とか流してくれてるみたいだけど……
      駄目だよそういうのは、ちゃんと許可とってやってくれないと」
セーラ  「くあぁ、なにこの平民、すごくむかつくんだけど!」
イリオス 「な、何で平民とか言うんだよ!? 俺は役人だぞ、貴族にだってなれる男のはずだ!」
ドロシー 「でも、顔が貴族って感じじゃないんですよね……」
イリオス 「いや、お前に言われるのだけは心外だぞ……って、そんな怖い顔するなよ!」
ドロシー 「わたしの顔が怖いのは生まれつきです!」
セーラ  「ともかく出てってよね、えーと、名前なんだっけ……」
イリオス 「いや、まだ名乗ってないし……」
セーラ  「面倒くさいからオルソンでいいや。早く出てってよオルソン」
イリオス 「オルソンってなんだ! 俺はイリオスだ、イリオス! カスラック所属の役人、イリオス!」
ドロシー 「……名前だけは凄く貴族っぽいですね」
セーラ  「いやよねえ外面だけの男って。これじゃ貴族になれないはずだわ」
イリオス 「ぐぐぐぐ……お、お前らぁ!」
ドロシー 「ひゃぁ!」
セーラ  「ちょ、暴れないでよオルソン!」
イリオス 「だからオルソンじゃねえって言ってるだろうがぁ!」
セーラ  「うわ、太陽剣出したわこいつ!」
ドロシー 「あの、流星月光に比べるといまいち威力に欠けるけど、平民でも使えるから普及率は高い太陽剣ですね!」
セーラ  「そう、いかにもわたしは平民ですって言わんばかりの必殺剣、太陽剣!」
イリオス 「だから俺を平民と呼ぶんじゃねぇぇぇぇぇっ!」
セーラ  「だーもう、手がつけらんない! と、とにかく、今週はここまで! ありがとうございましたーっ!」
ドロシー 「来週もまた見てくださいねー……って、もう嫌ーっ! エリミーヌ教団本部に帰るーっ!」
イリオス 「ちくしょう、俺だっていつかは貴族にぃぃぃぃぃぃっ!」

 (株)ロプト
 エリミーヌ教団
 (株)ボルトアクス製作所
 アスタテューヌ教団

 この放送は、ご覧のスポンサーの提供でお送りし(ブツッ)

ザー……(砂嵐)

<おしまい>