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Last-modified: 2007-06-15 (金) 22:20:09

ルーテ 「豆腐さん」
ボーレ 「いや、流石に豆腐そのものじゃないから・・・で、どうしたんだい。画板なんか持って」
ルーテ 「先程応援すると聞きました、この二人の」

画板に挟まれている画用紙にはエフラムとミルラの姿が描かれていた。

ボーレ 「ぉ、上手だな。確かにいったぞ、良い男に二言はないぜ」
ルーテ 「それならこういうのはどうでしょう」

ごにょごにょごにょ

ボーレ 「ほう、腕試しがてらに良いかもしれないな。任せておけ!」
ルーテ 「はい。では宜しくお願いします」

~数日後~

リン 「どうしたの?放課後付き合ってほしいだなんて」
ルーテ 「目的地に到着すれば理解できるはずです」
リン 「目的地って・・・ここ?ウチが豆腐買ってる店じゃないの・・・・・って、何・・・あれ」
ルーテ 「はい、作って貰いました」
リン 「あっさりと言えるレベルじゃないでしょ・・・これ」

唖然とするのも無理はない、店先にエフラムとミルラの結婚式な衣装の等身大フィギュアが立っているのだ。
それだけでも充分インパクトがあるのだが更に無茶な事に・・・

全ての材質が と う ふ である。

リン 「エフラム兄さんが見たら卒倒しそう・・・なんだか頭痛がしてきたわ、胃痛持ちのエリウッドじゃないけど」
ルーテ 「良い出来ですよ」
ボーレ 「いやぁ~、中々宣伝になるじゃないの。何時もと違う良い仕事をできたしな」
ルーテ 「流石豆腐さん、プロの技です」
ボーレ 「自重ギリギリの設計を見積もった嬢ちゃんもな」
ルーテ 「優秀ですから」

リン 「住む水は違えど才人は理解しあうって本当みたいね・・・」