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Last-modified: 2007-06-15 (金) 22:28:45

カァン キィン

リーフ 「…何やってるのこんな朝っぱらから?」
リン   「あら、おはようリーフ。今、アイク兄さんとヘクトルが手合わせ中よ」
リーフ 「そうなんだ。ヘクトル兄さんはエフラム兄さんやエリウッド兄さんとは戦績は良い感じに互角だけど
      アイク兄さんには現在連戦連敗中だよね。それでも挑むヘクトル兄さんも懲りないね」
リン   「でも、今日はいつもと違うのよね」

キィン カァン 

リーフ 「…互角、いやヘクトル兄さんがアイク兄さんを押してるよ」
リン   「アイク兄さんも戦い辛そうにしているわね。バイオリズム絶不調なのかしら?」
ヘクトル「貰ったぜ!」
アイク 「むっ…」
リーフ 「…ヘクトル兄さんが勝っちゃった」
リン   「ちょっとヘクトル!一体どんな手品使ったのよ?」
ヘクトル「手品とは人聞き悪ぃな。実力だぜ実力」
リーフ 「珍しいねアイク兄さん。ヘクトル兄さんに負けるなんて。調子悪かったの?」
アイク 「それもあるかもしれん。だがそれ以上に、今日のヘクトルはまるで槍を相手にしているようだった」
リン   「槍ですって?まさか、ヘクトルあんた…!」
ヘクトル「バレちまったらしょうがねぇ!兄貴にゃ悪いが、こいつを使わせてもらったぜ!」

つ【ソードバスター】

リーフ 「あれって確か、3すくみを逆転させる武器だっけ?」
リン   「ちょっと!それ卑怯じゃない!!」
ヘクトル「なーに言ってやがる!相手によって武器変えるのは戦場での基本だろうがよ」
アイク 「ヘクトルの言う通りだ。そもそもヘクトルが使っている武器を見抜けなかった俺がまだまだなだけだ。
      それに、調子が悪かっただの相性が悪かっただの、負けた言い訳を俺はしたくはない」
リン   「兄さん……」
ヘクトル「それでこそ兄貴だぜ!で、もう一戦やるか?」
アイク 「ああ、だがその前に…相手によって武器を変えるのが戦術の基本ならば、俺もその戦術の基本に則るとしよう」

つ【ハンマー】

ヘクトル「ちょ、ちょっと待て兄貴!それ思いっきり俺への特効武器じゃねぇか!!」
アイク 「何を言っているヘクトル。弱点を克服してこそ、本当に強き者となるのではないのか?」
ヘクトル「克服する前に俺が粉砕されちまうだろーが!!」
アイク 「時間が惜しい。そろそろ行くぞヘクトル」
ヘクトル「兄貴、実はさっき負けたことに対して怒ってるんじゃくぁwsでrftgyふじこlp;@」

リン   「…オチもついたことだし、朝食の準備でもしようかしらね。けどアイク兄さん、やっぱ負けて悔しかったのね」
リーフ「人離れしているアイク兄さんだけど、なんだかんだ言ってやっぱ兄さんも人で安心したよ」