20-112

Last-modified: 2011-05-30 (月) 22:24:58

槍士の苦悩

エフラム 「黙れ!このピザ野郎!」
ヘクトル 「ランサー風情が調子に乗るなよ・・!」
セリス  「ねぇ?いつものことだけど今回の原因は何?」
ロイ   「ヘクトル兄さんがふざけてエフラム兄さんの槍折っちゃってね、謝ってはいたんだけど・・」
セリス  「互いにヒートアップしたってわけ?」
ロイ   「そういうこと・・あ、壁に穴あいた・・」
セリス  「穴なんて珍しくもないよ・・っと床に穴は珍しいね」
ロイ   「あはは・・んじゃ次窓が割れるにひゃくえn・・」
エリウッド「・・ロイ」
ロイ   「兄さん!?いつから!?」
エリウッド「いいから君のレイピアを貸してもらえないか(ニコ」
ロイ   「あ・・うん・・ハイ(キてるなこれは」

トロイニブイオソイ!ヤリシカソウビデキナイクセニ! キーン!!フォンフォン・・ズギャァァン!ギニャァァ!!!

ヘクトル 「なぜ・・俺だけ・・khdnグフッ」
エリウッド「エフラム」
エフラム 「な、なんだ(ガクブル」
エリウッド「ヘクトルも充分反省してるし許してあげなよ?」
ヘクトル 「すまない・・エリウッド・・あにう・・え・・」
セリス  「散ってる!?散り際のセリフだよそれ!?」
エリウッド「いいよね?(ニコニコ」
エフラム 「ああ・・*1)」

―夕食

エフラム 「ふん・・俺はエリウッドの顔を立てて許したんだ。勘違いしてくれるなよ?」
ヘクトル 「こっちだってエリウッドがいたから手ェ抜いてやったんだ!」

ンダト!?ピザ!!ヤンノカロリコン!!

シグルド 「食事くらい落ち着いたらどうなんだ、みんなで仲良く食べないと・・」
アルム  「セリカ・・君にも食べさせてあげるよ」
セリカ  「まぁアルムったら・・」

KINSHINハユルサンゾー!キャッキャウフフ!

マルス  「まぁいつものやりとりは置いといて・・リン姉さん」
リン   「何?マルス?この際やるだけやらせたほうがいいとおもうんだけど?」
マルス  「いや・・ご近所に迷惑というか世間体が危ないというか(チラ」
ヘクトル 「ロリロリロリロリロリロリロリロリィ!!」
エフラム 「メタボメタボメタボメタボメメタァ!!」
マルス  「人さまが聞いたらイヤな誤解するかもよ?」
リン   「確かに・・ちょっとアンタらストップ!ストップ!」
ヘクトル 「だってこのロリコンが・・!」
エフラム 「俺はロリコンではない!!」
      
     シーン

エフラム 「な・・なんだ?(視線が重い・・」

ミカヤ  「自覚がないのが一番つらいのよね・・」
シグルド 「KINSHINじゃなければどうでもいいじゃないか」
エリンシア「そうはいきません!殿方はきちんとした女性とつきあうべきです!」
アイク  「マヨネーズとってくれ」
エリウッド「エフラム・・僕は気にしないよ・・」
リーフ  「まぁ子供は恋愛対象にとれないね。やっぱ年上じゃぁないと!」
セリス  「でも女性の好みなんて好き好きでしょう?そこに愛があればなんとでもなるよ!」
エイリーク「その通りですね。愛があればなんとでもなりますよ・・兄上」
ロイマルスヘクトル 「ロリラム自重www」
エフラム 「貴様らぁぁあ!!もういい!寝る!!」
リン   「言い過ぎたんじゃないかしら?」
マルス  「大丈夫でしょこのネタでは何回も叩かれてるんだから」
アイク  「おいマヨネーズとってくれってば」

―自室

俺は・・ロリコンなのか?
ロリコン・・小さな子どもばかり愛してしまうこと・・
確かに俺はミルラやファに優しくしてしまうし自分でもわかるくらい過保護に接してしまう
だがそれは俺の武人としての精神からだ!決して邪な考えのもとではない!
愛する?愛してる?愛とは何だ?

エフラム 「愛・・か」

―ルネス大学院

リオン  「・・で、僕の所に来たわけだ」
エフラム 「あぁ。博識なお前ならなにか教えてくれると思ってな、でどうなんだ?」
リオン  「まぁロリコンじゃないことを証明する方法はあるよ?」
エフラム 「俺にできるのか?」
リオン  「君なら簡単にできるさ。要するにきみとほぼ同年代もしくはそれ以上の大人と交際すればいいのさ」
エフラム 「それは・・付き合うということか?」
リオン  「そういうことだね。ロリコン疑惑を解くにはこの方法が最善さ」
エフラム 「しかしだなぁ・・。なんか悪いことをしようとしている気がする・・」
リオン  「・・・きちんとした交際をするならそんなことないさ、次は愛についてだね」
エフラム 「ああ・・愛とは何なんだ」
リオン  「愛はなにか、その答えについては諸説あるけどわかりやすく言えばかけがえもないほど好きになることかな」
エフラム 「・・?」
リオン  「君が家族に持つ感情だよ。大好きということだ」
エフラム 「なるほど・・大好きということだな?おまえは何かを愛しているのか?」
リオン  「エイリー・・、いや君たち双兄妹かな」
エフラム 「そうか・・なら俺たちも愛してるぞリオン」
リオン  「はは、エイリークから聞きたかったなその言葉・・男には愛してるとは言わないほうがいいよ、ビラクになるから」
エフラム 「そうか、気をつける、ではまたな」

―商店街

エフラム 「・・(同年代と交際か・・。付き合うことを前提なら顔見知りのほうがいいな。」
???  「おーい」
エフラム 「・・・(そういえばアルムやセリカも同年代だな。愛してるとも言い合ってたし。」
???  「エフラムってばー?」
エフラム 「・・・(とりあえずハラが減ったしなんか食べていくか。」
???  「てぇい!」
エフラム 「だはぁ!・・ターナ!?なにするんだ!?」
ターナ  「気づかないほうが悪い!さっきから声かけてるのにー・・」
エフラム 「すまない・・考え事をしていてな・・(ターナか・・同年代、顔見知りだし幼馴染だし条件はそろってるな」
ターナ  「考え事?それより暇だったら買い物付き合ってくれないかな?」
エフラム 「ああ、わかった一緒に行こう。(ここは・・いくしかない!」

―ショッピングモール

ターナ  「久しぶりだなー、こうやって二人で歩くの!ねぇ?初めて一緒にあったときのこと覚えてる?」
エフラム 「ああ、たしかターナの誕生日を祝うパーティに俺とエイリークが呼ばれたんだっけか」
ターナ  「嬉しい!覚えててくれたのね」
エフラム 「ヒーニアスと初めて会った時もそうだな、いきなり弓を撃ってきたから覚えてる」
ターナ  「その時のことほかに覚えてる?」
エフラム 「いや、ヒーニアスを通路に追い込んで槍で殴ってたから覚えてないな」
ターナ  「じゃ私が何を言ったのかも覚えてないの?」
エフラム 「あぁ、そのあと乗馬で勝負することになってホースキラーを振り回してたことしか覚えてない」
ターナ  「もぅ!今も昔もちっとも変ってないのね!お兄様と槍のことばかり!いっそお兄様と二人で愛し合ってしまえばいいんだわ!」
エフラム 「!いやそれじゃだめだ!・・(ビラクになる!」
ターナ  「!」
エフラム 「俺は・・キミを・・キミとあ・・あれ?ミルラか?」
ミルラ  「エフラム・・お姉ちゃんとはぐれました・・」
エフラム 「迷子か・・ターナ」
ターナ  「え?何?//」
エフラム 「悪いが竜王家までミルラをおくってくる、買い物はまた今度でいいか?」
ターナ  「あ、、うん//」
エフラム 「それじゃいくぞ、ミルラ」
ミルラ  「はい・・」

ターナ  「あれ・・?空気に流されちゃった・・?」

―兄弟家周辺

エフラム 「チキとファを一人でみるのは大変だからな・・」

しかし俺はなぜ付き合いたいという申し出を戸惑った?
ターナなら条件すべてそろっていたじゃないか、疑惑の解消のために付き合えばよかったじゃないか。

エフラム 「・・何なんだろうなこの罪悪感」
ラーチェル「いきなりなんですの?」
エフラム 「ラーチェル?エイリークに用事か?」
ラーチェル「もう済みましたが・・こんな青空のもとひとりごとは悲しいですわよ?
エフラム 「もう夕方だから茜空だがな。」
ラーチェル「細かいことは一々きにしない!・・丁度いいですわ、私を送って行きなさい。」
エフラム 「なz」
ラーチェル「夜道をかよわい乙女一人歩かせるつもりですか?」
エフラム 「わかった同行しよう・・」
ラーチェル「ところでエフラム、さっきから背中に出血痕のようなものが目立つのですがケガしていますの?」
エフラム 「背中・・?さっきターナに突っ込まれた時か・・ほそみのやりでも刺されたか?」
ラーチェル「まぁ。治して差し上げますから背中をこちらに」
エフラム 「あぁ、頼む(ヌギッ」
ラーチェル「きゃぁああ!?い、いきなり何をしようというですの?」
エフラム 「背中を診せろと言ったのはそっちじゃないか?」
ラーチェル「けだもの!ヘンタイ!悪魔!どさくさにまぎれて襲おうとするなんて・・つアーリアル」
エフラム 「ま・・待て誤解だ!・・ってもう無駄かはぁぁああ!!・・」
ラーチェル「物には順序がありますわ!そんないきなり・・!でも強引なのもちょっと・・キャ失礼しますわぁぁ!!」
マルス  「んな乙女全開で走り去ってもねぇ・・、大丈夫兄さん?つきずぐすり」
エフラム 「あぁ・・なんとか」
マルス  「しかし・・随分とおもしろいことをやってたみたいだね。」
エフラム 「お前!見てたのか!?」
マルス  「リオンさんから連絡をもらってね、いざというとき僕がフォローする役だったんだけど面白いから静観してた」
エフラム 「リオン・・余計なことを・・、しかしマルス・・見てたならわかったろう、俺はロリコン以前に異性を愛することすらまともにできないんだぞ」
マルス  「さぁね、んでも兄さんはやっぱり純情ということはわかったけどw」
エフラム 「どういうことだ・・?」
マルス  「兄さん、ターナさんに付き合おうと言おうとしたでしょ?」
エフラム 「!」
マルス  「でも言えなかった、おおかた自分の潔白のために彼女を利用していいのかという罪悪感でももったんでしょう。」
エフラム 「・・それだけじゃないさ」
マルス  「そう、それだけじゃない、兄さん今好きな女性っているの?」
エフラム 「はっきりとはいないな」
マルス  「好きでもない人に付き合いたいなんては言えないからね、あたりまえだけど」
エフラム 「でもリオンは疑惑を撤回したいならそれでも交際をしろといった」
マルス  「ちゃんとした交際をすればとも言わなかった?」
エフラム 「俺がいつ失礼をしたというんだ?」
マルス  「ターナさん置いてきたでしょ?あの場であれだけ言っといておいてけぼりはないと思うなぁ。」
エフラム 「それは・・」
マルス  「というか言われたことを即座に実行したことが間違いだと思うよ?リオンさんもこうなるとは思ってなかったから
      あせって僕に連絡したみたいだし」
エフラム 「俺が間違っていたのか・・?」
マルス  「愛は一朝一夕にならずってことだね、愛は育まないといけないものなんだ」
エフラム 「それだ・・!」
マルス  「?」

エフラム 「愛の意味をもっと詳しく知れば俺はなにか変われる気がする!頼むマルス!俺に愛を教えてくれ!」
マルス  「というかリオンさんから聞いたんじゃないの?」
エフラム 「あぁ聞いた、大好きな気持ちということはわかっただけどそれだけじゃない、もっと何かあるはずなんだ!」
マルス  「そればかりは僕でも教えられないよ・・というか大の男2人で愛を真剣に語り合うのはちょっと・・」
エフラム 「・・そうか、とりあえず帰るとしよう」
マルス  「僕はリオンさんのところ行ってくるから先帰っててよ」

エフラム 「・・はぁ(いつの間にかロリコン以前に愛を知ることが目的になっている。)」
     「愛って何なんだろうな」

???  「愛することに迷いがあるのですか?」
エフラム 「ターナ?違う・・キミは確か・・」

―兄弟家

マルス  「ただいまーってエフラム兄さんまだ帰ってきてないんだ」
エリンシア「おかえりなさい、エフラムちゃんはまだですわね」
リーフ  「兄さん、たしかエフラム兄さんの尾行してるんじゃなかったっけ?見失ったの?」
マルス  「いや、帰り際に別れたんだけど・・僕より遅くなることはないはずなんだけど」
ミカヤ  「なにか事件に巻き込まれたとか?」
リーフ  「まぁ兄さんのことだから大丈夫でしょう・・っと帰ってきたかも」
エフラム 「ただいま・・」
ミカヤ  「おかえりなさい、遅かったのね何かしてたの?」
エフラム 「ん?あぁ、シーダという子と愛を語り合ってた」
マルス以外「んなぁぁあ!?」
リーフ  「よりによってシーダさんと!?ってか愛を語り合うって・・その手取りあしとr・・ブバァァ」
ミカヤ  「ちょ・・昼ドラ!?兄と弟の三角関係!?」
エリンシア「自重なさってください!今はそれより小さな子ども以外にも興味を持ったことを祝うべきです!」
リン   「ちょっとみんな落ち着いて!それよりも・・」
マルス  「クカハハハハ!!サカラウモノ・・コロス!!」
リーフ  「予想通りマルス兄さんが狂ったってやっぱこっち来たこの人でなしー!!」
ミカヤ  「エフラム!今は逃げなさい!誤解はあとで説明すればいいわ!」
エフラム 「マルス・・お前が怒るのはもっともだ、お前の大切な人と時を過ごしてしまったのだからな・・。」
ロイ   「・・兄さん?」      
エフラム 「だがおまえはなにか誤解している、お前とシーダは相思相愛だろう、それに俺も兄弟を悲しませる真似はしない、誓って言う
      それでも疑うというのならその剣で俺を好きにするがいい・・」
マルス  「!?」
リン   「この特有の交渉術は・・!?」
エフラム 「俺はシーダに愛とは何たるかを教えてもらった・・、俺はだから愛をもってマルスを宥める」
マルス  「・・エフラム兄さん」
エフラム 「わかってくれたか・・さぁこの胸に飛び込んでこい」
マルス  「兄さぁぁーーん・・・そんなんで納得できるかぁぁああ!」ズバァァ
エフラム 「ぐふ・・ふ、このひとでなしとはいわん、これも愛ゆえに・・」
ミカヤ  「エフラムーーー!!」

―後日

ヘクトル 「ロリコンが、ケガくらいで学校休むのか?」
エフラム 「・・・」
リーフ  「兄さんよしなよ、無防備で思いっきり斬られたんだ、ダメージくらい残るよ・・」
ヘクトル 「・・張り合いねぇな、ロリロリロリ・・」
リーフ  「兄さんいい加減に・・」
エフラム 「いや、いいんだリーフ、これもヘクトルが俺のことを心配してくれている証拠だ、気にかけてくれているんだよ(ニコ」
ヘクトル 「気持ちわりぃい!!エリウッドみたいになってるやがる!何があった!!?」
リーフ  「昨日あの場にいなかったんだっけ・・カクカクスケサン」
ヘクトル 「愛をしっただぁー!?それだけでこうなるのか!?」
マルス  「シーダの話術ならありえるんだよ、それが・・。さらに人は傷心しきっているときに
      宗教的なものにハマりやすくなる、それの相乗効果で・・」
リーフ  「で、マルス兄さんは昨日からずっとこんな態度なわけ」
エフラム 「いうなリーフ、それよりマルス、やっと兄さんの胸に飛び込んでくる気になったか?」
マルス  「誰が・・!」
リオン  「にしても・・まさかこうなるとはねぇ」
エフラム 「リオン・・いたのか?」
リオン  「君はずっと寝てたからね、というわけスリープ、、記憶改正っと・・」
マルス  「できればいつもの感じに戻してください」
リオン  「はいはい、でもホントによかったの?」
マルス  「今のままだとフラグメイカーで危ないし、気持ち悪いので・・あ、でもちょっとだけ・・してくれます?」
リオン  「ははっ、本心なのかなそれは・・では・・」

―数日後

エフラム 「ターナ、ホントに買い物の約束なんかしてたか?」
ターナ  「自分で後日やりなおそうって言ったんじゃない!もう!」
エフラム 「すまない、ホントに記憶になかったんだ」
ターナ  「それとも私との買い物イヤなの?」
エフラム 「・・君と一緒でイヤなわけがないさ。」

リーフ  「兄さん、リオンさんになんて言ったの?」
マルス  「好意がある人にはあの時に戻るように頼んだのさ」


*1 ((;゚Д゚