最初に『神』があった。
『神』は長い、長い時の狭間に生きていた。
『神』はあまりに長いあいだ
ユンヌの悪ふざけで苦しんだため、
ついに『なみだ』をおとした。
『なみだ』から二人の夫婦が生まれた。
『父』と『母』である。
『父』は全てを切りさくことができると言い
『母』はいかなるものにも傷つけられないと答えた。
そして二人は戦うこととなった。
その後色々あって
結婚式は七日七晩続いた。
『父』は『母』を養い、
『母』は『父』を助けた。
『父』のはたらきが世界を開き空となった。
『母』の助けが空間を満たし大地となった。
二人はやがてミカヤを産んだ。
そして『父』と『母』が
大切にしていた14の宝が『主人公家の兄弟』となり、
世界が動きはじめたのである。