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Last-modified: 2011-05-31 (火) 02:59:16

282 :ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:21:37 ID:dztCV8eB
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剣道部1年ラドネイの訴えによりヘザー先生を阻止することになったエイリーク達。

~作戦その1~

ラーチェル「要はヘザー先生に彼女ができればいいのですわ!」
エイリーク「なるほど…そうすれば他の女生徒に手を出さなくなりますね」
ターナ「あの人が1人で満足する?…それに誰が犠牲になるのよ」
ラーチェル「……」
エイリーク「この作戦はダメですね」

~作戦その2~

エイリーク「ヘザー先生が男の人とお付き合いするようになれば、よいのではありませんか?」
ラーチェル「どうやってですの?」
ターナ「……これもダメね」

~作戦その3~

ターナ「そもそも今回のミッションはラドネイの依頼によるもの、彼女のことをヘザー先生が諦めればいいのよ。
    つまりラドネイに恋人をつくる!」
ラーチェル「なるほど、恋愛フリーの聖戦キャラならではですわね」
エイリーク「そうと決まれば原作で相性のよい人たちを連れてきましょう」

283 :ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:22:31 ID:dztCV8eB
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エイリーク「というわけで連れてきました」
シャナン「はっはっは!年端もいかぬ女学生の頼みとあれば聞かぬわけにもいくまい!」
ヨハン「おお、ここが女子高!野獣どもの立ち入りを許されぬ聖域なれば弟よ、お前は帰るがよい」
ヨハルヴァ「誰が野獣だゴラァ!」
ラーチェル「ちょ、ちょっと!外部の殿方を学院の敷地に入れてはいけませんわ!」
ターナ「これもヘザー先生を阻止するためよ」

そして6人は武道館へと向かった。

ラドネイ「…先輩方…これは一体…」
ターナ「私達3人で考えてみたのよ、貴女に彼氏ができればヘザー先生も諦めるんじゃないかって」
エイリーク「さあ、お好きな相手をどうぞ」

シャナン「おお!ようやく私の元に戻ってくる気になったか!これでロリ少女カルテットがつくれる!」
ヨハン「嗚呼、女学生の部活動…さわやかな汗の香りが私の胸をかき乱す…
    ここは我が心のオアシスなり…目一杯吸っておこうスーハースーハー」
ヨハルヴァ「ふふふ、女生徒達の視線を感じるぜ!みんな俺様の肉体美に釘付けだな!ふん!はぁぁ!」

ラーチェル「人の好みに口出しする気はありませんけど…変わったご趣味ですわね」
ラドネイ「全員とってもいやだぁぁぁぁ!!!うっぷ…吐き気が…」
シャナヨハヨハ「ガーン!」

284 :ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:23:57 ID:dztCV8eB
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肩を落として武道館を出る6人。

ヨハン「愚弟めが!貴様が野獣じみた醜い筋肉を見せびらかしたせいで私まで追い出されたではないか!」
ヨハルヴァ「やかましい!兄貴が変態ポエムを読んだせいだ!」
シャナン「まってくれ!私はコイツらと同レベルなのか!?そんなバカな!」
ターナ「はいはい、もう用はないからお引取りくださいね」

シャナヨハヨハを追い返すと3人は今後のことを話し合った。
エイリーク「やはり会長のお仕事は大変なんですね…3会長の方々はこのような辛い任務をこなしてこられたのですね」
ターナ「いや…これは特殊なケースだと思うけど」
ラーチェル「やはり相手の事をよく知ることが大事ですわね…吐き気をもよおすほど男嫌いだったとは…
      ここは情報収集が大事ですわ!」

思い立つとすぐ行動に移るのがラーチェル様。2人が声をかける間もなく駆け出していく。
エイリーク「あっ…ラーチェル」
ターナ「大丈夫かしら?」

286 :ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:24:39 ID:dztCV8eB
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ラーチェルは学園内のラドネイの情報を集めてまわった。

教師A「ラドネイさん?あなたと違ってごく普通の生徒だと思いますよ」

アテナ「何度か・稽古ヲ・つけてやっタ・てイウカ・任務は・達成したのカ?」

剣道部2年A「よく中等部の指導もしてくれるし、真面目な娘だと思うけど?」

アメリア「背が高くて格好いいって中等部の剣道部員に人気あるみたいですよ、
     この町じゃ数少ない普通の人ですし」

中等部剣道部員A「手取り足取り丁寧に指導していただきました//////」
中等部剣道部員B「ああ、お姉さま…私を好きにして下さい…ハァハァ」
中等部剣道部員C「お姉さま…その…ポッ」

287 :ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:25:25 ID:dztCV8eB
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結論

ラーチェル「ラドネイさん、貴女彼女をつくりなさい!」
ラドネイ「ちょ、ちょっと待って下さい!なんでそうなるんですか!」
ラーチェル「わたくしの調査結果によると、貴女は後輩に人気があります!
      よって後輩を恋人にすれば、ヘザー先生も諦めざるを得ませんわ!」
ラドネイ「だ…だから私にそーいう趣味はないと…」
ラーチェル「まあ!そんな悠長なことを言ってるからヘザー先生に狙われるのですわ!
      ですからわたくしがちゃんとお膳立てしてあげました!さあ皆さんお入りになって!」
ラドネイ「へ!?」

288 :ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:26:16 ID:dztCV8eB
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中等部剣道部員A「お姉さま…来週のデートのお誘い…謹んでお受けいたします/////」
中等部剣道部員B「ああ…嬉しい…お姉さまに個人指導していただけるなんて…ゴクリ」
中等部剣道部員C「もう!お姉さまったら贈り物を先輩にお願いするなんて奥手なんですから…
         でも嬉しい…ポッ」
ラドネイ「な…なんじゃこりゃあああ!」
ラーチェル「これでヘザー先生の付け入る隙はありませんわ!」
ラドネイ「ちょ…ちょっと!?そんな勝手に!」
ラーチェル「お礼なんていいんですのよ、わたくしは正義のために当然のことをしたまでです」
ラドネイ「ど、どこが正義ですか!これじゃ本末転倒というか…」
ラーチェル「まあ!貴女は後輩達の期待に満ちた瞳を裏切るというんですの!
      そんなこと先輩として許しませんわよ!」
ラドネイ「ううぅ…ええいこーなりゃヤケだぁ!デートでも個人指導でも付き合ってやる!」
中等部剣道部員ABC「キャー!お姉さまぁぁ!」

そして物陰から覗く影一つ…
ヘザー「やるわねラドネイちゃん…3人も落とすなんて…ここはもう百合世界に入ったわ
    ルネスを百合に染めるため、他の相手を狙うべきね…」

こうしてラーチェル達は初任務を見事達成した。

ターナ「……これでよかったのかしら……」
エイリーク「…確かにラドネイさんはヘザー先生から狙われなくなったようですけど…」
ラーチェル「ですからモーマンタイですわ!…ああ、それにしてもデートだなんて羨ましい…
      わたくしもエイリークと…//////」
エイリーク「私がなにか?」
ラーチェル「い、いえ別になんでもございませんわ!キャー!///////」
ターナ「……」

続く