20-606

Last-modified: 2011-05-31 (火) 03:43:52

606 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~:2009/09/11(金) 17:48:57 ID:y+ARdqCt
夏ももうすぐ終わろうという8月某日・・・・・・
押入れの前で一人、浴衣を取り出しているエリンシアの姿があった

ロイ「ん?姉さん、なんで浴衣なんか出してるの?」
エリンシア「ああ、今日は花火大会があるから、皆の分を出しておいたのよ」
ロイ「あっ、そういえばそうだったね。すっかり忘れていたよ」
・・・・・・2週間ほど前、紋章町ではまだまだ暑い夏を乗り切ろうと、急遽花火大会が開かれる事になった
もともとイベント好きな人が多いので、何の異論も無く開催が決まり、現在に至る・・・・・・という訳である

アイク「二人して何の相談だ?」

突如会話に割り込んでくるアイク。流石の絶妙なクラッシャーぶりである

ロイ「エリンシア姉さんが浴衣を出してたからちょっと気になってね」
アイク「ほう。・・・・・・む、これが俺のか」
と、一着の着物を摘み上げるアイク
ロイ「いや、これは兄さんには小さすぎるんじゃ・・・・・・」
ロイの言うとおり、どう見てもアイクのものにしては丈が短い
むしろロイが着た方がちょうど良い位のサイズである
エリンシア「まあ、着物でせっかくの筋肉を隠すなんて酷い事はできません!」
ロイ「筋肉乙」

セリス・リン「たっだいまー!!」
エイリーク「ただいま戻りました」
玄関先で姉3人?の声がする
ちょうど今学校から帰ってきたようだ
エリンシア「さ、さあさあ、これからお姉ちゃん達が皆着替えるから、この部屋は男子禁制です!」

バタン!ガチャガチャ・・・・・・

やや強引に2人を追い出すと、エリンシアは女性2人と・・・・・・何故かセリスを部屋に入れて鍵を掛けた

607 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~:2009/09/11(金) 17:52:03 ID:y+ARdqCt
ロイ「追い出されちゃったね。まあ家族とはいえ当然だけど」
アイク「何故だ?」
ロイ「アイク兄さん・・・・・ほんとに分からない?」
アイク「ああ、分からん。家族だろう?何も隠す物などない」
シグルド「KINSINは許さんぞー!」

ガシャーン!

突然窓から投げ込まれるティルファング。
アイク「とうっ!(回避」
マルス「ただいま・・・はっ!(回避」

ヒュッ、ドスッ

リーフ「ただいまー・・・ってぐはーーッ!このヒトデナシー!!」
マルス「リーフ・・・・・・お約束とはいえ、自分から当たりにいかないでも良いのに」
リーフ「いや、普通にアイク兄さんが影で見えなかったんだけど・・・・・・」
アイク「動体視力の訓練が足らんな。少し鍛えてやろう。まずはラグネルの零距離衝撃波回避で・・・」
いそいそとラグネルを構え始めるアイク
リーフ「いや、結構です!っていうかここ室内だし!!」

エフラム「ただいま帰った」
ヘクトル「今帰ったぜ。って、一体何の騒ぎだ?」
どうやら、残りの学校組も帰ってきたようである(アルムとセリカは2階で○○。セリスは女性部屋)
ちなみに、リーフはまだ顔面に剣が刺さったままだが、誰も気に留めていない
エフラム「騒がしいな・・・・・・まぁ、こいつ(ヘクトル)ほどではないが」
ヘクトル「んだとテメェ!?」
エフラム「やる気か?こっちは受けてたつぞ」

608 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~:2009/09/11(金) 17:53:06 ID:y+ARdqCt
エリウッド「頼むから室内ではやめてくれ・・・・・うっ!胃が・・・・・」
横で死にそうな声を上げるエリウッド
ロイ「うわ!エリウッド兄さんいたの!?」
エリウッド「ずっと横で寝てたじゃないか。今日は胃の調子が悪くて・・・・・うっ!」
再び苦しそうに横になるエリウッドとその背中をさするロイ
エリウッドはこんな弟を持ったことを幸せに感じた

・・・が、周りはそんな事は知ったこっちゃないので

ヘクトル「うらうらうらーッ!」
エフラム「甘い甘い甘いぞぉーーーッ!」
アイク「ぬぅん!」
リーフ「ちょ、だから零距離ってそもそも衝撃波じゃなくて直接k・・・ひでぶッ!」
ワーキャーナンダーホホホーナニヲスルキサマーヨイデハナイカヨイデハナイカアーレーウワーナニヲスルダーコノヒトデー
エリウッド「フ、フフ…。家屋崩壊…蝶サイコー!!」
エリウッドは辛い現実に こ わ れ た

エリンシア「なんだか騒がしいわねぇ」
ミカヤ「うーん、まぁ我が家は静かな日の方が少ないし」
リン「否定できないのが悲しいわね・・・・・」
エイリーク「早く着替えて止めにいった方が良いのでしょうか」
ミカヤ「大丈夫よ。ゆっくり着替えましょう」
セリス「う~ん、僕の着物はどれかなぁ・・・・・」
セリスがいるのは敢えて誰もつっこみません。だって性別:セリスですから
セリス「あれ?姉さん、なんで体に布を巻いているの?」
エリンシア「これはね、体の凹凸をなくして、着物を美しく見せる為なのよ」
セリス「へえー、そうなんだぁ。知らなかったよ」
エイリーク「私達には必要ありませんね・・・・・・(涙」
ミカヤ「そうね。全く凹凸が無いものね・・・・・・(涙」

リン「うーん・・・・・・ちょっとキツいなぁ。エリンシア姉さーん、手伝ってくれない?」
エイリーク「ウフフ・・・・・・私達が」
ミカヤ「手伝ってあげるわ・・・・・」
リン「ちょ、2人とも目つきが変・・・・・・ってあんまり胸締め付けないで!」
ミカヤ「この胸か!?この胸が悪いのか!?」
エイリーク「その通りです!こんな醜い脂肪の塊、いますぐ無くしてしまうべきです!」
リン「く・・・・・苦し、い・・・。姉さ、ん・・・・・・」

セリス「僕の着物が無いよー(´・ω・`)」

続く