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Last-modified: 2011-05-31 (火) 03:48:01

643 :大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:02:24 ID:3pOcsNTB
【前回までのあらすじ】
シグルド 「前回のストーリーは正に急→展↑開↓!だったな」
アルヴィス「そうよな」
シグルド 「…ストーリー自体は二つあって、
      リンVSヴァイダ&アイク達一行VSクッパ城の二本立てだったな」
アルヴィス「両方とも中途半端だったかもしれん」
シグルド 「まぁ全ては大会にギガクッパ(※なりそこない化)を出す為の伏線だった…」
アルヴィス「ただ単に作者がマ○オRPG好きだったから入れてみた、という線が濃厚な件」
シグルド 「…………」
アルヴィス「…いや、作者の為にも否定してやってくれ(汗)」
シグルド 「所でリンの最後の切り札は…獣化!?
      いくらリンが俊敏で鼻が効くからだといっても、コレは無いぞ」
アルヴィス「…伏線自体はちゃんと張ってたぞ(つ『大乱闘FEブラザーズ3章』」

リン   「私は草原の民として・・・草原を・・・緑を・・・
       野生を・・・自然に住む獣達を愛してきた。

      ・・・・・・!!・・・・そうよ・・・私も彼等のように・・・」

マルス 「姉さん、リン姉さん!!一体何処に居るの・・・!?

     しかし・・・所々地面が抉れ、木々が粉々になってる・・・コレは一体・・・・・・・・」

シグルド 「…本当だ」
アルヴィス「な?」
シグルド 「…ああ」
シグルド 「次の試合はひろしVSアシュナードと思わせといて馬鹿め!
      ひろし&アイクVSアシュナード&ギガクッパだ!!…なのか」
アルヴィス「ひろし(笑)なんてステータス面で言えば雑魚の部類だぞ。
      FEラスボス最強と名高いアシュナードに勝てる訳無いだろうjk」
シグルド 「…CFS(クラウド・フィーバー・システム)を侮らない方が良いぞ、アルヴィス」

シグルド 「後作者に言いたい事が一つだけある」
アルヴィス「奇遇だな、私もだ」
シグルド 「それでは皆さん」
アルヴィス「ご一緒に」

シグ・アル「私達を早く本編に出して下さいm(_ _)m」

644 :大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:04:00 ID:3pOcsNTB
ギガクッパ「GYAWOOOWO!!?(合計ダメージ0%、残り1機)」
アシュナード「くくく…参る(合計ダメージ20%、残り3機)」
ヴォルツ 「(゚Д゚)……」
アイク  「ひろし、大丈夫か?」
ヴォルツ 「(゚Д゚)……」
アイク  「…渾身の右ストレート!」
ヴォルツ 「ぶげぇらば!…って何するんだアイク!」
アイク  「(゚Д゚)ポカーンとしてる場合か」
ヴォルツ 「ち、違う…ただショックを感じていただけだ」
アシュナード「ふっ、余裕そうだな」
ヴォルツ 「!」
アイク  (くっ、漫才をしてる間に距離を取られたか)
アシュナード「ふんっ!つ『A、縦切り』」
アイク  「うぐっ!」
ヴォルツ 「うわぁ!」
ギガクッパ「GYAOOOO!!つ『B押しギガクッパブレス』」
アイク  「ぐあああ!?」
ヴォルツ 「あああぁぁぁ!!」
アシュナード「まだまだぁ!つ『A連打、苦雷斬』」
アイク  「『Lボタンガード』…させるか!はっ、ぬぅん、りゃ!『A三連打』
アシュナード「ぐぐっ…」
ヴォルツ 「ぐ…はぁ!『A溜め、銀の大剣切り』
アシュナード「甘いな」
ギガクッパ「GUOO!!?」
ヴォルツ 「い、今は下界に撤退だアイク!」
アイク  「…ぬっ、撤退か…」

アシュナード「…ふんっ、逃げたか」
ラジャイオン「シャギャーッ!!(…早く開放してくれ…)」
ギガクッパ「GUWOO!!?(アイクとひろしが逃げた方へ向かう)」
アシュナード「まずはこの怪物を倒す事だな、くくくくっ。
       …上階で待ってるぞ」

ドロシー 「ああっ、アイク選手とひろし選手両者共に
      アシュナード選手とクッパの激しい攻撃に大苦戦しています!!
      …二人は逆転の糸口を掴む事が出来るのでしょうか!?」
セーラ  「ちなみにステージは上階と中階、下階の三段構造となっているわ。
      元ネタはラグドゥ遺跡1,2,3層辺りかしら?
      …上階は中階から、中階は下階から伸びる柱の上にあるから、
      タイミングによっては上から強襲なんて出来そうね」
イリオス 『…アイクとギガクッパの残り機は1つずつみたいだが、どうしてなんだ?』
アスタルテ「この話の長さを考慮した結果こうなった、
      流石にこれ以上クッパを暴れさせられないからな」
ドロシー (…いや、最初からそうすれば(ry))

645 :大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:05:29 ID:3pOcsNTB
男性観客A「おいおい…」
男性観客B「ど、どうするよ…」
女性観客A「無理よ!アシュナードとあんな化け物に敵う訳無いわ!!」
男性観客C「…今応援するか考えておこう…」
マルス  (観客達の方を観察しつつ)
      「…………」
ロイ   「アイク兄さん頑張れー!」
ミカヤ  「アイクー!ひろしを助けてあげるのよ!」
ヘクトル 「( ゚∀゚)o彡°猫ひろし!猫ひろし!!」
エフラム 「( ゚∀゚)o彡°猫ひろし!猫ひろし!!」

アイク  「…どうする?(合計ダメージ55%、残り1機)
ヴォルツ 「とにかく二人同時に相手するのは危険だ(合計ダメージ54%、残り2機)」
アイク  「…そうだな。
      所でだ…」
ヴォルツ 「?」
アイク  「相手が…怖いか?」
ヴォルツ 「…怖くないといえば嘘になるな。
      だが世界ひろしといえどあいつら相手にあきらめないのは俺だけさ」
アイク  「そうか」
ヴォルツ 「とりあえず作戦がある。耳を貸してくれ」
アイク  「……!?」

《大乱闘FEブラザーズ会場、最後の切り札管理部屋》
ユンヌ  「ふ~ん、ここが出場選手の最後の切り札を管理する部屋なのね。
      …あっ、ひろしの切り札があるわ!……何々、【ヴォルツ傭兵部隊強襲】?……
      何か今一つパッとしない必殺技ねぇ」
ユンヌ  「…!!…そうだ!この最後の切り札を女神の力でホホホイのホイっと。
      うふふっ…ひろしが最後の切り札を使った時の顔が楽しみだわ…m9(^Д^)」

《中階》
ギガクッパ「GUWOOOOO!!(合計ダメージ23%、残り1機)」
ヴォルツ 「…………」
ギガクッパ「GUWAAAHAHAHAHA!!(やっと来たな!という様な叫び声を放つ)」
ヴォルツ (アイク…タイミング良く頼むぜ)

《上階》
アイク  「…アシュナード」
アシュナード「アイクか」
アイク  「…お前は俺が止める」
アシュナード「ふん、笑わせてくれる。貴様は一機に対し、我は余裕で3機残している。
       その意味が分からぬ貴様ではないだろう?」
アイク  「…………」
アシュナード「あきらめろ、良くて一機わしから奪えたとしても、貴様に勝ち目h」
アイク  「出来る、出来ないじゃない…やるんだ」
アシュナード「…くくくくくっ…参る」

646 :大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:06:26 ID:3pOcsNTB
ミカヤ  「何か凄い事になっちゃってるわね」
セリス  「観客の皆も、あまりの出来事に応援一つあげないね」
ヘクトル 「オイお前ら!何で応援しないんだ!!」
エリンシア「へ、ヘクトルちゃん…!」
男性観客A「応援するも何もあんな戦い…俺には応援出来ねぇよ」
女性観客A「そうよそうよ!」
マルス  (くぅ…何とか観客を味方に付けて、ひろしと兄さんには勝って貰わないと…
      アシュナードに第三次世界大戦なんて…絶対に起こさせない!)

ギガクッパ「GUWOOOO!!!『横B、スピニングシェル』
ヴォルツ 「ぐあああぁぁ…ふぅ(ギリギリで崖掴みに成功)」
ギガクッパ「GUFUFUFU…(合計ダメージ35%、残り1機)」
ヴォルツ 「ぐ…少しでも動きを止めれれば…(合計ダメージ78%、残り2機)」
ギガクッパ「GUWOOOOO!!(諦めろとでも言いたげな咆哮をあげる)」
ヴォルツ 「…俺はあきらめない!
      世界ひろしといえど、こんな状況であきらめないのは俺だけだからだ!」

アイク  「はっ、ふんっ、えいやぁ!」
アシュナード「ぐが…はあ!『B溜め、回転大地波』」
アイク  「ぐむぅ!」
アシュナード「…くくくっ、その程度かアイク(合計ダメージ98%、残り3機)」
アイク  (ひろし、早くクッパを止めてくれ…)

観客一同 「…………」
マルス  「…おい」
男性観客 「ん?」
マルス  「もう一度聞く、どうしてヴォルツを応援しないんだ」
男性観客 「な、何度も言わせるな。こんな戦いは応援出来ん!」
マルス  「それはヴォルツ…いやひろしが勝てないと思ってるからなのかい?」
男性観客 「ぐっ…そ、そうだよ」
女性観客 「相手は狂王アシュナード、それに強いと名高いクッパなのよ。
      それで勝てると思ってる方がおかしいわ!」
マルス  「…ひろしが御馴染みのセリフ『世界ひろしといえど』を言う時皆ひろしキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
      って言うけどさ。彼自身への評価は低いみたいだね」
男性観客 「な、何だと…!?」
女性観客 「アンタに何が分かるのよ!?」
マルス  「…僕は知っている。皆ひろしを見て『凡人だってやれば出来る』って勇気付けられるんだよ!
      …彼自身のステータスは精々そこらの同レベルのフォレストナイトと変わらないし、
      プレイヤーによっては認識が『ひろしはエリートリングを産む機械』だし、
      ムーサーや終章の凶悪天馬三姉妹みたいに神の血を持つ訳でもない。
      でも彼は平民、いや凡人ながらに一生懸命頑張ってるじゃないか!
      彼は紋章町で頑張るのに、何か特別な力は必要じゃないって証明している」
男性観客 「…………」
マルス  「ひろしは観客皆に数え切れないほどの勇気と力を与えたと思う。
      …今度は僕達がお返しをする番じゃないのかい?」
男性観客 「そう…だな…そうだった」
女性観客 「私もそう。ヴォルツさんを見て何か元気が出てきたもの…
      大してとりえの無い平民でも、頑張れるんだって」
男性観客一同「………ばれ……ひろ…頑張…ひろ…し、頑張れーッ!!」
女性観客A「皆貴方を応援してるわ!」
女性観客B「ヴォルツさん頑張ってー!」
観客一同 「( ゚∀゚)o彡°ひろし!ひろし!!」
ヘクトル 「( ゚∀゚)o彡°猫ひろし!猫ひろし!!」
エフラム 「( ゚∀゚)o彡°猫ひろし!猫ひろし!!」

647 :大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:07:30 ID:3pOcsNTB
ヴォルツ (!!!……突然力が…沸いてくる…!?)
ギガクッパ「GYAWOOOO!!つ『B↓、クッパコンプレッサー』」
ヴォルツ 「ふんっ、はぁ!『R掴み』」
ギガクッパ「GUO!?」
ドロシー 「おおっ、正に崖っぷちにたっていたひろし選手がクッパの圧し掛かり攻撃を回避し、掴みました!」
ヴォルツ 「今だ、アイク!」

アイク  「!……よし」
アシュナード「ふん、余所見をしてる暇は無いわ!ふぅん!……ぬっ?」
ミカヤ  「…アイクが突然アシュナードの前から消えた…?」
セリス  「違うよ!」
アルム  「下だ!」

アイク  「(ゴゴゴゴゴッ)」
ドロシー 「あっ、あの構えは…」
ヴォルツ (今だ!)
ギガクッパ「!!」
アイク  「最 大 噴 火ッ!!」
ギガクッパ「GUWOOOOOOO!!!?(バシュゥーーーンッ!!!)」
アシュナード「ぬぅ…クッパを撃破したか」
観客&兄弟家一同
「「「ひろしとアイクの連携プレイキタ━━━━(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)━━━━!!」」」
ヴォルツ 「更にトドメだ!つ『B、雷の剣』」
アシュナード「ぐおおっ!!」
ラジャイオン「シャギャーッ!!」(もう耐え切れないわぁぁ!『3機→2機』)
アシュナード「くっ、一機取られたか……ぬっ?」

ドロシー 「な、何と素晴らしい連携プレイだったのでしょう!
      ひろし選手がクッパを捕まえた所を、アイク選手が上階から下の階に
      降りる間に噴火をチャージし、最大威力を命中直前に開放してフィニッシュ…
      正に芸術の様なトドメでした!!」
セーラ  「しかもその直後に油断したアシュナードをひろしの雷の剣が強襲!
      …ひろしGJ!」
ドロシー 「凄かったですね」
イリオス 『これがチームワークって奴か…ぐふっ』

648 :大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:08:27 ID:3pOcsNTB
クッパ  「GUU…ぐぅ……ぐ…ん?ココは…」
カメック 「大丈夫ですかクッパ様?」
クッパ  「わしは今まで何を…そうか、確かイズカ殿の薬を使ったのだな」
カメック 「これからどうします?」
クッパ  「あ、頭がガンガン痛む…帰るぞ」

アシュナード(…………)
アイク  「後はお前だけだな」
ヴォルツ 「ああ」
アシュナード「悪いが、貴様らがあの怪物を倒してる間にこいつを見つけた。つ『スマッシュボール』」
ヴォルツ 「な…!?」
アイク  「まずい!」
アシュナード「ふんっ!(パリンッ)………くくくっ…弱者と強者の違いを教えてやろう…」

ドロシー 「な、何という事でしょう…!?
      アシュナード選手はもう既に
      スマッシュボールを握っており、今その力を開放しました!」

男性観客 「ひええぇ…!」
女性観客 「ひ、ひろし負けないで!」
マルス  (まずい…アレは…)

ヴォルツ 「な、何だあれは…顔色が悪くなったのに、覇気が増してやがる…!?」
アイク  「…どうやら、原作の再現となりそうだな」

後編に続く