21-236

Last-modified: 2011-06-01 (水) 22:52:22

236 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~28:2009/10/06(火) 18:31:04 ID:j/OpxUz9
会場内の異様な雰囲気の正体
そして犯人
真実を知ったリーフとマルスは、犯人を捜して会場内を徘徊していた

その頃・・・・・・

エリウッドは自宅で横になって休んでいた

エリウッド「はぁ・・・・・・みんな今頃どうしているかな・・・・・。  
      物を壊してないかな・・・・・・
      人様に迷惑をかけてないかな・・・・・・
      はぁ、心配だ・・・・・・」

・・・・・・どうやら、ちっとも休めていないようである

エリウッド「やっぱり見に行こうかな・・・・・
      いやいや、ここは皆を信用して・・・・・・
      いやしかしなぁ・・・・・

      以下同文×10
      
      ああ、こうして悩んでいる間にも、胃が・・・・・・」

オルグ「クゥーーン・・・・・・(腹減った・・・・・・」

237 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~29:2009/10/06(火) 18:32:32 ID:j/OpxUz9
―――会場
周囲を眺めながら移動を繰り返すマルスとリーフ

その時

???「はぁ・・・・・・一体どこにいるんだろ・・・・・・」
マルス「ん?君は確かバアトルさんの所の・・・・・・」
フィル「あ、マルスさん。どうもこんばんは!」
リーフ「ん?知り合いなの?」
意外な組み合わせに少々驚くリーフ

マルス「ははは、まぁね。ところで、今日は一体どうしたんだい?」
フィル「あっ、そうだ。リーフさんを捜してたんですよ!!」
リーフ「へ?何で僕を?」
フィル「これです、これ!!」つ チラシ

リーフ「どれどれ・・・・・

――バアトル主催・腕相撲大会――
    
・・・・・・あのー、僕、これと何の関係が?」

フィル「何いってるんですか!リーフさん、出場者じゃないですか!」

リーフ「な、何だってーーーーーー!?(某AA風」
あからさまに古いリアクションで驚くリーフ

238 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~30:2009/10/06(火) 18:33:34 ID:j/OpxUz9
リーフ「な、なんで?何かの・・・・・・何かの間違いでしょ!?」
マルス「いや、あってるよ」
サラッと肯定するマルス

リーフ「マルス兄さん!?どういうことさ!」

マルス「いやー、これ、エリンシア姉さんがいかにも好きそうな企画だろ?
    当然、姉さんは見たい。
    ここまではOK?」

リーフ「把握」

マルス「ところが、会場が少し狭いので大勢は入れない。
    よって入るには出場者の身内に限る、という規定があるのさ」

リーフ「ああ、なるほど・・・・・・それで。
    ・・・・・・ん?でも何で僕!?もっと向いてる人いるじゃん!!
    アイク兄さんとかアイク兄さんとか!」

マルス「いやあ、エリンシア姉さん、何を思ったか男の家族全員登録しててさぁ。
    近くで見てたからとりあえず肉体派の人達とリーフ以外は取り止めにしておいたけど」

リーフ「そこまでいったら僕の名前も消しておいてよ!!」
マルス「どんまいどんまい(笑」
リーフ「軽ッ!せめて少しは申し訳なさそうにしようよ!!コノヒトデナシー」

239 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~31:2009/10/06(火) 18:34:24 ID:j/OpxUz9
マルス(あ、今思えばあの時のエリンシア姉さんもちょっと変だったかも。
   やっぱり会場の中心に近いほうが影響を受けるのか・・・・・・?」

リーフ「ちょっと聞いてる!?マルス兄さん!」
考え事をする兄に文句を言い続けるリーフ
そのリーフに無常な宣告をするフィル

フィル「ほら、いい加減諦めて来てください!!もう始まってますよ!」

リーフ「・・・・・・はぁ。
    じゃ、会場言ってくる・・・・・・。マルス兄さんは頑張ってね・・・・・・」
とぼとぼという効果音が似合いそうな、重い足取りでフィルについていくリーフ

マルス「ああ。僕はメダリオンがあるから、影響は受けないし。」

リーフ「うん・・・じゃ、後は任せたよ」
フィル「あーもう!!もっと急いでくださいってば!!」

歩みの遅いリーフに業を煮やして引っ張っていくフィル
文字通り引きずられていくリーフ(本人はまったく平気そうだが

240 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~32:2009/10/06(火) 18:35:07 ID:j/OpxUz9
(ここからリーフ視点)
―――会場・テント内

リーフ「うわっ・・・・・・異様なまでの熱気・・・・・・ここが会場デスカ・・・・・・」

リーフの言うとおり、腕相撲大会会場はものすごい熱気に包まれていた

エリンシア「( ゚∀゚)o彡°KINNIKU!!KINNIKU!!KINNIKU!!KINNIKU!!KINNIKU!!」
リーフ「エリンシア姉さんマジで自重しようよ・・・・・・」

フィル「リーフさん、早速ですが出番です」
リーフ「はいはい・・・・・まぁ、適当にやr・・・・・・」
アシュナード(相手)「ククク・・・・・・今宵は血が滾る・・・・・・!!」
リーフ「一回戦でオワタ。・・・・・・棄権は?」
フィル「無理です」

リーフ「じゃ、じゃあ・・・・・・お手柔らかに・・・・・・」
アシュナード「クク・・・・・・参る」

GO!!

ボギッ

アーーーーーッ!!コノヒトデナシー!

エリンシア「まあ!リーフちゃんの腕が150度位捻じ曲がって・・・・・・!!
      KINNIKUハァハァ」

リーフ「ちょ、そんだけ!?正直こんな事態になったのは姉さんのせいじゃ」

242 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~33:2009/10/06(火) 19:04:40 ID:j/OpxUz9
ヘクトル「心配すんな。リーフ、お前の仇はとってくるぜ」
リーフ(あ、いたんだヘクトル兄さん)

フィル「えーと、次はヘクトルさんVSアシュナードさんです!
    優勝候補の一角のアシュナードさんを倒すことができるのか!!」

ヘクトル「いくぜ!」
アシュナード「一撃だ。貴様ごときピザ・・・・・・一撃あれば、十分だ」
ヘクトル(ブチッ)

GO!!

ピザトル「ウオオォオオォォォォ!!」
アシュナード「フンッ!!」

・・・・・・ゴキッ

ヘクトル「プギャーー!!」
リーフ「ヘクトル兄さん・・・・・・イ㌔」
アシュナード「つまらん!つまらん!つまらんぞぉ!!」

観客一同「( ゚∀゚)o彡°アシュナード!!アシュナード!!」

フィル「アシュナード選手連戦連勝です!!
    さあ、この勢いを止められる猛者はいるのか!?」

243 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~34:2009/10/06(火) 19:07:20 ID:j/OpxUz9
そして数十分後・・・・・・

フィル「さあ、この大会もいよいよ終わりが近づいて参りました!!
    残ったのはわずか4人!!
    果たして勝利の栄光はいったいだれの物に!?
    それでは、組み合わせの発表です!!」

Aブロック
アイク VS バアトル

Bブロック
ラルゴ VS アシュナード

エリンシア「KINNIKU!!KINNIKU!!KINNIKU!!KINNIKU!!KINNIKU!!」
観客達「( ゚∀゚)o彡°うおおおおおっ!!!!」

リーフ(ん・・・・?待てよ・・・・・・こういう時は)
おもむろにテントの外にに走り出すリーフ

244 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~35:2009/10/06(火) 19:08:14 ID:j/OpxUz9
―――テント前

リーフ「さあ張った張った!!(賭け」
リフィス「ま、ここは無難にアイクに1000G」
アイク嫁「「「「「「(大将)アイク(お兄ちゃん)に10000G!!!!!!」」」」」」

マカロフ「あー。ラルゴに2000G」
エイミ「あたしもお父さんに100G!」
カリル「こら!あんたにまだそういうのは早い!!あとアンタは賭ける位ならツケを払いな!!」
2人「はい・・・・・・」
カリル「・・・・・・あ、アタシはラルゴに1000Gね」

リーフ(フフフ・・・アイク兄さんとアシュナードさんで綺麗に掛け金が割れた
    これはどっちが勝ってもすごい儲けになる!!
    後の2人は客寄せ用に倍率引き上げすぎたけど、まずあの2人には勝てないだろうし)    

アイク、アシュナード 1.01倍
バアトル、ラルゴ    100倍

ヘクトル「・・・・・リアルなんだろうが、これはひでぇ・・・・・・」
といいつつちゃっかりアイクに賭けるヘクトル

245 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~36:2009/10/06(火) 19:09:05 ID:j/OpxUz9
―――テント内

フィル「そろそろ準決勝を始めます!!Aブロックの2人は前へ!!」

アイク「悪いが、本気でいかせてもらおう」
バアトル「主催者として!男として!ここで負ける訳にはいかん!!」

フィル「それでは・・・・・・準決勝一回戦、開始!」

二人「ぬおおおおおおおっ!!」

・・・・・・・

フィル「こ、これは両者全くの互角!果たしてどちらが勝つのか!?」
   
アイク「くっ・・・・・・かなり、やる・・・・・・!!」
バアトル「ぐぅ・・・・・まだ、まだっ・・・・・・・!!」

そしてそのまま均衡が続き・・・・・・

ミシィッ

ギシギシッ・・・・・・

246 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~37:2009/10/06(火) 19:11:25 ID:j/OpxUz9
リーフ「このままいくと多分台がもたない・・・・・・あっ」

ゴシャアアッ!!

2人「うおおおおっ!?」

増え続けた負荷に、とうとう真っ二つになった台座
破壊時の衝撃で、砂ぼこりに包まれる会場内

観客A「ど・・・・・・どうなったんだ?」
観客B「ゲホッ・・・・・埃で何も見えない・・・・・・・」

フィル「両者の力、そして今までの試合に台が耐えられなかったというハプニング!!
    これは一体どうなるのか!?
    あっ今、煙が晴れてきました・・・・・・」

破壊された台の残骸の上に倒れ伏す2人
そして・・・・・・

フィル「あっ、これは・・・・・・・」

247 :花火情景~夜空に舞う天↑空↓~38:2009/10/06(火) 19:14:12 ID:j/OpxUz9
勝敗を決する2人の腕
その位置は、アイクの腕の・・・・・・・・・・・上に、バアトルの腕が乗っている
つまり・・・・・・

フィル「やったやった、父上ーーー!!」
    (なんということでしょう!!勝者は会場の大方の予想を裏切る、
    大会主催者のバアトル選手だぁーーーッ!!!)

観客達「志村ーー!逆逆ーー!!」

リーフ(筋力は兄さんの方が上だけれど、バアトルさんの方が体格が良いから、
    台が壊れた時に上に倒れこんだって所かな。
兄さんが負けるなんてちょっと予想外だったけど、まあいいや。
    まだアシュナードさんが残ってるし)

アイク「良い勝負だった。またいつか、相手を頼もう」
バアトル「ガッハッハ!おうよ!次はもっと丈夫な台を用意しておこう!!!」

エリンシア「どっちも素晴らしかったですわ!!!大胸筋とか上腕二頭筋とか」
リーフ「KINNIKU自重」
観客D「はやく次の試合を始めろーー!!」

勝負が終わり、次の戦いに向けて更に熱くなる会場内
次は、ラルゴ対アシュナード

勝つのは、果たしてどちらか・・・・・・・

続く