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Last-modified: 2011-06-01 (水) 23:44:57

576 :ケダモノ!:2009/10/28(水) 03:34:51 ID:FiI9uCm2

ヒーニアス「エイリーク!君のためにナースルックを用意したぞ!」
ラーチェル「ええいあっちおいき!それよりわたくしとホテルでディナーなんていかが?」
ゼト「いやいや、今週は私が勉強を見てあげよう」
サレフ「ゼト先生、教師があまり生徒と親密になるのはいかがですかな。それはそうと私とパレガでも…」
リオン「僕と魔王ライフしよう!」
エイリーク「あ…あのみなさん…今週は部活や生徒会がありますので…
      それとラーチェルも生徒会の予定を忘れてはいけませんよ」
ラーチェル「まぁ♪それでは2人で仲良くがんばりましょう!2人で!」
ヒーニアス&ゼト&サレフ&リオン「ち、ちくしょぉぉぉぉぉぉっぉぉおお!」

リン「……」

サザ「今度2人で夕飯食べるんよ、マケドナルドのドラゴンバーガー奢るんよ」
漆黒の騎士「身の程をわきまえよ、ファーストフードしか奢れぬ緑風(笑)
      しかもそれはシルバーセールで5割引ではないか。
      それより乙女よ…私の店を貸切にしてしっこくステーキをご馳走しよう」
ペレアス「僕の主演映画の試写会に招待するよ、2人で語り合おうじゃないか」
ミカヤ「ありがとう騎士様!アイクが食べたがってたのよ、今度みんなでお邪魔するわね!」
漆黒の騎士「………お…乙女が喜んでくれて嬉しい……」

リン「………」

ジョフレ「エリンシあべらっ!?」
ルキノ「邪魔よ!エリンシアさまー一緒にデパート行ってお洋服選びましょう!」
エリンシア「そうね、たまにはルキノとお出かけするのもいいわね」

リン「…………」

アルム「セリカ…」
セリカ「アルム…」
シグルド「KINSHINは」リン「うがぁああああああああ!!!!!!!」

577 :ケダモノ!:2009/10/28(水) 03:36:15 ID:FiI9uCm2

リンの叫びに兄弟達が振り返る。
リンは転げまわって我が身の不幸を訴えた。

リン「なんで!どうして!私には浮いた話のひとつもないのっ!?」

レズ疑惑でケントとラスに振られて以来、同世代の男と縁遠いリン。
あげくに姉妹のモテモテっぷりを見て、耐えかねたようだ。

マルス「モテモテったって微妙なのもあったけどね」
リーフ「原作的な話をするとエリウッド兄さんとヘクトル兄さんがいるけど、このスレじゃ兄弟だしね」
シグルド「KINSHINは許さんぞー!」
なおも騒ぐリンをエリウッドが宥める。
エリウッド「まぁまぁ…そのうちいい出会いがあるって、リンはまだ中学生じゃないか」
マルス「会社のお局さんにしか見えないけどね」
弟の暴言にリンの怒りが爆発する。
リン「殺す!こんちくしょー!」
エリウッド「ああもぅ…そうやって君は話を混ぜ返す…」

そこにひょっこりヘクトルがやってきた。
ヘクトル「でもよ、彼氏が欲しいったってどういう相手が好みなんだ?」
リン「そうねぇ…やっぱり一緒に草原の風を感じられる人がいいわね」
一瞬ムッとしたマルスがまたいらん口を挟む。
マルス「要するに野生児ですね野獣みたいなの。ケダモノーッ」
リン「誰がケダモノじゃ誰が!」

578 :ケダモノ!:2009/10/28(水) 03:37:06 ID:FiI9uCm2

マルス「まぁでもモテない姉のために彼氏を探してあげるのも弟の務め…というわけでケダモノっぽい人たちを集めてみました。
    さ、好きなのを彼氏にでもなんでもしてください」

マルスが指を鳴らすと男たちが整列した。

ガンドルフ「エーディンどこだエーディン」
ゲラルド「げへへ、よだれがでそうになりますぜ」
ヒブッティ「ブヒヒヒ腹がへったなぁ」
ゲブ「ぶふふぅペガサスナイトと新兵はいないかぁ」
エフラム「…幼女は俺が守る…ところでなんで俺がいるんだ?」

リン「………こんな連中いやに決まってるでしょうがー!
   つーかモテないとは何事よ!死刑じゃぁー!」

激怒のままマルスに組み付いたリンは強烈なバックドロップをかますのだった…

リーフ「ところでさっき集められた人たちって…」
ロイ「原作でケダモノって呼ばれた人たちだね…ん?」

そういえばもう一人くらいケダモノ呼ばわりされた人がいる気がする。
その人はリンの事がとても大好きな人だったと思うのだが。
ロイ「なんてゆーか…えらい遠回りな愛情表現…なのかな?」

その疑問に答える者はいない。しかしリンにどつきまわされるマルスを見ているとなんかどうでもよくなってくるのだった。

終わり