リーフ「ムハー! エロゲ最高! この世界なら僕もおねいさんにモテモテだ!」
エフラム「ばっかもーん!」
リーフ「うわぁ! 僕の部屋に勝手に入ってこないでよ!」
エフラム「…一つ言っておく…俺もこの間、試しに幼女物ギャルゲとやらをやってみた…そして気付いたのだ」
リーフ「自分のロリコンに?」
エフラム「俺はロリコンでは…まぁ最後まで聞け
ゲームの中の幼女達が好きなのはゲームの主人公だ、俺じゃない…
お前のやってるエロゲも同じこと…」
リーフ「や…やめて! うすうす感じてた事を言わないで! せっかく考えない事にしてたのに!」
エフラム「例え主人公の名前をリーフにしたとしても、ソイツは同名の別人…お前じゃない。
お前は同名の他人がモテてイチャついてるのをモニター越しに眺めているにすぎん…
ヒロイン達にとってプレイヤーなんかどうでもいい赤の他人だ!
ヤツらが好きなのは俺たちじゃない! ゲームの中の主人公という別の人間だ!」
リーフ「うわぁあああぁぁぁぁあああぁあぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
エフラム「泣くな… 結局満たされようと思えば…その答えは現実にしかない」
リーフ「だって…兄さんはいいよ? 1スレ目からチキファミルラに慕われてるじゃないか…
それに比べて僕は22スレに入ってもおねいさんとフラグが立つ気配すらない…
せめて2次元が最後のよりどころだったのに…」
エフラム「リーフよ…想いを隠して散るのも漢の華だ…ゲームのヒロイン達を見ろ
彼女達の笑顔はお前に向けられたものじゃないが…
それでも主人公にあんなにいい笑顔を向けている…ヒロイン達は幸福なんだ
ヒロインと主人公の幸福を祝福して、そっとゲームを終えるがいい…」
リーフ「ぐすっ…ううっ…」
リーフ「次の日朝起きて目を開けると隣にアルテナおねいさんがいたんだ…アルテナさんは
アリオーン兄様はどこって悲しそうに探してた…僕はアルテナさんの手を取って
アリオーンの所に連れて行った…アルテナさんはとても幸せそうな笑顔をアリオーンに向けていた
これでいいんだ…お幸せに…
そこで起きて目を開けると…隣にアルテナおねいさんの抱き枕があった…
どうしてだろう…涙が出た…」
エフラム「それでいいんだ…それが漢の生き様だ」