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Last-modified: 2011-06-05 (日) 12:32:21

サナキ「タニス、私に料理を指南せよ」
タニス「……は、私にですか?」(サナキ様が料理……だと……)
シグルーン「サナキ様、その差配には少々問題があると具申いたします」(またキッチンの残骸が積み重なってしまいますわ)
タニス「私は料理に縁のない武人でございます。故に、私に指南を要請するというのは間違いでありましょう」(どうにかして諦めさせなければ)
サナキ「……むう。ならば仕方無いか。ではシグルーン、ゼルギウスをここへ。奴ならば問題あるまい?」
シグルーン「……了解いたしました」
タニス(また本社ビルが吹き飛ぶのか……)

漆黒の騎士「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン! 拙者が漆黒の騎士でござる!」
シグルーン「ゼルギウス、キャラがブレていますよ」
サナキ「ナックルボールの如しじゃの」
タニス「……ゼルギウス殿、せめてその無粋な仮面をとってはいかがか? サナキ様の御前です」
漆黒の騎士「だが断る。極度の対人恐怖症ですので、お目こぼしを頂きたい」
漆黒の騎士「ときに、サナキ様の要請ということで馳せ参じましたが、いったいどのようなご用件ですかな?」
サナキ「うむ。先日、グレイル工務店のワユがアイクに手作りの弁当をプレゼントしたと聞いてな。早速、私も弁当を作ってアイクに贈ろうと思い立ったのじゃ」
漆黒の騎士「成程。それで、料理の作り方の指南を要請されたわけですね?」
サナキ「違うわ、たわけ。私が料理をすると、どうにも不具合が起きての。キッチンが吹き飛んでしまうのじゃ。よって、貴様には爆発の起きない料理の作り方を指南してもらいたい」
漆黒の騎士「…………」(爆発? 何がどうして? どうしてそうなった?)
シグルーン「…………」(ゼルギウスの呆れ顔が見えるようですわ……)
タニス「…………」(そばで見ていた私でさえなぜ爆発するのか分からないのだからな……)
漆黒の騎士「つまり、キッチンの耐久力をあげてほしい、という訳ですね」
シグルーン「どうしてそうな……いえ、そんなことが出来るのですか?」
漆黒の騎士「ええ、簡単なことです。女神の加護を与えればよろしい」
サナキ「成程の、その手は思いつかんかったわ。かかか、見ておれセネリオ、今こそ私が正ヒロインの座を奪い取ってみせるわ!」

チュドーン! ギャーメガミノカゴガー! ドウシテオニギリガバクハツスルノダー! ・・・・・・シッパイシチャッタ、テヘッ