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Last-modified: 2011-06-05 (日) 13:35:24

491 :あきのまつり 1:2009/12/27(日) 18:45:52 ID:YmepeFQ8
アルム「そういえば今日はハロウィンだったね」
ヘクトル「リアルじゃ年末だがな、しっかしお前からネタ振りなんて珍しいじゃねぇか」
アルム「いやぁ、実はいいカボチャがこの間できてね、姉さんたちに何か作ってもらおうと思ったら街の様子で気づいたんだ。」
リーフ「・・ひどい目にあった」
エフラム「リーフ?いつもの通りボロボロだが・・ああそうか、ゾンビの仮装か。いやぁいい出来だ、ミルラたちにも見せてやりたい」
リーフ「違うよ!朝っぱらからサラに襲われて山やら谷やら漆黒やら!!どうせならおねいさんに山とか谷間とかブバァァァ!!」
エフラム「いい血糊メイクだな・・、ミルラたちにも(ry」
ヘクトル「なんでお前今日に限ってそんなにハロウィンに執着してんだ!?いつもなら祝日ましてや外国の祭りなんて興味すらしめさねぇじゃねえか!」
マルス「ヒント。幼。悪戯。」
一同「ああ、納得」
エフラム「失敬な。まぁいい、今日の夜、竜王家でハロウィンパーティがあるらしくてな、今からその準備だ。暇なら誰かついてこないか?」
アルム「ああ、じゃあ僕が行くよ。カボチャおすそわけしたいし。」
リーフ「とりあえず今は療養させて・・」
ヘクトル「俺もパスだな、エリウッドがまだ帰ってきてないし、アイツ次第だが後で行くかもしんねぇ」
マルス「それって僕たちも参加していいのかな?」
エフラム「あぁ、できるだけ大勢のほうが楽しいとさ、みんなにも知らせといてくれ、んじゃあいってくる」

492 :あきのまつり 2:2009/12/27(日) 18:47:10 ID:YmepeFQ8
リーフ「とりあえず誰かライブを・・ってあれ姉さんたちは?」
シグルド「ふぁぁ・・エリンシア達なら竜王家を手伝いに行ってるよ」
マルス「というと知らなかったのは僕たちだけみたいだね。おはよう兄さん、遅いお目覚めで」
シグルド「今日はアルムは畑仕事、セリカは手伝いに行ってるからな。休日も重なったし惰眠をむさぼってたさ」
ヘクトル「おやじくせぇな~、そういえばロイたちもいないが手伝い行ってんのか?」
シグルド「おやじっていうな!」
マルス「すぐムキになって否定するところがおやじw」
シグルド「・・お前ら。制裁係のリンがいないと言いたい放題だな・・。ロイ達なら手伝いというより参加しにいったぞ」
ヘクトル「まぁまだガキだしな、っとならリーフもいったほうがいいんじゃねぇか?」
リーフ「僕?僕はいいよメンドクサイし。それより傷薬とってよ、特効薬はもったいないから」
マルス「魔女コスのイドゥンさんいるかもよ?」
リーフ「前言撤回!ひゃっほ~い!!僕にイタズラしてくださ~い!!」

エリウッド「・・リーフが鼻血出しながら走って行ったけど・・またなんかやったんじゃないだろうな?」
シグルド「お帰り、エリウッド。それは・・?」
エリウッド「ああこれ?お菓子だよ、さっきニニアンに頼まれてね。」
ヘクトル「なんだ、結局全員参加か。」
マルス「そのようで・・、兄さん、お菓子小分けするよ~?」
エリウッド「ああ、頼む。小分け終わったら竜王家へお邪魔しようか」
シグルド「ピキーン!・・すまない!急用だ!!先に行く!」

493 :あきのまつり 3:2009/12/27(日) 18:48:02 ID:YmepeFQ8
-そのころの竜王家 

ユリウス「・・なんで僕達が準備なんてしなくちゃいけないんだ?」
ユリア「しかたありません。ハロウィンはもともと日本のお盆ようなもの。おじい様たちは祖先供養のほうが重要行事になりますから。」
ニニアン「せめてものはからいでゴートおじさま達から子供たちだけでも祭りを楽しみなさいとはからってくれたのですから・・」
ユリウス「わかってるよ・・しかし」
セリス「♪」
ユリウス「なぜお前がここにいる!?」
ニニアン「さっき偶然エリウッド様にお会いして・・。兄弟家の皆さんにも手伝いをお願いしました」
ニルス「・・・(玄関で待ち伏せしてたなんていえないよね」
セリス「ほかのみんなは厨房で手伝わせてもらってるよ。僕らも早く終わらせて着替えよう!」
ユリア「はい!セリス様!」
ユリウス「・・え?」

リン「エリンシア姉さん~、こっち終わったよ~」
エリンシア「まぁ、ありがとうリンちゃん」
ミカヤ「しかしこれだけ大量の料理よくも2,3時間でつくったものね」
イシュタル「ご協力有難うございました・・、本当なら客人として招待せねばならないのに・・」
ミカヤ「気にしないで、それにここはいろいろなフラグが埋まってるからね!」
リン「メタ自重」
エリンシア「ジョフレ、そっちはどうですか?」
ジョフレ「はい、こちらも大方・・」
ジョフレ(ついに・・!ついに21スレ目にてエリンシア様とまともな会話が!もう涙で何も見えん!!)
エリンシア「ジョフレ!?目から血が!?」
ジョフレ(見えぬ!血涙で前が・・!)
サザ(同じ臭いがする・・)

アイク「ふん!せぇいやぁ!!」
ロイ「なぜ掛け声!!それ以前になんでカボチャ丸ごと叩き切っちゃうの!?」
アイク「む・・いや・・俺が悪いわけではない。カボチャが小さいんだ!!」
セリカ「兄さん、やっぱラグネルじゃ剣先が太くてだめなのよ。ナイフでやれば・・ほら簡単でしょ?」
アイク「だがラグネルでやるからこそ意味があるというもの。俺は守るべきもののために戦うだけだ・・。」
ロイ「カボチャになにを敵対視してんのさ全く・・。」
セリカ「痛っ!?」
ロイ「姉さん?切っちゃったの?」
セリカ「あ、うん・・でもこれくr・・」
アルム「セリカ!!」
セリカ「アルム!?」
アルム「セリカ・・指を・・なんてことだ今すぐ傷薬・・いや特効薬を」
セリカ「大丈夫よアルム、これくらい。それに・・アルムに会えたことが一番の特効薬だもの・・」
アルム「セリカ・・」
セリカ「アルム・・」
シグルド「KINSHINはゆるさんぞぉおー!!」
  ティルフィング!!ライナロック!!コノフタリカナリヤル・・
ロイ「・・もうメンドウだから突っ込まないよ」

494 :あきのまつり 4:2009/12/27(日) 18:49:09 ID:YmepeFQ8
エフラム「アルムのやつ先に行ってしまったな・・あれは?」
イドゥン「!」
エイリーク「兄上、今おつきで?」
エフラム「ああ、チキ、ファ、ミルラも一緒か」
エイリーク「はい、会場を準備してる間に子供たちと遊んでいてほしいと・・よかったら兄上も行かれませんか?」
ミルラ「エフラムも・・いっしょがいいです」
イドゥン「私からもお願いします・・」
エフラム「まぁ、そう言われては断れないな・・一緒に行こう」
チキ&ファ「わ~い!!」
エイリーク「夕方までということだったのでそこの公園に参りましょう」

エフラム「よし、なにをしようか?」
ファ「かくれんぼがいいのー!」
エフラム「じゃぁ俺が鬼をしよう、数えるから隠れるんだ。」
チキ「はーい!!」
ミルラ「隠れます・・」
エイリーク「懐かしいです・・ここ」
イドゥン「・・ここに思い出が?」
エイリーク「はい、・・私もよく兄上とここで遊んだんですよ?もっとも今より遊具は少なかったですが」
イドゥン「昔・・」
エイリーク「家から一番近い公園がここでしたから、鉄棒の塗装落ち、土まみれになった縄の感覚、古い木の臭い・・今でも覚えています」
イドゥン「羨ましいです・・私は・・物を知らなすぎたから昔の思い出はあまりありません・・」
エイリーク「・・・でもイドゥンさん、思い出は今からでも作れますよ」
イドゥン「・・そうでしょうか?」
エイリーク「そうですよ!今、この公園に来たこと、私と話したこと、それらも思い出にしましょう。」
エフラム「・・エイリーク!そろそろ時間か?」
エイリーク「え?あっ、はい、ではそろそろ戻りましょう」

495 :あきのまつり 5:2009/12/27(日) 18:50:10 ID:YmepeFQ8
-夜

チキ「とりっくおあとりーと!!」
ファ「お菓子くれなきゃ!!」
ミルラ「・・悪戯します」
マルス「はい、これ。・・しかし全員仮装させられるとはおもいませんでしたよ」
シグルド「まぁいいじゃないか、マルスは・・吸血鬼か?」
マルス「ええ、無難なのがこれだったので・・兄さんは狼男ですか?」
シグルド「いいじゃないか!こういうときだけ男は狼とアピールしても!!(;ω;)」
マルス「ハハハ・・あのフランケンは・・ヘクトル兄さんかw似合いすぎるw!!」
ヘクトル「うるせぇ!サイズが合う服がねぇんだよ!!」
マルス「だからって頭にボルトだけとかw! あ!、リン姉さんも見てくださいy・・」
リン「・・//(獣娘)」
マルス「・・・( *゚д゚)ポカーン」
リン「何よ!なんか文句あるの!?」
マルス「いや!!ないです!ありません!!だからロード特攻で斬らないでぇえ!!」
エリウッド「二人とも・・もうちょっと行儀よくできないか?そろそろ胃が・・」
ニニアン「御労しや・・エリウッドさま・・」
ニルス「エリウッド様は何か着ないの?」
エリウッド「いや、衣装はあるっちゃあるんだが・・今は騒ぐ気分にはなれないよ」

サザ「・・なぁミカヤ?」
ミカヤ「なぁに?」
サザ「ミカヤは何も着ないのか?」
ミカヤ「私はみんなが楽しめるだけで十分よ。サザ!次はあの木からみんなを撮って!」
イドゥン「その次は3人を塀の上からお願いします・・」
サザ「わかった・・(結局雑用か、まぁあの2人じゃこういうの無理だしなorz)」

ジョフレ「zz・・?ハッ!!ここは?」
エリンシア「zzz・・」
ジョフレ「上を向いたらエリンシア様・・?これはまさか膝枕!!?」
ジョフレ(どうする!?エリンシア様は寝てる。起こすか?起こしたら膝枕が終了・・
    (というかなによりこの機を逃したらあと4スレくらい出番がない気がする!!)
ジョフレ「・・もう少しこのまま寝ていよう」

ロイ「やっぱ死神が一番かっこいいでしょ!」
アルム「いーや!死神よりシャーマンのほうがかっこいい!」
セリス「シャーマンとか憑依合体じゃん!こっちは卍解とかできんもんね!!」
ユリウス「ちっちぇな!」
セリカ「男の子ってああいうの好きよね~」
イシュタル「でもああやってはしゃぐユリウス様見るの久しぶりですよ」
ユリア「でもあまりセリス様と密着なさるのは・・」
ユリウス「ここまで話がわからないとは・・力づくでも認めさせてあげるよ!」つロプトウス
アルム「望むところ!」つファルシオン
セリカ「いい加減に・・」つライナロック
イシュタル「してください!」つトールハンマー
ユリウスアルム「ウボアー!!!」
ユリア「今日はハロウィンなんですから漫画のことばっかりじゃなく祭りごとを楽しんでください・・ね?」つナーガ
一同「・・はい;」

496 :あきのまつり 6:2009/12/27(日) 18:51:10 ID:YmepeFQ8
エフラム「着替え終わったか?エイリーク?」
エイリーク「はい、どうでしょう?雪女なんてやっぱり地味だったでしょうか?」
エフラム「いやそんなことはないさ、馬子にも衣装というだろう?」
エイリーク「兄上・・それは慰めてるんですか?」
エフラム「・・公園で昔のことを話していたな」
エイリーク「!」
エフラム「あの頃は・・俺たちはずっとバカやって走り回っていたな、いつもベンチで羨ましそうに見てるお前を尻目に・・」
エイリーク「兄上?」
エフラム「すまない・・俺たちは双子だというのに・・」
エイリーク「兄上・・もういいんです、それに兄上は遊んだ後いつも手を握って帰ってくれたじゃないですか」
エイリーク「私はそれだけで十分でした、私のいい思い出です」
エフラム「・・なぁエイリーク、今日くらい手を繋いでみるか?」
エイリーク「・・そうですね、ところで兄上?」
エフラム「ん?なんだ?」
エイリーク「リーフの姿が見当たらないのですが?」
エフラム「マルスたちは先に行ったと言っていたがな・・?」

-道
リーフ「ひゃっはあああーー!!待っててくださいイドゥンさん!今行きシュン!ます!!」
サラ「・・マス?」
ナンナ「鱒じゃぁないでしょうか?」
ティニー「まぁどっちにしろ・・」
ミランダ「鼻血と汗だくから想像されることは・・」
リーフ「・・え?待ってよちょ僕今日朝からサラに・・この人でなしー!!」

497 :まつりのあとに:2009/12/27(日) 18:52:30 ID:YmepeFQ8
-竜王家
リーフ「うう・・いつもながらひどい目にあった、もう今日はいいや・・誰かに一言言って帰らせてもらおう・・」
アイク「・・リーフ?どうした?ああ、ゾンビの仮装か?」
リーフ「だから・・、はぁもういいや、アイク兄さんなんか薬ある?」
アイク「ほれ」つ特効薬
リーフ「ありがとう・・ところで兄さん何やってるの?料理?」
アイク「ああ、カボチャキャンドルを作ろうとしていたんだが失敗ばかりでな、もったいないからスープにしてる、食うか?」
リーフ「んじゃあいただこうかな、あ、おいしいでも意外だな、アイク兄さんなら屋敷の中でいろいろ食いついてると思ったのに」
アイク「肉がないからやめた」
リーフ「だろうとおもったよ」
アイク「それだけじゃないぞ、俺が行ったら子供らの分まで食べてしまうかもしれないからな、決してセリカに怒られたからではない」
リーフ「一言余計だよ!?本音でちゃったよ!!」
アイク「それに比べこのパンプキンスープには色々な肉が入ってる!ケルベロスの肉からピグルまで!」
リーフ「あ、なるほど、だからちょっと鉄っぽい味がしたんだ」
アイク「わかるか?」
リーフ「伊達に舌鍛えてないよ?でもここは隠し味に・・」

エリウッド「気分悪くて外に出てみたら兄弟が魔物の肉で鍋やってるなんて・・ご近所に見られたらと思うと・・蝶・サイコー!!!」
アイク「エリウッドか?にしても随分とすごい衣装だな、お前も食うか?」
リーフ「それなんて蝶O!?」
エリウッド「悪魔の様に、黒く、地獄の様に、熱く、接吻の様に、甘い・・これはもう・・んまぁ~い」
リーフ「兄さんだめだって!胃が悪い兄さんがそんなの食べたら!?」
エリウッド「意外とイタいけどちょっとカ・イ・カン♪・・ゴフッ」
リーフ「あーもういわんこっちゃない・・、ライブ・・いやレストが先だね、えっと杖は・・?」
サラ「ハイ」
リーフ「ああ、ありがとう、ライブはもったいないから別にいいよね。全く仮装パーティならこういうことになるのは目に見えてたのにな~。」
サラ「そうね」
リーフ「全くだy・・」
サラ「・・・」
リーフ「オチはやっぱり僕ってこと?」
サラ「そういうこと♪」
リーフ「この人でなしー!!」

ニニアン「御労しや・・エリウッドさま・・」