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Last-modified: 2011-06-05 (日) 13:45:21

573 :大乱闘FEブラザーズ 18章 1/7:2009/12/31(木) 15:02:19 ID:MonpKoTg
《深夜… ある研究室にて》
???? 「…眠い…」
???  「調合はこうして…ああして…」
???? 「出来たスープは注射器の中に入れるのですね…」
???  「うぅ…いくら大会側の命令だからって…一晩で完成させろとか……元ネタの人でさえ無理ですよ」
???  「ジェ○ンニが一晩でやってくれましたように、これも一晩で仕上げますよ。私達優秀ですから」

《兄弟家 玄関》
ヘクトル 「なぁミカヤ姉上?」
ミカヤ  「何、へクトル?」
ヘクトル 「…準決勝戦が三人一組の旗取りバトルロワイヤル方式なのは本当なのか?」
ミカヤ  「ええっ本当よ」
マルス  「何でも今朝アスタルテ電波が送信されてきて、そう言われたんだってさ」
ミカヤ  「どうやら残りの選手の夢にも出てきて同じ事を言われたそうよ」
エイリーク「ええっ」
ロイ   「僕もそう言われたな…」
ヘクトル 「ふーん、そうか。とにかく会場に向かおうぜ!」

ライナス 「バトルロワイヤルか…久しぶりに骨のある喧嘩が出来そうだ!」

アル   「何か楽しめそうだな」
イドゥン 「アル…無茶はしてはいけませんよ」

ヴォルツ 「二人同時に相手かYO…ぐふっ」

《大乱闘FEブラザーズ 会場》
ドロシー 「レイディ~ス、」
セーラ  「アンド、ジェントル明太子!」
ドロシー 「泣いても笑っても今日が最後の日!
今宵、この大会の覇者が決定されます!!!」

    最終日キタ━━━━(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)━━━━!!

リン   「ロイ、私の分も頑張りなさいよ!」
ロイ   「…うん!」

ロイド  「相手はロイと世界ひろしだぞ…大丈夫か?」
ライナス 「心配するなって兄貴、相手はあの羊じゃねーんだから問題は……あっ」
ロイド  「羊怖い羊怖い羊怖い羊怖い羊怖い羊怖い羊怖い(ry」
ニノ   「…ロ、ロイドお兄ちゃん…」
ロイド  「(ビクッ)アッー!助けてウルスラさん!!」
ニノ   「(ノД`)…」
(ロイドがこうなってる理由は15スレ目>>366-372を参照して下さい)

574 :大乱闘FEブラザーズ 18章 2/7:2009/12/31(木) 15:03:10 ID:MonpKoTg
ドロシー 「それではロイ選手、ライナス選手、ひろ…ヴォルツ選手が揃った所でルールの説明を行ないます」
セーラ  「ルールはとても簡単よ。いつもの○○VS○○じゃなくて三人がそれぞれを戦うんだけど、
      用意された特別な旗を、制限時間終了時に持っている人が勝利するのよ!」
ドロシー 「旗を取るのに何をしてもオッケーです。
      旗を持っている人を攻撃し、その時に落ちた旗を取るのも問題ないです」
セーラ  「言ってみればスマ○ラXでよくやってるスマッシュボール争奪戦ね
      それに時間制限があって最後まで持っていたキャラの勝ち。っという感じで」
イリオス 『旗を持っている時の注意だが、その状態で場外になったら持っている旗は消え、
      ステージに戻るからな。最後の最後でぶっ飛ばされない様に気をつけろ』

ライナス 「…それは楽なモンじゃねーか」
ロイ   「皆ボッコボコにしてやんよ( ・ω・)=つ=つババババッ」

ドロシー 「それでは三人の選手よ、ステージに上がって下さい!」

ミカヤ  「ロイは大丈夫かしら…?」
エフラム 「相手は四牙のライナスと、世界ひろしか…強敵だな」
アルム  「ロイ…こういうのに出られる事が心底嬉しそうだね。はっちゃけないといいけど…」
マルス  「無理な相談だよ。大会(ry)でも↑Bで『てぇいやあ!!』なんだからさww」
ヘクトル 「( ゚∀゚)o彡°ライナス!ひろし!ライナス!ひろし!!」
ギネヴィア「!……つ『パージ』」
ヘクトル 「突然何処からかパージくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」
リーフ  「巻き込まれくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」
マルス  「…ロイのフラグメイク能力が成せる技なのかな、うん」

ドロシー 「このステージは一見すると、何の変哲も無い…
      そう、まるでエイリークさんの胸の様なステージですが、
      30秒毎にステージのレイアウトが変わっていきます。それが今回のステージの特徴です」
セーラ  「ポケ○ンスタ○アムみたいね」
イリオス 『せめて地区対抗格闘技大会の攻城戦と言っておこうぜ』
ドロシー 「一応初期配置では、空中足場が三つありますけどね」

ドロシー 「尚、制限時間は【二分】です…それでは行きますよ」
ヴォルツ (…この勝負)
3!、
ロイ   (絶対に僕が)
2!、
ライナス (勝ってやる!)
1!、

ドロシー 「ス タ ー ト で す !!!」
(スタートの掛け声と共に三人一斉に駆け出す)

575 :大乱闘FEブラザーズ 18章 3/7:2009/12/31(木) 15:04:04 ID:MonpKoTg
ロイ   「…ど、何処に旗はあるの!?」
ライナス 「上の足場か?」
ヴォルツ 「…右の空中足場だ!」
セーラ  「おおっと!三人とも旗が置いてある右の足場目掛けてスーパージャンープッ!!」
ライナス 「取らせるかよ、そうりゃあ!『横B、手斧』」
ヴォルツ 「食らえッ!『B、雷の剣』」
二人   「「ぐああ!?」」
ドロシー 「何とライナス選手とひろし選手、お互いに攻撃を仕掛けて同士討ちです!」

ロイ   「ふんっ、精々同士討ちしてな愚民共!」(ふふっ、同士討ちに便乗して旗をゲットだ!)
ドロシー 「ロ、ロイ選手…?」
マルス  「口調変わりすぎワロタ」
ロイ   「よし、ねんがんのはたをてに入れたぞ」
ライナス 「ニア ころしてでもうばいとる」
ヴォルツ 「ニア ころしてでもうばいとる」
エフラム 「ニア サラっていがいとかわいい」
アイク  「ニア にくはまだか」
ミカヤ  「黙って試合を観戦しなさい!」
上二人  「「ごめんなさいm(_._)m」」

ドロシー 「おおっ、ロイ選手が旗を取ったと同時にステージが変化!
      …この形状は…谷+空中足場一つです!?つ『\二/』」

ヴォルツ 「…くっ、流石は地区対抗格闘技大会に出ただけの事はある」
ライナス 「とにかくあのガキから旗を奪い取るのが先だな!」
ヴォルツ 「…では一時的に手を組むか」
ライナス 「…そうだな」
ロイ   (くっ、お互いをチャンスさえあれば出し抜くつもりで協定を結んだな…面倒くさいなぁ)
ひろし  「ふんっ!『A銀の大剣振り下ろし』」
ライオス 「おりゃあ!『横B、手斧』」
ロイ   「うわあああぁ!!?(0%→34%)
      し、しまった…!」
ライナス 「…よし、俺が旗を取ったぜ!」
ロイ   「…やってくれましたね…」
他二人  「!?」
ロイ   「…初めてですよ、この私をここまでコケにしたお馬鹿さんは…」
ヴォルツ 「何かロイの口調が変わってる件。
      …と、とにかくライナス、(旗を持っている以上)次のターゲットはアンタだ!」
ライナス 「はっ、確かにそうだな……かかってこい!」

576 :大乱闘FEブラザーズ 18章 4/7:2009/12/31(木) 15:05:51 ID:MonpKoTg
ドロシー 「旗は先程前はロイ選手が所持していましたが…今はライナス選手がそれを奪い取ったようです!」
セーラ  「相手は四牙の一人…大丈夫かしら?」

ミカヤ  「ロイは大丈夫かしら?」
アイク  「…姉貴」
ミカヤ  「何?」
アイク  「…あいつを信じろ」
ミカヤ  「…そうね」

ロイ   「てぃやあ!?『上B、炎尽昇華斬り』」
ライナス 「ふんっ!『Lガード』」
ヴォルツ 「連続を食らえッ!『A二回押し、辻斬り』」
ライナス 「っ、ぐっ……はああぁ!『B溜め、豪腕斬』」
二人   「ぐわああ!?」
ドロシー 「ロイ選手とひろし選手、大ピーンチッ!
      ステージはこの一連の流れの中で元の形(2/6のアレ)に戻っておりますが、
      二人もこの流れを変えられるのでしょうか!!?」

ロイ   「クク…それでこそ戦い甲斐があるというものです」
ヴォルツ 「いや、まずはその口調をどうにかしろ」
ロイ   「さて、何かアイテムでも有れば……『!』」
ヴォルツ 「いや、まずはその口調をどうにかしろ」
ロイ   「クク…これで奪い取ってしまいしょう…!」
ヴォルツ 「…orz」

ライナス 「(足場の上)ふっ、もう一分経っている…早く出てこないと俺の勝ちにしちまうぞ!」
ロイ   「はぁあ!」
ライナス 「男ならそうこなくてはな!」
ヴォルツ 「おおお!?」
ライナス (な、何!挟み撃ちだと…!?…だがな)「ふんっ!」
ヴォルツ 「ぐあ!!」
ロイ   「…スキ有り!」
ライナス 「っ…その程度の攻撃では俺の旗は……って!!」
ロイ   「…あれ?」
ドロシー 「ん?一体どうした事でしょうか…三人とも動きを止めて…」
ライナス 「盾の後ろにあった僕の毛布ぅぅぅぅぅぅ!!?」
ドロシー 「ラ、ライナス選手…?」
ロイ   「ちっ、シーフの腕輪を装備したから、てっきり少しの攻撃で旗を盗めると思ったのに……
      盗めたのはこんな毛布か…ポイッ(谷底に捨てる)」
ライナス 「アッー!僕の毛布ううううぅぅぅぅ!!!!?……(バシュゥーーーンッ!!!)」

577 :大乱闘FEブラザーズ 18章 5/7:2009/12/31(木) 15:06:31 ID:MonpKoTg
ロイ   「…………」
ヴォルツ 「…………」
観客一同 「…………」
司会役一同「…………」
ロイ   「つ、続きをしよう。旗も彼が落ちたから元の場所に戻ったし」
ヴォルツ 「…そうだな」

ドロシー 「と、とにかくライナス選手が旗を手放しましたので、再び三人での争奪戦の再開です!」
セーラ  (曲がりなりにも暗殺者集団の最強幹部の一人なのに、毛布が弱点って…)

ロイ   「旗は貰ったァァ!」
ヴォルツ 「馬の機動力を舐めるな!…よし、取ったぞ。
      ふっ、世界ひろしといえど、俺から旗を奪える奴はいねーよ」
観客一同 「ひろしキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
ヴォルツ 「うぉ!…クラウド・フィーバー・システムで強化されたぞ!」
ライナス 「(毛布を拾って戻ってきた)ちっ…」
ロイ   「後30秒…ステージが…変わる!」
ドロシー 「おおっ、ステージは『山』の形に変化した様です
      …残り時間三十秒、勝利の女神は誰に微笑むのでしょうか!!?」

エリンシア「残り30秒以下…ロイちゃん…」

ニノ   「ライナスお兄ちゃん…」

ベオウルフ「ひろし…」

ロイ   「えいっ、はぁっ、たあ!『横B、三連斬り』」
ヴォルツ 「ぐわああ!?(旗をドロップ」
ライナス 「よし、また俺が入手だ!」
ヴォルツ 「くぅ…時間が無ェってのに…(後20秒」
ロイ   「……!…アレは…!?」
ライナス 「残念だったなひろし。俺は後は逃げ切るだけだ」
ヴォルツ 「雷の剣ッ!」
ライナス 「おっと」
     (悪いがひろしでは俺から旗を奪えん…あのロイって野郎は何故か突っ立ってる…勝ちだ!)
ロイ   「…僕の勝ちだ」
ライナス 「…な、何ィ!」
ロイ   「二人とも旗に気を取られすぎて、周りにあった逆転の一手を忘れてたのさ!(ブスッ」
二人   (し、しまった!……って、あの注射器は…?)

578 :大乱闘FEブラザーズ 18章 6/7:2009/12/31(木) 15:08:19 ID:MonpKoTg
ロイ※  「・・・フゥ~~~ ・・・フゥ~~・・・クワッ!!」
二人   「ちょwwwwwwwww」
ロイ※  「…はっはっ、ふんっ!!(二段ジャンプ+攻撃」
ライナス 「おぼぇし!!?」
ニノ・ロイド「ライナスッ!!?」
ドロシー 「いいい一体どうなってるのでしょう…!?
      ロロロイ選手、いきなり上半身筋肉ムキムキにクラスチェンジし、
      その圧倒的スピードと怪力でライナス選手を壁に叩きつけ、旗を奪取しましたーーー!!!」

ロイ※  「ドー○ングコン○メ○ープだ・・・
      …さぁ諸君 僕が(試合時間終了まで)逃げるのを止められるかな…?」

ライナス 「あぐぅ…うう…(合計ダメージ154%)」
ヴォルツ 「勝てねぇ…世界、ひろしといえどもなorz(合計ダメージ87%)」
二人   「降参するぜ…ぐふっ」
3!、
2!、
1!、
ドロシー 「終了でーす!!」

ドロシー 「こ、このバトルロワイヤルを制したのは…」
イリオス 『至○田○影』
ドロシー 「ではなく、ロイ選手です!!」

ヘクトル 「こwwれwwwはwwwなwwwいwwwわwwww」
アルム  「ドーピングのレベルを超えてるよ!?」
ミカヤ  「でもあの注射器(と中の物)、正式なアイテムみたいよ」
リン   「世も末ね…ん?エリウッド?」
エリウッド「…………」
ミカヤ  「エリウッド…」(やっぱり弟のあんな姿を見て辛いのね…)
エリウッド「僕にもヤらせろ~(バリバリッ」
ミカヤ  「やめて!」

579 :大乱闘FEブラザーズ 18章 7/7:2009/12/31(木) 15:10:15 ID:MonpKoTg
セーラ  「と、とにかく何なのアレは!?」
ドロシー 「とんでもないモノですよね…」
ルーテ  「それは私がお答えしましょう」
ドロシー 「ル、ルーテさん…」
ルーテ  「司会者には話がされてなかったようですが、私達は大会の方から
      今日の為にドーピ○グコ○ソメスー○を作ってくれと、大金積まれながら頼まれました」
イリオス 『それ狂ってるってレベルじゃねーぞ!!
      おかしいわ!…そんな代物を頼む大会側も、それを一晩で作り終えるお前らも』
ルーテ  「私達優秀ですから」
セーラ  「答えになってNEEEEEEE!!」
ドロシー 「と、思わず言いたくなる様な発言ですね…はぁ~…(溜息」
アスタルテ(噂にもなっているこのスープ…やはり凄い代物だな。
      …だがあの踊り子の料理のインペクト程ではないな)

ロイ   「(兄弟の席に来て)クワッ!、楽しかったよ…こんなに運動をしたのは本当に久しぶりだった」
ミカヤ  「だ、誰かロイを元に戻してぇぇぇ!!?(´;ω;`)」
エリンシア「KINNIKU!KINNIKU!!!」
セネリオ 「酷い有様です」

セーラ  「もう一人の司会者は疲れた様だから、私が実況するわよ!」
      アル選手、ミカヤ選手、そしてエイリーク選手、早く来なさい!」
三人   「はーい!」

セーラ  「準決勝二戦目は一戦目と同じシステムよ。
      ステージは…そうね、ヘクトル編18章海賊船よ!
      二隻の海賊船の上を移動しながら、旗を最後まで持っていた方が勝ちとなるわ!
      …それじゃあ行くわよ!」

アル   (人と竜が住める理想郷の為だ)
3!、
ミカヤ  (家族の幸せの為よ)
2!、
エイリーク(無乳から巨乳へとクラスチェンジする為、)
1!、
三人   「「「俺(私)は負けないッ!!」」」

セーラ  「ス タ ー ト !!!」

19章に続く