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Last-modified: 2011-08-15 (月) 00:17:52

リーフ「自分が描かれたBL18禁同人誌を売るってなにその羞恥プレイ!?
    どうしてこうなった」
ナンナ「ティニーのためですよリーフ様、さ、私たちも手伝うから頑張りましょう!」
   (リーフ様とエフラムさんのイケない本をご本人が売る…なんて倒錯した世界でしょうハァハァ)
ミランダ「ナンナ…やけにはりきってるわね…」
サラ「こういうお耽美もの大好きだものね。やっぱりあの人の妹だわ」
ティニー「ぽー………」
ミランダ「…というわけで空いてる教室に机を並べて販売ブースを作ったわ」
ナンナ「学校の女子達にメモを回して宣伝しておきました。
    やっぱり需要は女の子ばかりでしょうし」
サラ「後は先生たちにバレる前にサバいて全力で脱出ね」
リーフ「え…ちょっ!? なんでこんなに手際がいいのさ!?
    てゆうか僕いらなくない!?
ナンナ「リーフ様には売り子をしてもらいます。いいですね?」
   (カリスマ)
リーフ「わ…わかったよ」
ミランダ「……なんだかんだでナンナがリーダーシップとるとうまくまとまるわね」
サラ「さすがカリスマ」
ティニー「は………販売…ブース…売らなきゃ……スケブ描かなきゃ……」
ミランダ「ティニー!? ティニーは休んでていいのよ!?」
ティニー「ああ……押し合いへしあう人ごみが……ポニテほどけちゃった…」
ミランダ「ほどけてないほどけてない…さ、保健室連れてってあげるから少し休みなさい」

リーフ「……とゆーわけで放課後になったけど…」
サラ「そうね、ナンナとミランダは各クラスを回って宣伝してるわ。
   私は列の整理をやるから売り子を頑張ってね」
リーフ「や…やだなぁ…そんなに並ぶほど来ないよ…
    大体僕とエフラム兄さんの絡みなんかみたって面白くもなんとも……」
パティ「あ、やってるやってる! 一冊ちょーだい♪」
リーフ「え、ちょっ!?」
サラ「ほらリーフ」
リーフ「…一冊200Gね…」
パティ「ほい♪」
リーフ「毎度……ってなんで僕らのそんな本が欲しいのさ!?」
パティ「なんでって売ってるのはそっちじゃん」
リーフ「そ…そりゃそーだけどこれはやむをえず…」
パティ「だってさー兄弟のドロドロした愛憎劇なんて、なんかこう…きゃーっ♪
    ってなわけよ」
リーフ「…わかったような、わからんような」
シャニー「次は私ね、はい200G♪」
リーフ「え、君の好みはロイじゃ!?」
シャニー「そうだけど、本やドラマは別腹でしょ」

サラ「はじまったわね、はいはい2列に並んでね」
リーフ「どうしてこうなったどうしてこうなった」
サラ「珍しいことしてる好奇心ってのもあるけど…女の子は禁断の愛に弱いものよ」
リーフ「知りたくなかったそんな世界」
マリーシア「わ、凄い、わ、わ……」
リーフ「買ったその場で捲らないで!? ページと僕を見比べないで!?」
マーシャ「きゃあ大胆♪ リーフ君がエフラムさんのうなじに…」
リーフ「はいそこ、大きな声で内容を読まない!!!」
リリーナ「きょ…兄弟家では日夜こんなことが……ハァハァ」
リーフ「フィクションだから! 実話じゃないから!」
デイジー「リーフ君…へぇ…フフ♪」
リーフ「きゃーーーーーー!!!!!
    そんな目で僕を見ないで!」
サラ「ふふふ、リーフ恥ずかしそう」
カリン「ねぇねぇこれってリーフ君が描いたの?」
リーフ「だ・ん・じ・て・ち・が・い・ま・す・!」

ニノ「…なんだろ? 空き教室に人が集まってる」
ジャファル(…シュタッ)
     「ニノ、習い事の時間だ」
ニノ「え、もうそんな時間? いかなきゃ!」
ジャファル(危ない危ない…純粋なニノにあんなものは見せられん…)

マナ「あぅあぅあぅ///////////」
リーフ「真っ赤になりながらもしっかり読まない! …せめて家帰ってから読んで…orz」
マリア「ね、ね、2冊頂戴!」
リーフ「はい400G…って君は初等部でしょ! こんなもの見ちゃいけません!」
マリア「えーなんでー? さっきから買ってるのは未成年ばっかりじゃない」
リーフ「そ、それはグレーゾーンだってサラが…とにかくなんでもへったくれもありません、駄目!」
マリア「ぶ~~…リーフ先輩だって未成年のくせにいつも本屋でエロ本買ってるじゃない」
リーフ「見られてた!? ああああれは思春期の少年の心の拠り所というか…でも君は僕よりずっと年下でしょ!とにかく駄目!」
マリア「ケチー」
サラ「女の子は男の子より成長が早いものよ、こーゆーことに興味が沸くのも無理ないわ」
リーフ「君が言うと妙に納得するよ…」
レックス「うほっ一冊くれ…ハァハァソウルブラザー」
リーフ「イヤァァァァァァー!!!!!」
サラ「お客さんよ、えり好みはよくないわ」
リーフ「ははははい…200Gね」
レックス「ちょうど札しかないんだ。お釣りをくれ」
リーフ「じゃあ800Gのお釣り…って、お釣りを渡す手をベタベタ触らないでっ!?」
レックス「ハァハァ」
リーフ「ぎゃああああああ、ここは販売ブースです! ハッテン場じゃありません!」

サラ「…半分くらい売れたね」
リーフ「僕の心の中の大切な何かと引き換えにね…orz」
ナンナ「でもまだ400部近くあります」
ミランダ「どうすんのよ…」
ティニー「ぽー………」

ナンナ「そろそろ教師たちに見つかります、場所を変えましょう」
リーフ「どこにさ?」
ナンナ「もちろん需要のある場所ですよ、サラ、ワープ!」
サラ「はいはい了解」

ナンナ「…というわけでやってきましたオフィス街の公園」
ミランダ「仕事帰りのOLがターゲットってわけね」
リーフ「お、OLのおねいさんハァハァ…っておねいさんにこんなもの僕売れないよ!?」
ナンナ「ティニーのためです、さっさと用意しなさい!」
リーフ「うう…ひどいやひどいや…」
   (ゴザを敷いて準備)
サラ「無許可の販売だから、お巡りさんが来たらワープで脱出ね」
ミランダ「なんかそんなんばっかりね…」
ティニー「ぽー……ゲリラ同人……」

ナンナ「同人サークル、ツインポニテの新作でーす!」
ミランダ「どーぞお手に取ってごらんくださーい!」
アマルダ「あら、なにかしら?」
    (一冊手にとってパラパラ)
リーフ「ああああああ…おねいさんに僕のあんな恥ずかしい姿が…もうお婿にいけない…」
アマルダ「………こ、これは…なかなか…」
リーフ「お、おねいさんがページをめくりながら僕のほうをチラチラ見てる…
    なんだろうこの気持ち……はっ!? ひょっとして僕は今、快感を感じている!?」
アマルダ「…い、一冊もらうわ」
リーフ「あ、ありがとうございます…ハァハァ」
   (羞恥プレイたまんねぇ……おねいさんが僕のそんな破廉恥な本を読んでる…新たな世界に目覚めそうだ…)
ミネルバ「ほぅ……兄弟ものか…」
リーフ「お、お釣りもありますので札でも結構です」
   (お、おねいさんと手と手をとって…ハァハァ)
サラ「後で死刑ね」
ソニア「姉さんたちと読みましょ」
リーフ「お、お姉さんたちが…ハァハァ」
ミレディ「こらー! 無許可での路上販売は認められていない!」
ナンナ「お回りさんよ!?撤収よサラ!」
リーフ「あ、ちょっと!? ミレディおねいさんにも、僕の赤裸々な姿を見てもらわなきゃ!」
ミランダ「正気に戻りなさい、このアホタレ!」
ティニー「売れ……売れた……ぽー………」
サラ「そーれワープ」

ナンナ「ふう…危なかった…」
ミランダ「あとどれくらいあるの?」
リーフ「200かな…それはそうと全部持つの重いよ、手伝ってよみんな」
サラ「男の子でしょリーフ、レディーは重たいものなんて持たないのよ」

あとちょっとだけ続きます