150 名前: カミングアウト ヘクトルの場合 [sage] 投稿日: 2010/01/13(水) 00:42:09 ID:dqqM4fEk
1
リリーナ「酷いのよロイったら! 逃げないって言ったのに逃げちゃうんだから!」
ヘクトル「なんだお前ら、喧嘩でもしたのか?」
翌日。
憤懣やるかたないといった表情でリリーナはヘクトルの部屋でぼやいていた。
ヘクトルにはよくわからないが秘密を明かしたら逃げられたらしい。
ヘクトル「まぁなんだ。事情はよくわかんねぇがロイも驚いたんだろうよ。
あいつのことだしそのうち侘びにくるだろ」
本気でそう思うし、それはリリーナもそう思ってるのだろうが、どうも感情的になってるようだ。
リリーナ「それはそうだけど……ねぇ兄様…少しだけ…胸貸してもらってもいい?
そうすれば気持ちも落ち着くと思うの…」
少し意外な言葉に目を瞬きさせるヘクトル。
だが肩を落としているリリーナを拒めるヘクトルではなかった。
ヘクトル「しゃーねーな…ほら」
腕を広げてやる。柄じゃないし照れくさいが…
リリーナ「ありがと…兄様……」
ヘクトルの胸に顔を埋めるリリーナ。
柔らかな青髪を撫でてやる。自分を兄と慕うこの娘には弱い。
151 名前: カミングアウト ヘクトルの場合 [sage] 投稿日: 2010/01/13(水) 00:43:53 ID:dqqM4fEk
2
リリーナは体をずり下げてヘクトルの腹に顔を埋めた。
なんだか息が荒いし、体の振るえも大きくなっている。
ヘクトル「おいどうした? 気分でも悪いのか?」
だがリリーナは答えない…代わりに両手でヘクトルの腹を鷲?みにして揉んでいる。
ヘクトル「ちょ…くすぐってぇだろうがっ!…やめ、ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!」
リリーナ「ハァハァ…兄様のお腹…ずっと…ずっとこうしたかった……」
ヘクトル「へ?」
リリーナ「兄様の年々弛んでいくお腹を見て私がどんな気持ちだったか…
触ったら柔らかいんだろうなぁ…舐めたらどんな味がするのかな?
とても退廃的で……潰れて崩れかかったような美しさがあって……
一枚の絵にして飾りたいなって…そんなことばかり考えて夜も眠れないこともあったわ…」
ヘクトル「ちょ…おま…なにを口走って……」
だがヘクトルの問いには答えずにリリーナはヘクトルの腹の匂いを嗅ぎつつ揉みしだいている。
リリーナ「もう駄目我慢も限界よ!」
ヘクトル「ぎゃあっ!?」
強引に服をたくし上げられ、最近食いすぎて弛んだ下っ腹を露にされてしまう。
リリーナ「びゅーちほー! えくせれんと! ZEINIKU!ZEINIKU!」
ヘクトル「ぎゃあああああああああやめーい!!!!!」
しばらくして兄弟家の中を全速力をもって逃走するヘクトルの姿があった…
翌日エリンシアの部屋にリリーナの姿があった…
リリーナ「…というわけで2人とも逃げちゃいました…くすん…」
エリンシア「まぁ、諦めてはいけないわ。私たちの趣味は確かに人に理解されにくいわ…
でもね、私にだって23スレ目にしてようやくリリーナちゃんっていう仲間ができたんですもの。
それにロイちゃんもヘクトルちゃんも優しい子だからきっとリリーナちゃんのことわかってくれるわ」
リリーナ「そ…そうですよね姉さま!私、負けません!!!
ロイをガチムチにして、ヘクトル兄様ともどもブーメランパンツ履かせて
KINNIKU&ZEINIKUのダブルコンボで逆ハーレムを作るっていう乙女の夢を適えるその日まで!」
エリンシア「そのときは私も混ぜてね。あ、でもZEINIKUは駄目よ?」
なかなかどうしてリリーナは立ち直りが早かった……
この日、2人でしみじみと語り合い肩を抱き合って泣くロイとヘクトルの姿があったという…
終わり