159 :華麗なる野望:2010/03/28(日) 22:02:31 ID:UsMGnFWG
以前にあった【漆黒カレー】をネタにしてみました
FETV局 宣伝スタジオにて――
イリオス『徹夜仕事が続いて俺の体はボロボロだぁ!』
セーラ『ハードなスケジュール続きで珠のお肌が…』
\ ボ ワ ッ /
漆黒の騎士『このカレーを食べられよ。』
ナレーション(ドロシー)『そんな方々には、このレトルトカレー【漆黒カレー】をどうぞ!
50種類のスパイスと黒胡麻・竹炭・イカ墨エキスが疲労と荒れたお肌を転移させます!』
漆黒の騎士『何?辛さが足りぬ?身の程をわきまえよ。』
ナレーション(ドロシー)『辛党の貴方には付属の【月光スパイス】をどうぞ
防御無視の辛さが十二指腸を襲う!』
漆黒の騎士『そなた達の健康と美容はこの漆黒カレーが守る!(キリッ)』
ナレーション(シャナム)「固形ルウタイプもどうぞ。」
ユアン「ハーイ!カット!皆お疲れでーす。」
160 :華麗なる野望:2010/03/28(日) 22:03:26 ID:UsMGnFWG
そして一ヶ月後――
兄弟家のテレビ『そなた達の健康と美容は(以下略)』
シグルド「疲労回復に…か 効きそうだなぁ。」
アイク「俺は肉の量が気になるな。」
ヘクトル「今日は姉貴達もいないし、昼メシはコレにするか?」
リーフ「…僕は反対するよ。以前にからい…じゃないつらい記憶があるから…」
ピンポーン♪
ロイ「僕が出るよ はーい、どなたですか?」
\ ガラッ /
|┃三 /! _ ト、
|┃ ≡ ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
|┃ ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _
|┃≡ /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、
|┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' ! !:::::::::::::
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,' )ヽニVニイ!r'´! !::::::::::::::::::
|┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::! !::::::::::::::::::::
|┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::
|┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::
161 :華麗なる野望:2010/03/28(日) 22:07:49 ID:UsMGnFWG
漆黒の騎士「やあ(´・ω・`) 」
ロイ「こんにちは漆黒さん。今ちょうど漆黒さんのカレーの宣伝を見てたよ。」
漆黒の騎士「感謝する。ところで乙女は?」
シグルド「生憎 姉は外出してまして…」
漆黒の騎士「そうか…だが丁度シグルド殿に会わせたい者がいてな。」
ジャムカ「やあ こんちはシグルド。」
シグルド「おうジャムカじゃないか。どうして漆黒さんと一緒に?」
ジャムカ「実は漆黒と一緒に新商品の開発をしてな。それでお前の会社で取り扱える様にに売り込もうと思ってね。」
シグルド「友人の気持ち応えたいが私は『係長』なんでな。そんなに期待はしないでくれよ。」
ロイ「その新商品を僕も見たいんだけどいいかな?それに玄関で立ち話ってのも…」
シグルド「そうだな。まあ二人とも家に上がってくれよ。」
漆黒&ジャムカ「お邪魔しまーす。」
ジャムカ「これが俺達が共同制作した新商品だ!」
ヘクトル「なんだこれは…エフラムがよくやってる茶道の抹茶か?」
ジャムカ「いや、これは『グリーンカレー』といってスープカレーの一種だ。」
アイク「つい最近、漆黒カレーを売り出したばかりで新作とは かなり やる。」
漆黒の騎士「(その台詞は私のだ!)ヴェルダンで採れた野菜にハーブや薬草・香辛料で作り。
ヴェルダンの緑をイメージしたグリーンカレー。名づけて『ヴェルダンの王子さま』だ!」
ジャムカ「漆黒がヴェルダン出身の人間の意見が欲しいって言われてね。それに俺は『それいけ!アンパントマン』の
ジャムカお兄さんだからな。新作カレーパンのルゥ出来そうだなって事で協力したんだ。」
ロイ「ねぇ漆黒さんにジャムカさん。そのカレーをお昼ご飯に食べていいかな?お腹が空いちゃってて…」
漆黒の騎士「そうだな… そなたらにモニターになって貰おうかな…」
リーフ「じゃあお皿とお釜を持ってくるね。」
ヘクトル「俺は大盛りでよそってくれ。」
リーフ「はいはい。」
162 :華麗なる野望:2010/03/28(日) 22:10:43 ID:UsMGnFWG
皆で試食中――
シグルド「一見、苦そうだが全然苦くないな。むしろ爽やかな味だ。」
リーフ「実はすごく辛いと思っていたけど、そんな事は無くて安心したよ。」
ロイ「体に優しい原料が多いし、これならエリウッド兄さんも食べれそうだ。」
ジャムカ「いい反応でこっちも安心だ。」
アイク「肉が足りん。」
漆黒の騎士「そなたを基準に肉を入れたら原価が割れてしまう!身の程をわきまえよ!」
ヘクトル「旨いけどよ、ちょっと甘口じゃねえか?俺はもっと辛さが…」
漆黒&ジャムカ ピクッ!
漆黒の騎士「ではこのスパイスを使われよ。」
ヘクトル「これが宣伝でもやってた【月光スパイス】か… どれ(パクパク)」
ヘクトル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
163 :華麗なる野望:2010/03/28(日) 22:16:00 ID:UsMGnFWG
シグルド「どうしたヘクトル!」
リーフ「あーあ 漆黒さん特製スパイスを甘く見てばかなやつだ…」
ジャムカ「残念だがリーフ。これは俺の特製スパイスだ。名づけて【キラーボウマサラ】!
俺のスキル【連続】【突撃】【追撃】とキラーボウ【必殺】持ちの俺が
敵の時に見せたあの恐怖の連続攻撃をイメージした辛さだ。」
ヘクトル「からい!辛い!カライ!鹹い!からいぃぃ!後なんかすげえ汗かいてんだけど!」
漆黒の騎士「そして今回は女性向けの要素として新陳代謝によるシェイプアップ効果を付加した
キャッチフレーズは【キラーボウの様なスリムな体系を貴女に】だ。」
ロイ「よかったね!ヘクトル兄さん。これでピザ呼ばわりされなくなるよ!」
リーフ「ちょっと待てよロイ!体格13もある兄さんが、体格3になったら大変だよ。
それに僕はムチムチのおねいさんも好きだし。」
ヘクトル「どうでもいいから!誰か早く水を持って来クレぇ~!!!」
そして夕方――
ミカヤ「たっだいま~♪ キャァーーーー!!!誰!?このすごく痩せたアーマーナイトは?」
エリンシア「こんな貧相な肉体をした斧使いなんて私は絶対に認めませんわ!バアトル様を見習いなさい!」
アイク「姉さん達落ち着いてくれコイツはヘクトルだ。昼飯にかくかくしかじかあってな…」
エフラム「何?体格3になっただと?ミルラに担がれるような貧弱な男が女・子供を守れると思ってるのか!」
ヘクトル「もう何とでも言えよ… 明日学校どうしよう…マジで…」
翌日、学校でフロリーナに担がれる程ガリガリなったヘクトルは散々ネタにされたという…