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Last-modified: 2012-08-27 (月) 21:23:09

リーフ「暇だ」
マルス「一行目から何言い出すんですか」
リーフ「いやでも本当に暇だよ。この春休みだって最初の二、三日は嬉しかったけどさ、
    毎日家の中だと、なんか、こう…やる事なくなるんだよねぇ」
マルス(一日中ゲームとネットだけで過ごしてるヤツが何を言うか)
リーフ「うーん、刺激、刺激、シゲキックス、刺激、刺激が欲しい…兄さん、なんか気分転換できるもん知らない?」
マルス「(なんか変なの混ざってた…)あー、気分転換になるかは知らないけど、あるよ」
リーフ「何?」
マルス「太鼓の達人」
リーフ「太鼓の達人?何それ?」
マルス「知らないのかい?まあやれば分かるよ、簡単だし」
リーフ「そうか…よし、皆を誘ってくる」
数分後
ミカヤ「到着」
ロイ「早っ!」
ミカヤ「ワープ使ったんだもの。当たり前でしょ」
ロイ「そうだけど…」
エリウッド「ただでさえ貧乏なのにゲーセンなんて行ったら更に資金が…うっ、く、ぅぁぁ!」
ロイ「ちょっと兄さん、そんな異常に苦しまなくても…
   そんなに長くはいないし、太鼓しかやらないから大丈夫だよ…きっと。多分。おそらくは」
リン「太鼓叩きたいならヘクトルのお腹叩きなさいよ。いい反発力よ?」
ヘクトル「お前な…(#^ω^)ピキピキ」
アルム「ね、ねぇ…早く入ろうよ…」
シグルド「くれぐれもKINSHINは…」
アルム「兄さんはまたそうやって」
セリカ「こんな所でまで突っかかってこないでよ」
シグルド「( ´・ω・)」

298 :助けて!名無しさん!:2010/04/10(土) 09:45:04 ID:vQO4OpRi

エフラム「で、その太鼓の達人とやらはどこだ?」
セリス「あったよ!入ってすぐの所に!」
ロイ「早っ!来るのも早かったけど見つかるのも早っ!」
エイリーク「外から丸見えですね…ちょっと恥ずかしいです」
リーフ「なぁに、白昼堂々と自室を覗かれるよりは遥かにマシさ」
ミカヤ(例の四人か…苦労してるのねリーフ)
アイク「一回100Gで二曲プレイ可能、赤が来たら面を、青が来たらフチを叩く、か…ふむ」
リン「ねえリーフ…先にやらせてくれない?なんだかウズウズしてきちゃって」
リーフ「えー…まぁ、いいけど…」
リン「よしっ…えーと、コインはどこに…あっ、ここか」(チャリーン)
太鼓を叩いてスタート!!
リン「うぉっ!喋った!?」
マルス「リン姉さんビビりすぎワロスwあっ、ちょっと、太鼓以外のものを叩くなって書いてあるでしょ、ちょ、マジ痛いから!ゴメンナサイユルシテーー」
リーフ(兄さん哀れ)
リン「え~と、難易度は難しいで、曲は…コレにするかな」(ドン)
http://www.youtube.com/watch?v=Cy_M5OIgLR4
マルス「リン姉さんも匠に頼んで太ももをリフォームしてmウギャアアアアアッー!!まだ殴り足りないんですか!?」
ロイ(なんでそうやって挑発するかなぁ…)

299 :助けて!名無しさん!:2010/04/10(土) 09:45:50 ID:vQO4OpRi

数分後
画面「ノルマクリアしっぱ~い…」
リン「うぬぬ…」
マルス「m9(^Д^)プギャーッ 見栄張って難しいなんてやるからwwリズム感無いですねwww
    う、うわ、ちょっと、今度は拳ですか!?ちょ、顔はやめtぐふぉ!!」
エイリーク「ああ、マルスの顔が潰れたあんぱんの様に…」
リーフ「凄い的確な表現だね、それ…あ、次やっていい?」
リン「いいわよ、私はもうちょっとこの生意気弟をシメてるから」
マルス「え、冗談はやめて下さいよねえさあああぁぁぁぁぁーーーーっ!
    ちょ、だめ、首はだめぇ!あぁぁ、腕が千切れるーっ!」(バキバキ)
セリス「うわ、今バキバキって音したよ?明らかに人体から響いちゃいけない音だよね?」
リーフ「ネタスレだから大丈夫さ…僕は普通で…よし、これにしようか」(ドン)
http://www.youtube.com/watch?v=CXKZGSfZ-Us
リーフ「うひょー!踊り子がおねいさんだぁーーっ!ぬぉぉ燃えてきたぁーっ!」
シグルド「ちょ、変な事を叫ぶな」
数分後
画面「フルコンボだどーん!」
一同「うそぉ!?」
リーフ「え、なんでそんな驚くの皆!?」
アイク「存在すら知らなかったゲームを初プレイでクリアとは…かなり、やる」
ミカヤ「きっと踊り子がおねいさんだったからね」
リーフ「( ´・ω・)」

300 :助けて!名無しさん!:2010/04/10(土) 09:46:39 ID:vQO4OpRi

画面「名前を入れるどーん!」
リーフ「平仮名しか使えないだと…まあいいや、り、-、ふ…と」
エフラム「本名を入れるとは何事だ。はっぱでいいだろはっぱで」
リーフ「大丈夫だって…アッー!このヒトデナシ!!ひどいや兄さん!」
エフラム「やかましい。次は俺だ」(カカカカ)
リーフ「?何やってるの兄さん?あっなんか出た」
画面「おにっ!」
マルス「へえ、おにコースを知ってるんですか」
エフラム「まあな。リオンやその他諸々から聞いたんだ。ちなみにノルマクリアくらいはできるぞ?」
セリス「うっそだぁー」
エフラム「インディアン嘘つかない。…まあ、見てろ」(ドン)
http://www.youtube.com/watch?v=TLhqZzCx8x0
ロイ「うわ、すごい…見えないよ」
エフラム「ふっ、これぐらいも目で追えないのか?まだまだだな…」
リーフ「そして返事しながらでも余裕でプレイ…!なんという事でしょう!」
マルス「ビフォーアフター乙」

画面「ノルマクリア成功~!」
リーフ「なんだとっ!」
エフラム「どうだ、少しは見直しただろう?」(ニコッ)
セリス「凄いや兄さん!16分以外は全部ヒットだなんて!」
エフラム「フッ、その16分ができればフルコンなんだがな…まだできそうにない」(ショボン)
ロイ「いや充分凄いって!」

301 :助けて!名無しさん!:2010/04/10(土) 09:47:30 ID:vQO4OpRi

マルス「ちょっと失礼、次いいですか?」(スッ)
ロイ「え、それってもしやマイばち?いつ作成したのさ」
マルス「細かい事は気にしない。さて、僕もおにで…これにするか」(ドン)
http://www.youtube.com/watch?v=HbCfRFVwxxM
アルム「ちょwwwラスボス級じゃないですかww」
リン「テラハヤスwミエナスww」
エイリーク「( ゜д゜)ポカーン」
エフラム「16分コワイ24分モコワイ高速BPMコワイ」ガタガタ

画面「フルコンボ~!」
マルス「ふぅ、やはり全良は不可能か…」
リーフ「いやいやいやいやもう十分でしょ!フルコンしただけでも凄いって!」
マルス「そうかな?というか僕はこの曲初プレイだったんだけど」
リーフ「初見フルコンとかありえNEEEEEEEEEEEEEEEE!!」
エフラム「(´;ω;`)ブワッ 」
エイリーク「あぁ、兄上が涙目に」
マルス「くやしいのう」
エフラム「悔しくなんかヌエー!(つд⊂)エーン」
シグルド「見てごらんリン、エイリーク。マルスがエフラムをいじめて泣かせているぞ」
マルス「は!?ちょっ、違っ…ふ、二人とも落ち着いて…他にも選択肢はあるはず…ギャーーーーッ!!」
ヘクトル「次は俺だ」(ドン)

302 :助けて!名無しさん!:2010/04/10(土) 09:48:25 ID:vQO4OpRi

http://www.youtube.com/watch?v=M7TufOlBnVI
リン「ちょっとヘクトル、あんたに鬼ができる訳ないでしょ」
セリス「自分のお腹叩きなよ」
ヘクトル「やかましい!俺だって少しはできるわ!」

画面「ノルマクリア成功~!」
一同「えっ」
ヘクトル「えっ」
リーフ「そんな、ありえない」
ロイ「何か嫌な手口使ったんじゃ…」
エイリーク「機械の故障でしょうか?」
ヘクトル「お前らな…泣いていいか?」
数十分後
ミカヤ「あれ?エリウッドが居ないわよ」
アルム「え?あ、ホントだ」
ロイ「そういえばさっきニニアンさんらしき人が来て…」
ヘクトル「待ってる間一緒にデートか?まったく…」
エリウッド「呼んだかい?」
ヘクトル「お、噂をすればなんとやら…ぶっ!?」

303 :助けて!名無しさん!:2010/04/10(土) 09:49:13 ID:vQO4OpRi

エリウッド「ん、どうしたんだい皆?目がメタモンみたいになってるよ」
ヘクトル「どうした?じゃヌエー!なんだその二人でも持ち切れない程大量の黒猫やら兎やらのぬいぐるみや食品その他諸々は!?」
エリウッド「ははは、取ったのは殆どニニアンだよ。彼女は本当にクレーンゲームがうまくて云々…」
一同(誰も聞いていない事を自慢げに語り始めた…!)
エリウッド「そうだニニアン、ちょっと荷物見張っててくれないか。彼らに僕のふつくしいプレイを見せてあげたい」
ニニアン「はいっ」
アイク(自分で自分のプレイをふつくしいなんて言うか?普通…)
リン(ニニアンいい表情してるし…エリウッドはいつもと違って妙にイキイキしてるし…)
セリカ(何この光景?珍百景?)

エリウッド「さ、しっかり目に焼き付けておいてくれ」
ミカヤ「何これ?難しそうね…」
エリウッド「いやぁ、ボタンの配置を覚えれば結構いけるよ?」
ミカヤ「…そうですか」
リーフ「あれ?これ最新作じゃないよ?なんで?」
シグルド「そんな事もあるだろう、あまり細かい事を気にしすぎるとハゲるぞ」
リーフ「えっ!?」

304 :助けて!名無しさん!:2010/04/10(土) 09:50:01 ID:vQO4OpRi

http://www.youtube.com/watch?v=0uaCvius6v4
エリウッド以外「  」(絶句)
エリウッド「♪~」
ニニアン「あぁ…何度見てもふつくしい…」(メロメロ)
ニニアンは エリウッドに メロメロだ!
リン「何今のポ○モン風の文」
エリウッド「今回も僕の勝ちだね!」(スマイル)
マルス「僕の(スマブラでの)台詞…」
アイク「フルコンボか。やるなエリウッド」
エリウッド「甘い甘い。これはまだ序の口さ」
セリス「なにそれこわい」

エリウッド「しっかり目に焼き付けておいてくれ」
ヘクトル「また言ってるぜ」
エリウッド「僕はこの曲をプレイする」(ドン)
http://www.youtube.com/watch?v=C95QK94niU8
エフラム「ヒイイイイイーーーー!!」
ロイ「うわぁ…地獄譜面じゃないですか」
エリウッド「フッ…」
ヘクトル「うわ、こいつ鼻で笑いやがった!腹立つー!」
エフラム「落ち着けカビゴン」
ヘクトル「カビゴンじゃねぇー!」

305 :助けて!名無しさん!:2010/04/10(土) 09:50:52 ID:vQO4OpRi

画面「フルコンボだどーん!!」
一同「なんだとっ!」
エリウッド「甘いな。これくらいで驚いているようでは…」
エイリーク「まだやるんですか…」
エリウッド「次はこれだ」(ドン)
http://www.youtube.com/watch?v=dD_L7297VQo
エリウッド「まともな動画が無かった為に七代目の動画を使ったが、許してほしい」
アルム(誰に言ってるんだろう…)
数分後
画面「フルコンボだどーん!」
一同「  」(再び絶句)
エリウッド「ふぅ、惜しいな。もう少しで全良だったのに…」
一同(もう十分凄いっちゅーの!!)
マルス「きゅ、999コンボ…僕には…この壁は越えられない…OTL」
ロイ「かなりの体力譜面なのに…それをエリウッド兄さんがフルコンだなんて」
エフラム「おいエイリーク。俺を殴ってくれ。夢か確かめる」
エイリーク「え!?は、はい…破ぁ!!」(バキイッ)
エフラム「ぐはぁっ!い、いいパンチしてるな…どうやら夢ではないようだ」
エイリーク「す、すみません兄上!つい気合を入れすぎてしまって…」オロオロ
エフラム「それで…いいんだ…女は強くないと…いけないからな…グハアッ」
マルス「何かっこつけてんのあのロリコン」

306 :助けて!名無しさん!:2010/04/10(土) 10:00:26 ID:vQO4OpRi

さるさんウゼー!

ニニアン「(トテトテ)エリウッド様、タオルをどうぞ」(スッ)
エリウッド「ああ、すまない。気が利くねニニアンは」(フキフキ)
ニニアン「…やはり、長い道のりでしょうか?紅を全良というのは…」
エリウッド「そうだね…でもきっと近いうちに成功するさ、フルコンボできる様になったし、可も20程度だし」
ニニアン「そうですね…エリウッド様は1スレ目から、ずっと練習を積み重ねてきたんですもの…
     その内、メカデスやはやさいたま、やわらか戦車だって全良できますよ…」
エリウッド「ふう…せめてもう少し体力があれば、もっと簡単にできるんだが…」

リーフ「…えーと、一体なんの会話をしているのかな?あの二人は…」
ミカヤ「っていうか、もう上級ゲーマーの会話じゃない!エリウッドにはこんなスキルがあったの!?」
ロイ「もう兄さんは動画うpして自慢したらいいと思うよ」
エリウッド「じゃ、そろそろ帰ろうか。もう外が暗いし、もっと鍛錬を積まなければ」
リン「もう既に神レベルな気がするけどね…」
この日を境に、エリウッドの部屋からはほぼ一日中、太鼓の音が聞こえてくる様になったとか。