419 :ぽよぽよ:2010/06/08(火) 23:01:08 ID:G0a+YnnQ
~ある日の兄弟家~
ヘクトル 「ぐおー……ぐがー……(昼寝中)」
チキ 「こんにちはーっ!」
ファ 「ちはーっ!」
と、元気な声を上げながらドタドタと上がり込んでくるチキ&ファ。
チキ 「あ、ヘクトル兄ちゃまがお昼寝してるーっ!」
ファ 「あはは、トドだ、トドだーっ!」
ヘクトル 「んが……ぐがーっ……」
チキ 「……起きないね」
ファ 「ないねー」
少しの間しげしげとヘクトルを観察した後、おもむろにチキがその腹に手を伸ばし、
チキ 「わー、ぽよぽよだー」
ファ 「ほんとだ、ぽよぽよだー!」
二人は夢中になってぷよぷよとヘクトルの腹を触りまくる。
よほど熟睡しているらしく、それでも起きないヘクトル。
チキ 「ねーねー、ファ、ファ」
ファ 「なにー、チキねえちゃ」
チキ 「ほら見て、はらまくらー!」
と、寝ているヘクトルの腹に頭を預けて寝転がるチキ。
ファ 「あー、ファもやる、ファもやる!」
チキ 「あはははは、ちょっと硬いけどぷよぷよしてて気持ちいいね!」
厚い脂肪に隠された腹筋である。ピザ&マッチョなヘクトルだからこその感想だ。
チキ 「……んむ。眠くなってきたー……」
ファ 「……すー……」
――数時間後。
ヘクトル 「……んん……ふあー、よく寝た……あ? なんか腹がやけに……」
リン 「……」
エリウッド「……」
エフラム 「……」
ヘクトル 「……あ? なんだお前ら、帰って……んだよ、その顔は……?」
チキ 「……すー……」
ファ 「……ぽよぽよ……」
ヘクトル 「うおぉっ!? な、なんだこいつら……っ!?」
リン 「……ヘクトル。あんた、わたしらのいない間にチキちゃんたち連れ込んで何を……?」
ヘクトル 「ご、誤解だ馬鹿っ!」
エフラム 「ピザデブでロリコン……ヘクトル終わったな」
ヘクトル 「エフラム、てめぇっ!」
エフラム 「フン。どう言い訳したって逃れられんぞピザペドめ」
エリウッド(無茶苦茶目が輝いてるのは気のせいだろうか……)
この数分後チキとファが起きて誤解は解けたが、そのときエフラムは音高く舌打ちしたそうな。