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Last-modified: 2012-09-01 (土) 01:54:40

117 :イリオスとオルエンの休日:2010/07/27(火) 23:28:29 ID:XfYypYA9

イリオス「ふう…久々の休みにのんびりゲームは楽しいぜ。」
久々にTV局から休みが取れても特にどこかへ出掛けないからな。
ゲームぐらいしかやることがない。こうやって引きこもりができるんだろうな…
あ、一応俺の名誉のために言っておくけどエロゲやギャルゲじゃないぜ!
某対策RPGの7作目、ヒヨコ頭が主人公の奴だからな。
今は初めからやり直して某忍者を仲間にして女の子を助けたところだ。
オルエン「ねぇ、イリオス。何やってるの?」
イリオス「ああ、爺さんが説明してたろ。人口呼吸ってやつだ。」
オルエン「人口呼吸?」
イリオス「溺れたりして呼吸が止まった人の鼻を塞いで口から息を……ってオル
エン!?何でいるんだ!?」
最初何の疑問もなく答えちまったけど何でいるんだよ!?
確かに鍵は意味がないから掛けていないとはいえ勝手に入るか!?
よかった…この前みたいにエロゲをやってたらやばかったぜ…
オルエン「えへ、来ちゃった。」
いや、そんな恋人みたいに言わないでくれ。またフレッドさんに殺されるはめに
なるから。
まあわざわざうちに来るってことは遊びに行きたいんだよな。
はぁ…こいつと付き合う(非恋人的な意味)ようになってから長いからか、
ある程度こいつの来た時の顔で対応できるようになっちまった…
イリオス「……いや、まあいい。とりあえずどっか行くか?」
オルエン「うん!今日は映画館に行きたいの!」
イリオス「あ、ああ。」
うーん…やけにキラキラした目だな…よっぽど見たかったのかね?
まあいい、部屋で淋しくゲームしてるよりかは健全的だしな。
イリオス「ところでどんな映画を見たいんだ?」
オルエン「これ!」
なんだ、既にチケットは入手済みか。映画のチケットぐらいなら奢れたんだがな

まあこいつのことだから奢らなくても気にしないんだろうけどさ。どれどれ…
『踊る大防衛線3 ヤツラを捕獲せよ』
まあこのシリーズは嫌いじゃないし、たまには楽しもうかな。
イリオス「よし、行こうぜ。」
オルエン「はい、行きましょう!」
イリオス「お、おい!!抱き着くな!暑いから!!」
言えない…む、胸が当たってるからなんて言えないぜ…

118 :イリオスとオルエンの休日1 2/3:2010/07/27(火) 23:29:24 ID:XfYypYA9

ふぅ…意外と面白かったな。まさかあいつがあそこで解放するとはな。
オルエンのやつも楽しそうだったし来てよかったかな。
まさか家族やフレッドがいると貸し切りにするから俺と行きたかったとは思わな
かったがな…
さすが貴族はスケールが違うぜ。てかデートと期待した俺が馬鹿でしたよ。

まあ気を取り直して映画のお礼にしっこくカレーでカレーを奢った訳だ。
オルエンもしっこくカレーは好きらしいからな。喜んで食べてるぜ。
は喜んでる顔を見るとこっちも幸せになってくるな。

会計をしたら夏のしっこくキャンペーンとかでくじ引きを2回できるらしい。
とりあえず俺は1回引いたがハズレだった。やっぱりツイてねえな。
オルエン「イリオスー私にも引かせて。」
イリオス「ああ、いいぜ。」
こいつ、結構運もいいからな。案外二等辺りを当てそうだ。
オルエン「んしょ、これにします。えーと…一等?」
しっこく「見事!一等はタリス島ペアの旅だ。」
…こ、こいつ…幸運の神様に好かれてんのか!?
オルエン「きゃーイリオスやったわ!一緒に行きましょう!」
…これはあくまで友達として、だよな。まあ行きたいのは山々だが仕事が…な。
イリオス「あー行きたいのは山々なんだけどな。俺には仕事があるんだよ。」
オルエン「そう…ですよね。」
うっ!そんな悲しそうな目で見ないでくれ。俺だってたまには海に行きたいさ!
行きたいけど仕事があるから旅行どころか海ですら無理なんだよ。
イリオス「あー…まあせっかくだしお前の兄貴とかフレッドさんを誘っt…」
ん?いきなり誰かに電話を掛けたぞ。どうしたんだ?
オルエン「あ、もしもし。シャナム社長ですか?」
ナニヤッテルンデスカオルエンサン!?
オルエン「いつもお世話になっております。あ、いえいえ、そんなことは…」
社長のことだ…こちらこそいつもありがとうございますとか言ってるんだろうな

オルエン「今日はお願いがありまして…イリオスをしばらく貸していただけます
か?」
もしもし、俺は物ですか?
オルエン「ありがとうございます。では明日から3日間お借りします。」
…あ、俺貸されたんだ。まあここ何年旅行とは縁がなかったからな…ゆっくりす
るか。
ん?撮影?落石に当たったり飛竜に追われたりするのは旅行とは言わねえよ。
オルエン「シャナム社長さん、快くイリオスと旅行するのを承諾してくれました
わ。」
内容に語弊があるような…まあいいか。こいつの笑顔を見てたらどうでもよくな
ったし。

119 :イリオスとオルエンの休日1 3/3:2010/07/27(火) 23:30:07 ID:XfYypYA9

それからが大変だった。明日には出発な訳だが準備は大変だったしな。
何とか常に撮影旅行用に準備していた旅行かばんがあったからよかったけどな。
着れるサイズの水着もあったし、護身用の鉄の剣とサンダーもあるしな。
マスターソードとサンダーストーム?そんなものはとっくの昔に売り払ったさ。

準備も終わったし寝ようと思ったらドアをノックする音が聞こえた。
こんな時間に誰だy…フレッドさん何でしょうか?
フレッド「お嬢様と旅行に行くそうだな…お嬢様の希望だから止めれないかわか
ってるな?」
いや、せめてそこは笑顔にしてくださいよ。睨まないで下さい。
フレッド「まあいい。もしお嬢様に何かあった時はわかってるな?」
こう言われたら頷くしかないじゃねぇか…
頷くのを確認するとフレッドさんは帰っていった。

はぁ…なんだか気の抜けない旅行になりそうだ。
念のため緊急事態に備えて取っておいた鋼の剣を持って行くか…

2に続く