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Last-modified: 2012-09-01 (土) 13:44:38

336 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 1日目(夜) 1/5:2010/08/12(木) 02:19:38 ID:WUMFTeVT

旅館についた兄弟家一行+αはとりあえず温泉に入っていた

ロイ「そういえばユンヌさんを見なかったけどどうしたの?」
マルス「ああ、あの後に砂浜に埋めておいたよ」
ヒーニアス「何も満潮の時に海面のところに埋めなくても…」
マルス「大丈夫、ギリギリ呼吸できる場所に埋めたから」

砂浜には全身を縛られ砂に埋められ口を塞がれたユンヌがいた
ユンヌ「ふごー!!ふごごふごー!(こらー!ひとでなしー!)」
そこにたまたま波に流されてきた小さなカニがユンヌの鼻を…
ユンヌ「ふごー!?ふごっ!ふごー!!」

エリウッド「ふー気持ちいいね。身体が楽になるよ」
ヘクトル「ああ…さっきから首がやけに痛いから助かるな」
シグルド「私は肩凝りと足が楽になってきたな」

セリス「普段なら興奮しまくりなリーフがやけに静かだね」
ロイ「リーフ兄さん、あの騒動からおかしいんだよね」
アルム「うーん…頭でもぶつけたんじゃないかな?」

リーフ「………(ナンナ…綺麗だったな…って何考えてるんだ僕は!?でも…)」
アイク「さて、上がるか…」

一方女湯では格差ができていた。まあいろいろ残念な感じで
エイリーク「………orz」
ターナ「エイリーク…さっきから元気ないけど大丈夫?」
ラーチェル「ターナ…今のあなたはエイリークにとって敵よ…」
エイリーク「だって…だって…」
エイリークが落ち込む理由…それは他の女性陣の会話であった
リン「あら?フロリーナったらまた胸大きくなってない?」
フロリーナ「ひゃ!?リ、リン…揉まないで…ん!?」
ファリナ「そうなのよねーこの娘ったら姉を差し置いて…」
フロリーナ「ファリナ…ひゃん!?姉さんだって…あん!?大きく…」
フィオーラ「あなたたち…少しは自重しなさい…」

ワユ「ミストもだんだん胸が大きくなってない?」
ミスト「そ、そんなことは…」
ワユ「ま、大将は私が貰うわよ」
ミスト「ま、負けないもん!」
イレース「お腹…空きました」
サナキ「むぅ…私だってこれから大きくなるはずじゃ」

ミルラ「…私もイドゥン姉さんみたいになれますか?」
イドゥン「ええ…なれますよ」
チキ「シーダお姉ちゃんも大きいよー」
シーダ「チ、チキちゃん…恥ずかしいからやめて…」
ファ「エリンシアお姉ちゃんもー」
エリンシア「あらあら、ありがとう」

エイリーク「………私…1番小さいわよね…orz」
ユリア「女性の魅力はそんなものでは計れませんよ」
ラナ「ええ…だから私たちもセリス様を…」

セリカ「うーん…なんだかすごい光景よね」
ソフィーヤ「はい…入りにくいです」
ミカヤ「まあ、私たちは私たちでゆっくりしましょう」

ちなみにこのあとオルエンが一人でいろいろと考えたり
頬に傷のある金髪の男に救出されたユンヌが入りに来るのは別のお話…

337 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 1日目(夜) 2/5:2010/08/12(木) 02:20:32 ID:WUMFTeVT

兄弟家+α一行は温泉からあがるとすぐに宴会場に向かう
知り合いが増えたためミカヤがみんなで食べることを提案したからだ
料理は新鮮な魚料理や今朝狩った猪の鍋などタリスの幸である
肉好きなアイクや紫カービィなイレースもその味、量に満足していた
ちなみにこの代金、アイクの好意を引くためにサナキが払ってたりする
さて、夕食が終わりに近づいた頃、女将がお酒を持ってきた
アイク「む、酒か?」
女将「はい、ですがただの日本酒ではありません」
シグルド「ほう…何が違うのだ?」
女将「これにはしばらくするとアルコールを分解する菌が入っています」
ミカヤ「それってつまり二日酔いにならないってこと?」
女将「はい。また、未成年でも安心して飲めます」
ヘクトル「マジか!ならみんなで飲もうぜ!」
シグルド「ハッハッハッ、それはいいな。みんなにお願いします」
こうして宴会場にいた一同が酒を飲んだ…これが悪夢の始まりとは知らずに…

ロイ「うーん…僕はさすがに飲みたくなかったから飲まなかったけど…」
セネリオ「私もです。ですがこれは…」
酒を飲まなかった2人の目の前にはユンヌが喜びそうな光景が広がっていた

シグルド「ディアドラ!結婚しよう!私の子供を産んでくれ!」
アルヴィス「待て!シグルド!ディアドラは私と結婚するのだ!」
シグルド「アルヴィス!邪魔をするな!貴様にディアドラは渡さん!」
アルヴィス「シグルド!貴様にはディアドラとは合わん!」
ディアドラ「やめて!私のために争わないで!」

セリカ「私…少しでもユンヌと仲良くなるために努力してるのよ…」
ユンヌ「私も…セリカに嫌われたくないの…」
セリカ「ユンヌ…仲良くしましょう」
ユンヌ「ええ、セリカ…よろしくね…」

シーダ「マルス様は本当は私以外の人が好きなんですよね…」
マルス「違うよシーダ!僕はシーダが1番好きなんだ!」
シーダ「嘘です!リンお姉様のことが1番なんでしょ…」
マルス「誤解だ!リン姉さんはあくまで家族として…シーダのことは…」
シーダ「マルス様は嘘つきで…ん!?」
マルス「…わかってくれた?僕はシーダが好きなんだ…」
シーダ「…はい」

ロイ「みんな普段と微妙に行動がおかしいよ…」
セネリオ「これは…全員理性ではなく本能で行動してるような…」
ロイ「あのお酒…やっぱり何かおかしいんだ…」
セネリオ「…女将に話を聞いてみましょう」

女将「あのお酒?あれは本土から買ってきた物だよ」
ロイ「何か…売っていた人の特徴とかありませんか?」
女将「…そういえば優秀ですからって言っていたわね」
ロイ「ルーテさんの発明か…どうりで…」
セネリオ「酷い有様です…とりあえず元に戻るのを待ちましょう」

338 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 1日目(夜) 3/5:2010/08/12(木) 02:21:36 ID:WUMFTeVT

ルーテ「こんにちは。なぜなにエムブレムの時間です」
アスレイ「えーと…ルーテさん。あのお酒について解説お願いします」
ルーテ「あのお酒、アルコールと一緒に理性も分解するようです」
アスレイ「つまり飲んだ人は本能で行動するんですか?」
ルーテ「はい、あくまでおまけの副産物ですが面白いですね」
アスレイ「で…原因は何なんですか?」
ルーテ「アイクさんのフラクラ能力を応用して作ったからでしょうね」
アスレイ「…細かいツッコミはさておきよく作れましたね」
ルーテ「私、優秀ですから」

ところ変わって旅館の宴会場…ここはまだ騒動は続いていた
サザ「そしてミカヤは俺が守る!」
しっこく「乙女は私が守る。身の程をわきまえよ!行くぞ!」
サザ「当たらなければどうということはない!」
しっこく「そうだ、お前はお前の得意なことでミカヤを守れ!」
ミカヤ「ふふふ…サザもすっかり立派になったわね」
しっこく「だがまだまだ乙女を守るには未熟だな!月光!」
サザ「ぐはっ!?ま、また負けた…」
しっこく「ふはは!!乙女は渡さんぞ…zzz」
ミカヤ「サザ、大丈夫?」
サザ「へっ…俺もまだまだだな…ってミカヤ!?」
ミカヤ「よかった…サザに何かあったら…淋しいじゃない」
サザ「だ、大丈夫だよ。俺ももう大人だから」
ミカヤ「ふふ…でも私にはまだ子供に見えるわ」ナデナデ
サザ「ミ、ミカヤ…恥ずかしいだろ…」

ロイ「ミカヤ姉さん、サザさんを抱いて撫でてるよ…」
セネリオ「…普段なら振りほどくのに甘えてる辺りが本能ですね」

一方リーフと4人娘達はナンナとリーフに他3人が詰問していた
サラ「ふふふ…あの時のナンナ、可愛かったわね…」
ミランダ「あの時…ってリーフ様と何があったの?」
サラ「リーフがナンナのことを…」
ナンナ「あああああ!?誤解だってば!!」
ティニー「あら?ナンナに先越されたかしら?」
サラ「じゃあリーフはどうだったの?ナンナ、綺麗だった?」
リーフ「……はい、綺麗だったな…って思ったりしました」
ナンナ「リ、リ、リ、リ、リーフ様はお姉さんが好きなんでしょ!?」
リーフ「いや…確かに僕はお姉さんが好きだけどナンナのことも…」
ナンナ「あ、あの…実は私もイジメるよりは…リーフ様と一緒に遊ぶ…」
ミランダ「そこ!!抜け駆け禁止!私だって本当は…」
ティニー「ミランダも大変ですね。ナンナが一歩リードってところですか」
サラ「…ちょっとエフラム兄様のところに行ってくるわ」

ロイ「うん、リーフ兄さんもナンナさん達も本音が漏れてる」
セネリオ「ところであの移動した子はお酒飲んでないような…?」
ロイ「可能性はありますね…エフラム兄さんのところに行きましょう」

339 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 1日目(夜) 4/5:2010/08/12(木) 02:22:28 ID:WUMFTeVT

ミルラ「エフラム…私と結婚してください」
ターナ「エフラム!私と結婚しましょう!」
エフラム「…うーむ…俺は保育園を建てるまではだな…」
サラ「あら?兄様は私と結婚するのよね?」
エフラム「……だから俺は守るべき者を守れるようになってから…」
ターナ「な、なら私も一緒に着いて行く!」
ミルラ「私も…大きくなったらエフラムの手伝いをします」
サラ「私は…まあ兄様がどうしてもと言うなら…」

ロイ「…サラちゃん…ちょっとデレてない?」
セネリオ「というか意外とエフラム君はしっかりしてますね」
ロイ「確かに…本当にロリコンとは違うんですね」

ヒーニアス「エイリーク!私と付き合ってくれ!」
ラーチェル「エイリーク、こんなやつは気にしないで!」
エイリーク「あの…私…エフラム兄様みたいに頼りになる方じゃないと…」
ヒーニアス「うう…スナイパーか!やっぱりスナイパーなのがダメなのか!」
ラーチェル「いや、まずあんたは自分を磨きなさい!」

ロイ「ああ…エイリーク姉さんは微妙にブラコンみたいだね…」
セネリオ「酷い有様です」

アルム「どうせ僕は影が薄いんだ!ちくしょー!!」

フィオーラ「エリウッド様は私と結婚するのよ!」
ニニアン「私です…エリウッド様のためならこの力は捨てる覚悟です」
エリウッド「いや…気持ちはすごくありがたいけど…僕にはまだ無理なんだ」
フィオーラ「何故ですか!」
ニニアン「ああ…何故でしょうか?」
エリウッド「家計を預かってる以上は僕は頑張らないといけないからさ」
フィオーラ「エリウッド様…」
ニニアン「エリウッド様…」
エリウッド「でももし…僕に余裕ができて…まだ僕のことが好きなら…」
フィオーラ「待ちます!私はきっと待ちます!」
ニニアン「私もです…絶対エリウッド様が好きなのは変わりません!」

ロイ「…エリウッド兄さん…そこまで…」
セネリオ「……感動的ですね」

リン「フロリーナ!私やっぱりあなたのことが好きなのよ!」
フロリーナ「リン……でも私はやっぱりヘクトル様のことが…」
リン「そうよね…フロリーナの幸せが1番よね」
フロリーナ「リン…ありがとう。ごめんね…」
ヘクトル「ファリナ、お前はもう少し自分を大事にしろ」
ファリナ「…2万Gのこと?あれはもう済んだじゃない」
ヘクトル「あの時もし危ないことを考える輩に雇われてたらどうするんだ?」
ファリナ「でも…少しでもフィオーラ姉さんやフロリーナのために…」
ヘクトル「わかってる…けどもう少し自分のことも考えてくれ」
ファリナ「わかったわ………ありがとう」

ロイ「ファリナさんが素直になってる。あと姉さん…」
セネリオ「なるほど…本能では百合も含まれてるんですね」

340 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 1日目(夜) 5/5:2010/08/12(木) 02:23:25 ID:WUMFTeVT

兄弟家と竜王家の2人は寝ているチキとファをひざ枕しながら話していた
イドゥン「…時々不安になるんです。私、3人に嫌われないか」
エリンシア「ふふ…わかります。私も昔そういう気持ちになりましたから」
イドゥン「…その時はどうしましたか?」
エリンシア「いつもと変わらずに接しました。それが1番ですから」
イドゥン「なるほど…難しいですね」
エリンシア「イドゥンさんはミルラちゃん達に慕われてますよ」
イドゥン「そうでしょうか…嬉しいです」
エリンシア「ええ。あ、今度ドーナツの作り方教えますよ」
イドゥン「ありがとうございます。ファ達が喜びます」

そしてこちらはセリスとユリア、ラナが仲良く話していた
セリス「僕も…やっぱりアイク兄さんみたいに強くなりたいな」
ユリア「セリス様は今のままで十分です!そのままでいてください」
ラナ「私はセリス様の魅力は強さにはないと思います」
セリス「2人ともひどいなー僕だってみんなを守りたいんだよ?」
ユリア「あ、ありがとうございます…」
ラナ「は、はい…楽しみにしてます」

ロイ「セリス兄さん…本能も変わらないのか」
セネリオ「彼は包み隠さず話すタイプですからね」
ロイ「さて…あとはアイク兄さんか…」
セネリオ「果たしてアイクはどうなることやら…」

ワユ「大将!私、大将のことが好きなの!」
ミスト「お兄ちゃん!私お兄ちゃんのこと大好きなの!」
サナキ「私もアイクに惚れてしまったようじゃ。アイク、好きじゃ!」
イレース「アイクさんと食べるのは楽しいです…」

ロイ「うん、みんな普段より直球で告白してるね」
セネリオ「はて…アイクはどうしたのでしょうか?」
セネリオは動かないアイクを不思議に思っていた
アイクは4人の言葉に反応せずただ座っている
不思議に思った2人がアイクの前に向かった…

アイク「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」
ロイ「…アイク兄さんの本能は食べることか」
セネリオ「ちゃっかり肉だけを食べてるのがアイクらしいですね」
アイク「ん?肉はやらんぞ」
ロイ「いえ…どうぞ兄さんは食べていてください」
セネリオ「アイク…肉だけじゃ…いや、何でもないです」

ところで…イリオス、オルエン、フレッドもまた同じ酒を飲んでいた
オルエン「イリオスー!私、イリオスともっと遊びたいのー」
イリオス「俺も暇があればもう少し遊んでやりたいさ」
フレッド「そんな暇があったら早く貴族になれ!そうすれば…」
イリオス「うるせー!なれるならとっくになってらー!」
オルエン「頑張ってねーイリオスー!」
普通の酒と一緒に飲んだため、いろいろとおかしくなっていたらしい

このあと、無事なロイとセネリオ、女将で酔い潰れた人達を部屋に運び、
3日間の旅行の初日は過ぎていったのだった…

2日目(朝)に続く!