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Last-modified: 2012-09-01 (土) 14:04:38

417 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 2日目(昼)1/4:2010/08/16(月) 11:26:20 ID:3alSvAwC

2日目は夕方のバーベキューのために各自が食料を調達する
米を収穫するグループ
兄弟:ミカヤ、エフラム、アルム、セリカ、ロイ
その他:イドゥン、ミルラ、チキ、ファ、ソフィーヤターナ、サザ、ヒーニアス、ルーテ
釣り、素潜りをするグループ
兄弟:シグルド、エイリーク、ヘクトル、マルス、セリス
その他:ユリア、アルヴィス、ディアドラ、ラーチェル、ファリナ、フロリーナ、シーダ、ラナ、
山で狩りをするグループ
兄弟:アイク、エリウッド、リン、リーフ
その他:ニニアン、ミスト、ワユ、イレース、サナキ、セネリオ、フィオーラ、ナンナ、ミランダ、サラ、ティニー

稲刈り組が田に着くと1人の男が待っていた
バーツ「君達が収穫を手伝ってくれるのかな?」
ミカヤ「はい、よろしくお願いします」
バーツ「子供達もいるし大変かもしれないな」
ミルラ「…楽しみです」
エフラム「そういえば何で夏に収穫できるんだ?」
アルム「(来た!出番だ!)それは…」
ルーテ「品種や気候によって稲は収穫時期が変わります。ここは早稲田ですね」
バーツ「お、嬢ちゃんは詳しいね」
ルーテ「優秀ですから」
バーツ「よし、じゃあ早速始めるか」
アルム「……僕の出番…返してください…orz」
セリカ「アルム、元気出して。これから出番があるわ」

米が実った稲で黄金色に染まる田に鉄の鎌を持って入る一行
バーツ「やり方はさっき説明したとおりだ。とりあえず頑張ってくれ」
サジ「丁寧な技で綺麗に切るのがいいぞ」
マジ「多少ぶれても早く切るのがいいぞ」
バーツ「お前ら…」

ミルラ「お米ってこんな風になってるんですね」
チキ「わーさくさく切れるー」
ファ「ファもー」
エフラム「鎌は危ないから気をつけてな」
ヒーニアス「エフラム!俺とどっちが多く刈れるか勝負だ!」
ターナ「競ってないで普通にやりなさい!この馬鹿兄貴!」
チキ「ターナお姉ちゃん怖いよ」
ファ「怖いです」
エフラム「ターナ…子供の前で怒ってはいかんぞ」
ターナ「…ごめんなさい」

サザ「ミカヤ!見ていてくれ!」
カキーン!NO DAMAGE!
サザ「え!?稲に弾かれた!?」
ミカヤ「サザ…」
ルーテ「この稲はタリスアイク…まさかここまで固いとは」
アルム「この稲はこうやればいいんだよ。よっと」
サクッ!クソ・・・マダ、ヤレル・・・
セリカ「さすがアルムね」
アルム「セリカの支援があったからさ」

ロイ「イドゥンさん、そこはこうするんだよ」
イドゥン「すいません…ありがとうございます」
ソフィーヤ「エフラムさんも鈍いわね。イドゥンさんから子供達取ってさ」
イドゥン「いえ、いいんです。ミルラ達も楽しそうですから」
ロイ「ごめんなさい…あとで兄さんに伝えておきますから」

418 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 2日目(昼)2/4:2010/08/16(月) 11:34:21 ID:3alSvAwC

ミルラ「…イドゥン姉さん、こんなに取れました」
チキ「エフラムお兄ちゃんに教えてもらったの!」
ファ「すごいでしょ!」
イドゥン「頑張ったわね」ナデナデ
ロイ「兄さん…僕兄さんのことを誤解してたよ」
エフラム「ミルラ達がイドゥンさんに自慢したがってたからな」
ソフィーヤ「イドゥンさん、どこと無く嬉しそうです」
ヒーニアス「くっ…やはり私にはこういう気配りが足らないのか?」
ターナ「いや、いろいろ足らないわよ兄さんには」
サザ「それで、この刈り終わった稲はどうするんだ?」
アルム「本当は乾燥させるべきなんだけど…」
ルーテ「事前に刈り終わった稲と交換して脱穀ですね」
バーツ「おっし、じゃあこれを脱穀しておいてくれ」

エフラム「ふぅ…これが最後だな」
アルム「兄さん、どう。普段食べてる米も作るの大変でしょ?」
ロイ「うん、改めてアルムを尊敬するよ」
セリカ「私もよアルム…」
チキ「疲れたよー」
ファ「疲れたー」
ミルラ「…疲れました」
エフラム「どれ、肩車してあげよう」
ミルラ「…ありがとうございます」
ロイ「ファ、おいで」
ファ「わーたかーい」
イドゥン「…チキ」
チキ「ありがとー」
ヒーニアス「肩車するのは微笑ましいが…」
ターナ「そのぶん私達が…」
ソフィーヤ「この大量の米を…」
セリカ「運ぶのよね…」
アルム「うん、まさかこんなに運ぶとはね…」
サザ「ミカヤ…無理しないでくれ。俺が運ぶぞ」
ミカヤ「ありがとうサザ…」

時は少し戻り海チームに話は変わる
マルス「じゃあ釣りと素潜り組に別れようか」

セリス「で、エリンシア姉さんとマルス兄さんと僕の知り合いが釣りか」
ユリア「ラナ、私と勝負です」
ラナ「よかろう」
エリンシア「釣りするのは久々ですわ」
シーダ「タリスの海は魚もいっぱいですよ」
マルス「シグルド兄さんとヘクトル兄さんの知り合いは素潜りだね」
シグルド「うむ、私の銛捌きを見ていてくれ」
ヘクトル「ファリナとフロリーナは海女さんだな」
ファリナ「狙うのはアワビや雲丹よ!」
フロリーナ「ファリナ姉さん、サザエも」
アルヴィス「ディアドラは無理しないようにな」
ディアドラ「ありがとうございます」
マルス「じゃあみんなまたあとでね」

マルス「うーん…なかなか大物は来ないね」
シーダ「仕方がないですよ」
セリス「ユリアとラナはいっぱい釣ってるね。すごいや」
マルス(………あの2人ならタリスの魚全部釣りそうで怖いな)
エリンシア「みんな凄いわね」
マルス「いや、そんな食用の魚だけ釣りあげる姉さんもすごいよ」
エリンシア「ふふ、もっと釣らないとみんな足らないわね」

419 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 2日目(昼)3/4:2010/08/16(月) 11:36:11 ID:3alSvAwC

一方素潜りチームは2人の指導者からコツを習っていた

ヘクトル「見ろ兄貴!でかいタコだぜ!」
シグルド「おお、焼いて食えばいい酒のツマミだな」
アルヴィス「これはなかなか難しいな」
クリス「俺も苦労しました。そこはこうやるんです」
ヘクトル「なるほどな。それにしても潜るのは大変だぜ」
シグルド「そうだな。だが意外と楽しくていいな」
アルヴィス「未だに互いに何も捕れてないけどな…」

クリス「貝とかは岩場に張り付いてるのでノミで剥がします」
ディアドラ「それにしてもクリスさんはあんなに潜れて凄いですね」
ファリナ「潜るってのも辛いわね。なかなかアワビはないし」
フロリーナ「でもサザエは採れましたよ」
クリス「私も最初は2分しか潜れなかったわ。皆さんも頑張れば…」
3人「いや、5分はいろいろ無理です」

そんなこんなで2組が合流し、互いにそれなりな魚貝を手に入れたとさ
ちなみにクリス2人は互いに修業の結果約5分潜れるとかで
タリスでは素潜りのプロとしてたまに来ているらしい

さて、時は狩りチームが山に来た頃に戻る
山チームは山の麓で狩猟チームと山菜採取チームに別れる
狩猟チーム
アイク、リーフ、エリウッド、ミスト、ワユ、イレース、セネリオ
山菜チーム
リン、ニニアン、フィオーラ、サナキ、ナンナ、ミランダ、サラ、ティニー

リーフ「エリウッド兄さん、狩りなんて大丈夫なの?」
エリウッド「うーん…まあ罠とかを使うだろうし大丈夫だと思うよ」
アイク「お、先生達が来たみたいだ」
現れたのは鎧を着た男が4人と鎧を着た女性が1人だった

アリティアで鳴らした俺達アリティア騎士団は、濡れ衣を着せられ
ドルーアに追われたがアリティアを脱出しタリスに潜った。
しかしタリスでくすぶっているような俺達じゃあない。
HPさえあれば命令次第で何でもやってのける命知らず、
命中99を避けて巨大な竜を粉砕する、俺達、アリティア騎士団テンプルナイツ!
カイン「俺はリーダーカイン。通称猛牛。突撃戦法と解説の名人。
   俺のような騎士じゃないと百戦錬磨の騎士どものリーダーはつとまらん」
アベル「俺はアベル。通称黒豹。自慢のルックスにエストはイチコロさ
   はったりかまして鉄の剣から銀の斧まで何でも揃えてみせるぜ」
ノルン「私はノルン。通称義勇兵。チームの紅一点。
   技の低さは成長とドーピングでお手のもの」
ゴードン「よお、お待ちどう。俺様こそゴードン。通称緑弓兵。
    弓の腕前ならアリティア一!囮?大陸一?だからなに」
ドーガ「ドーガ。通称壁。守備の天才だ。ハンマーからだろうが守ってみせらぁ。
   ただしブレスだけは勘弁な!」
俺達は攻撃が通らぬガーネフに敢えて挑戦する。
囮になるベンチウォーマーのアリティア騎士団テンプルナイツ!
縛りプレイをする時は、いつでも使ってくれ

420 :夏だ!海だ!兄弟家だ! 2日目(昼)4/4:2010/08/16(月) 11:38:26 ID:3alSvAwC

エリウッド「……………」

リーフ「……特攻野郎○チーム…」
アイク「ほう…今度手合わせ願いたい」
セネリオ「(キャラ崩壊的な意味で)酷い有様です」
カイン「あんたらが鹿と猪狩りのグループだな?」
アイク「ああ」
カイン「よし、じゃあ今からやるから見ていてくれ。行くぞアベル!」
アベル「ああ、遅れるなよカイン!」
そういって2人は猪の方へ走り猪を挑発して自らを追わせる
カイン「よし、かかった!ドーガ!」
ドーガ「わかっている」
カインがドーガの後ろに回りドーガが猪の体当たりに耐える
ドーガ「ぐっ!?今だ!」
ドーガが猪の動きを止めた隙にノルンとゴードンが弓を撃ち込む
猪は必死にドーガから逃れようとしてもがくが逃げられない
最後にカインとアベルが槍を猪に刺して猪は絶命した
カイン「こんな感じでやるんだ。じゃあ頑張ってくれ」
リーフ「いやいやいや!?なんかいろいろツッコミしたいよ!?」
エリウッド「これは僕には無理だね」
セネリオ「酷い有様です…」

アイク「抑える役はやはり俺がやるか」
イレース「私は弓の代わりに魔法を使います…」
ワユ「囮役は私だねー大将頼むよ」
ミスト「私は衝撃波で支援とお兄ちゃんの回復ね」

リーフ「あっちはやる気満々だー!?」
エリウッド「さすがアイク兄さんだ…」
セネリオ「我々は見物とかサポート役にに回りましょう」

ワユ「大将、行ったよ!」
ミスト「お兄ちゃん、危ない!」
猪「フゴ!(貰った!)」
アイク「どうして俺の前に立った…悪いが肉であるからには逃がしはせん」
猪「フ、フゴ!?(な、何だこの男…う、動けない…)」エリウッド「すごい…さすがアイク兄さんだ。猪が動かない」
リーフ「ていうかあれだと兄さんだけで事足りるよね」
セネリオ「さすがアイクです」

この日、タリスの動物達から青い髪の悪魔がいると伝説が作られた
あるものは逃げた。また、あるものは挑み散っていった
こうしてアイク達は大量の猪や鹿肉を手に入れたのだった

一方リン達の山菜チームはリンの嗅覚を頼りに採取していた
リン「あっちからも匂いがするわね」
サナキ「おぬし、本当にベオクか?ラグズ以上の鼻じゃぞ」
ナンナ「まあおかげで楽に集まりますから」
ミランダ「でもこんなに山菜取ってどうするのかしら?」
サラ「リーフに食べさせるんじゃないかな」
ティニー「麓で売って野菜を買うんですよ」
ニニアン「あまり採りすぎたらよくないですしそろそろ帰りません」
ソフィーヤ「それよりもエリウッド様が心配なんでしょ?」
リン「そうね。これ以上採ると他の人に悪いし帰りましょう」

こうして山菜チームも野菜と交換して合流したのであった

2日目(夕)に続く