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Last-modified: 2012-09-04 (火) 20:19:57

エフラム「…はっ!…はあっ!」
  サラ「………」
エフラム「ふっ!…せいっ!」
  サラ「ねえ兄様…女の子が遊びに来てるのに、何でまだ訓練してるの?」
エフラム「…何でと言われてもな、日課みたいなものだしな」
  サラ「前から不思議だったんだけど…そんなに強くなって何がしたいの?」
エフラム「何というか…まあ、俺の楽しみのためだな」
  サラ「楽しみ?」
エフラム「訓練を重ねて、自分が強くなったことを実感できれば楽しい。強敵とぶつかり合って勝てれば楽しい。
     そしてさらに力をつけて、さらなる強者と戦うことを考えると心が躍る。…まあ言ってしまえばただの趣味だな」
  サラ「そういうのたまに聞くけど…やっぱり男の人ってそういうの好きなの?」
エフラム「まあ男だから、というのはあるだろうな。でも女性にも全くいないというのは無いと思うぞ。
     アイク兄上の同僚にもそういう女性がいると聞いたしな。それに、武術を修めている女性はこの町に結構いるだろう?」
  サラ「…ふーん…やっぱり私にはわかんないかな。ほら、私みたいな素質に恵まれたエリートだと特に頑張らなくても
     強くなれちゃうから、そういう泥臭く修行して強敵とぶつかる…なんてよくわからないのよね」
エフラム「まあ、そうだろうな」
  サラ「…ちょっと、そこは突っ込んでよね。私がただの嫌味な人間みたいじゃない」
エフラム「いや、俺は魔道に詳しいわけじゃないが、お前に才能があるのはわかるぞ。その歳でお前ほど上手く
     魔道を使う奴はそうはいないだろう?」
  サラ「…さあ?他の人の腕前なんて知らないわ」
エフラム「…ん?顔が赤いぞ」
  サラ「…別に」
エフラム「もしかして褒められ慣れてないのか?変なところでうぶな奴だな」
  サラ「……私が強いって言うんなら、私と勝負してみる?するわよね?」
エフラム「おい何だいきなり…怒ってるのか?別に馬鹿にしたわけじゃあ…ただ可愛らしいところがあるなと…」
  サラ「私が勝ったら…そうね、とりあえず何でも言う事を聞く、ってくらいで許してあげる」
エフラム「とりあえずって言う内容じゃないだろ…とにかく止めろ。俺はお前みたいな歳の女の子に手を上げる趣味は無くてだな…
     おい止めろ、そんな照れ隠し聞いたこと無いぞ…ちょっ、本当に止め…」

クリスの訓練馬鹿っぷりで思いだしたのがエフラムの修行、戦馬鹿っぷりだなあ
あと書いてる途中でFEの魔道、杖使いに子供が結構いることに気づいてしまった
FEの最強魔法少女決めるならサラ、ニノ、サナキ辺りが鉄板かのう