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Last-modified: 2012-09-04 (火) 20:21:06

311 :子供たちの幸せ、私の幸せ 1/7:2010/09/06(月) 10:28:33 ID:tBjRYWNS

・・・・・私は今とても幸せです。
心から愛する子供たちに囲まれ、血は繋がっていなくとも一人の親として、彼らを育てる・・・。
それはあたかも昔出来なかった分まで取り戻すかのように・・・・・そう、私は昔は悪でした。
・・・ある出来事をきっかけにガーネフに支配され、身も心も深淵の闇そのものとなっていた私・・・
命をかけてでも護るべきはずの子供たちに、おぞましい修行をさせ、次々と心を壊し、
魂の無い殺戮人形の如く仕立て上げる・・・使えない者は切り捨て、時には自らその命を奪っていった事もありました。
・・・でもそんな私を、あの家族は救って下さった・・・・・特にある男性の言葉は、現在の自分の柱となったもの・・・彼らの名は・・・

  ミカヤ「・・・お久しぶりですね、エレミヤさん」
・・・?・・・懐かしい声・・・?
  ミカヤ「私ですよ、ミカヤです・・・最後に会ってからもう一年になりますね」
ミカヤさん、彼女は私を救って下さった恩人の一人。見た目は私の実年齢の半分ほどと思われるけど、
実の所は(ダキュン!ダキュン!!)歳らしい・・・正直詐欺だと思う。
  少年A「エレミヤ先生~!」
 エレミヤ「どうしたの?」
  少年A「隣村のお友達に借りた崖っぷちのサザのフィギュア壊しちゃった・・・(´・ω・`)」
 エレミヤ「あらあら、悪い子ね。・・・後で一緒に謝りに行きましょう」
  少年A「はーい!」
  ミカヤ「ふふっ、可愛らしい男の子ですね。何だか食べたくなっちゃうわ」
     (ふふっ、可愛らしい男の子ですね・・・どういった経緯であの子を・・・?)
 エレミヤ「ええ、数ヶ月ほど前に親に見捨てられて泣いていたこの子を、ローローが拾ってきたのですわ」
 ローロー「うん、呼んだ?」
 エレミヤ「・・・ええっ、貴方がどんなに良い子なのを話していましたのよ」
 ローロー「いあいあ、エレミヤ様の命令だから当然の事をしたまでだ、ウキキ」
・・・・・ここ一年間に育ててきた子供たちはともかく、あの時の自分が育てた子供たちは、
未だに心の奥深くで私を恐れている。もうあの時の自分は居ないとあの子たちも分かっているのだけれど、
やはり長年の苦痛、屈服の傷跡はそう簡単に消せるものではない・・・クライネやアイネ、ローローなどの
私に対する口調があの時と変わらないのが、その証と言っていいのかもしれない・・・。
それでも・・・あの男性が言ったように、私は彼らを見守り、例え少しずつでも心を開かせて・・・いつか・・・
  ミカヤ「エレミヤさん?」
 エレミヤ「えっ、あ・・・はい、何ですか」
  ミカヤ「話を聞いてなかったですね…」
 エレミヤ「いえ、そういう事ではなくて・・・私は貴方たち家族と出会えてよかったなと。
      そうでなければ今頃私は・・・」
  ミカヤ「気にしないで下さい。困った時、辛い時はお互い様とも言いますからね」
・・・私は、彼らの家族が持つような絆を作りたい。そう思いながらも、かつて起きたこの家族との出会いを思い出していた・・・

312 :子供たちの幸せ、私の幸せ 2/7:2010/09/06(月) 10:29:21 ID:tBjRYWNS

~一年前~
 ガーネフ「ふぉふぉふぉ・・・エレミヤよ。お前たちに任務がある」
 エレミヤ「はい、ガーネフ様」
 ガーネフ「お前と小娘たちにはある人物・・・そしてその一家を倒して貰う」
自分があの家族と会うきっかけとなった出来事、それはガーネフ様・・・いや、ガーネフに下されたある指令にあった。
 ガーネフ「・・・今、ターゲットは氷竜神殿に来ているという情報がある。
      そこでだ、吹雪に乗じてあいつらを襲ってもらうのじゃ」
 エレミヤ「・・・はい、ガーネフ様・・・」
 ガーネフ「ふんっ、それともう一つ、あの小娘らのことじゃが・・・」

氷竜神殿・・・そこは人外の地である。
凶暴なる氷の部族に支配され、圧倒的な力を持った氷竜たちが犇く未開の地・・・
私たちはそこでターゲットとその家族を襲う手筈だった。
自らの魔力で氷の部族の輩を操り、更にクライネやアイネたちを引き連れて襲撃をかける・・・
あの時は失敗するとは思っていなかった。でもそれで良かったのだと、こうして話していると思う・・・

  ミカヤ「・・・ねえクリス、ちょっと私のレクスオーラの実験台になってくれないかしら?」
  クリス「・・・断る」
  ミカヤ「断るじゃないでしょ!何でピクニック行くのに雪山にたどり着かないといけないの!?」
  クリス「す、すまない」
エリンシア「お、落ち着いてくださいお姉様!?」
  アイク「・・・氷竜神殿か、腕がなるな・・・オレを満足させてくれよ?」
  リーフ「・・・ハ・・・ハ・・・ハークション!」
  セリス「寒いなぁ・・・(ブルブル」
  マルス「あの時クリスに道案内を任せたのが間違いだったねorz」
 ヘクトル「脂肪がたっぷりついているから寒さ美味しいです(^o^)・・・・・・orz」
 エフラム(ミルラたちを連れてこなくて良かった・・・流石にこんな所は楽しくないからな)

 クライネ「ふんっ、?気だこと。すぐに私たちに殺されるともしらずにねえ」
 カタリナ(・・・クリス・・・どうしてこんな所に・・・)
 ローロー「マルスたちを、殺す」
 エレミヤ「お前たちは先行して一人でも多く倒しなさい。
      私は視界の悪さを利用して遠くからメティオで攻撃するから」
 カタリナ「・・・はい・・・エレミヤ様」
 エレミヤ(・・・ガーネフ様のもう一つの命令・・・それはこの人形たちを始末すること)
今の自分からはとても考えられないような作戦・・・自分は安全な所から敵を攻撃するのにも関わらず、
大切な子たちを戦場に送り込み、ターゲット毎始末する。そんな冷酷なる作戦・・・

  アイク「・・・囲まれているな」
  ミカヤ「えっ!?」
  セリス「まさか蛮族・・・!?」
  マルス「(地面に耳を付ける)・・・数は20、40・・・人じゃない足元も聞こえるから、氷竜も居るね」
  アイク「経験値ktkr」
     (・・・これは良い訓練になりそうだな)
  マルス「このままでは狙い撃ちだね。二手に分かれて森沿いを下るよ」
  アイク「・・・行くぞ!」
彼らのこの発言を合図に、私たちも攻撃を開始した。

313 :子供たちの幸せ、私の幸せ 3/7:2010/09/06(月) 10:30:18 ID:tBjRYWNS

アイク「天↑空↓ッ!!」
   氷竜「GUOO・・・OOO・・・・!!!?」
   蛮族「ぐが・・・ああ・・・!!」

  セリス「くぅ・・・僕だって戦えるんだ。覚悟しろ!」
  暗殺者「・・・エレミヤ様の名の下に、お前たちを滅ぼす」

戦いは熾烈を極めました。蛮族たちと子どもたちで波状攻撃を掛ければすぐに終わるはずだったけど、
予想以上に粘られている・・・

 カタリナ「・・・クリス」
  クリス「これは一体どういう事だ?どうしてお前が・・・」
 カタリナ「ごめんなさい、クリス・・・私を許して下さい」

 クライネ(あの大男・・・強い!氷竜や蛮族たちをこうもあっさりと返り討ちにしてるわねえ
      だったら今奇襲を掛けられるこの位置から、弓で頭を狙えb)
  リーフ「綺麗なお姉さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!」
 クライネ「ちょ、アンタ何触ってるのよ!離れなさいよ!」
  リーフ「金髪ナイスバディお姉さんハァハァ」

 ヘクトル「何だこの仮面付けた男は!」
 エフラム「数が多すぎる・・・!?」
 ローロー「ウキキ、恨みはないが消えて貰うよ」

 エレミヤ「そろそろね・・・メティオッ!」
その掛け声と共に魔道書は光り輝き、いくつもの巨大なる炎を纏った岩の塊を上空に生み出す。
その内一つを、クライネが居ると思われる部分に放った。

  リーフ「僕とデートして下さい!」
 クライネ「ちょ、このゴミグズ状況を見なさいよ!自分だって狙われてr」
  リーフ「!!・・・危ない!(ドンッ!」
 クライネ「きゃ!じ、自分からベタベタ触って起きながら突き飛ばすなんていい度胸ね!
      この弓であの世に・・・・!?」
  リーフ「(メティオ直撃)あいたた・・・」
 クライネ「アンタまさか・・・アタシをかばって・・・!?いやそれよりもエレミヤ様が私・・・ごと・・・!?」
  リーフ「怪我はない?」
 クライネ「何でアタシなんかを・・・敵なのよ!アンタとアンタの家族を殺そうとしてるのよ!?それなのにどうして・・・!」
  リーフ「(シリアスになって)・・・貴方の綺麗な目を見て思った。お姉さんは悪い人じゃない」
 クライネ「ぐぅ・・・一体何を根拠に・・・」
  リーフ「自分でも分からない。でもお姉さんの目の奥底を見たら分かった気がする。
      力強い立ち振る舞いをしているけど、本当は精神的に弱い・・・誰かを常に必要としているんだ」
 クライネ「・・・・・・・・・」
  リーフ「多分精神的に依存しているその誰かに命令されてこんなことをしているのだと思う・・違う?
      僕を殺したいんだったら殺せばいい。僕はドMだし、お姉さんの気が済むならすればいいよ」
 クライネ「・・・・・・アタシの負けだわ。大体命を救って貰った奴を殺すのは嫌いだからねえ」
  リーフ「・・・そう」
 クライネ(・・・馬鹿な男だわ、ホント・・・・・)

314 :子供たちの幸せ、私の幸せ 4/7:2010/09/06(月) 10:31:20 ID:tBjRYWNS

エレミヤ「うふふふ・・・あっははははは!!つ『メティオ連射』」
あの時の自分は笑いながらメティオを連射していた・・・目の前一体が地獄と化そうとも、ひたすら・・・
破壊衝動とガーネフの闇に囚われた私の顔は、さぞや闇マリクの顔の如く醜かったのでしょうね。

  ミカヤ「えっ、炎の雨が降ってる?全然痛みなんて感じないけど」
エリンシア「お姉さま、いくら魔防が高いからといって余裕気取っていますと、
      ぶっ飛ばして差し上げますわよ」
  マルス「あらかたの蛮族とか暗殺者たちは倒したけど、このメティオの雨は一体どうすれば・・・」
  アイク「・・・オレに任せろ」
  ミカヤ「アイク?・・・メティオが飛んできてる、危ない!」
  アイク「・・・ぬぅん!(カッキーン!」
  マルス「・・・・・・兄さんはプロ野球選手になるべきだと思うよ」

 エレミヤ「全ては、ガーネフ様のために!」
メティオの残り回数が残り少なくなってきた時、一つの計算違い・・・いえ、奇跡が起きました。
数あるメティオの内の一つが、何故か術者である私の方へと飛んできたのです!
 エレミヤ「・・・!?・・・うぐっ!」

 エレミヤ「・・・ぐっ・・・ガーネフ様・・・」
 ガーネフ「ふぉふぉふぉ・・・しくじりおったか、エレミヤよ」
 エレミヤ「申し訳ありません、ガーネフ様・・・ご命令を、果たせず・・・」
 ガーネフ「おまえの子たちも失敗に終わった・・・まぁ何にせよ、お前はもうすぐ死ぬ。
      冥土の土産に、ワシがお前に術を掛けた経緯を話してやろう」
・・・・今思い出しても身体の震えが止まらない、まさに絶望に覆われるという表現を身をもって体験した瞬間・・・
自分がガーネフによって洗脳され、大切な者たちに惨い事をしてきたという黒き真実・・・
全てが私に重圧を持って圧し掛かりました。
 エレミヤ「・・・あ・・・あああ!・・・私の・・・子たち・・・・・ああああアア・・・!!」
 ガーネフ「それではこれで消えるとするかの」
・・・私が深い絶望に身を震わせていた時、どこからともなく何体もの氷竜が現れ、私を取り囲みました。
戦うことも出来たけれど、その時の私は強く死を望んでいた。死をもって、子どもたちに償おうと。
 エレミヤ「・・・アイネ・・・クライネ・・・ローロー・・・ごめんなさいね・・・・・」
氷竜たちがその絶対零度のブレスを吐き出そうとするのを尻目に、意識は少しずつ薄れていった・・・
・・・意識が途切れるその直前に、こちらに近づいてくる誰かの影を見た気がした・・・

315 :子供たちの幸せ、私の幸せ 5/7:2010/09/06(月) 10:32:09 ID:tBjRYWNS

エレミヤ「・・・・・・んっ・・・・・?・・・ここ・・・は?」
  ミカヤ「良かったぁ!生きていたのね!・・・ここは蛮族たちが使っていた小屋の一つよ」
 ヘクトル「こんな美人に死なれたんじゃあ目覚めが悪くなるからな」
  セリス「随分とうなされてたようだったけど、大丈夫?」
  ミカヤ「アイクに拾われてなかったら今ごとは氷竜の餌、それでなくても凍死してたって皆心配してたのよ」
  マルス(この女、間違いない・・・恐らくはあの蛮族たちを操っていた・・・)
  アイク「・・・・・・・・・」
 エレミヤ「私はまだ・・・生きているのですか?」
 エフラム「ああ」
・・・自分はまだ生きている・・・?・・・自殺願望に取り付かれた人間にとってソレは耐え難い現実・・・
私はすぐさま懐から短刀を取り出し・・・
 エレミヤ(次こそは・・・あの子たちの元に!)
兄弟家一同「!?」
  アイク「ふんっ(バシッ!」
・・・生まれて始めて、男性に叩かれました。手に握っていた短刀を叩き落とされ、
自ら死を選ぶことも出来なくなった時、頬から涙が溢れ出してきました・・・。
 エレミヤ「・・・くぅ・・・・・う・・・ぅ・・・」
 ヘクトル「と、突然泣き出しまったぞ!俺たちはどうすればいいんだ!」
 エフラム「おおおオレに聞くな!よ、予想してない事だ!」
エリンシア「・・・何か事情があるのですね。もしよければ、私たちにお話出来ませんか?
      一人で抱え込む必要は、ありませんのよ」
エレミヤ 「・・・・・・・・・」
・・・私は全てを話しました。災害で孤児院の子どもたちを失い、深い悲しみに暮れていた時にガーネフの洗脳を受けたこと。
その後子どもにおぞましい修行をさせ、心の無い人形に仕立て上げてきたこと。
そしてガーネフに洗脳を解除され、自分の所業を知って死を選ぼうとしたことを・・・。
  ミカヤ「・・・そうなんだ」
  マルス(・・・この人の罪は罪なんだけど、凄く哀れだ・・・)
 エレミヤ「私には生きている意味がありません。だから潔く、死なせてください・・・」
  アイク「断る」
 エフラム「アイク兄上・・・?」
  アイク「オレは人の親じゃないから良くは分からんが・・・子どもたちの母親ならば生きるべきだ」
 エレミヤ「私は、母親失格です・・・」
  アイク「だが今は、違うんじゃないのか?」
 エレミヤ「・・・!」

316 :子供たちの幸せ、私の幸せ 6/7:2010/09/06(月) 10:33:46 ID:tBjRYWNS

アイク「昔は失格だったのかもしれん・・・だが元に戻った今なら、まだ変えられるんじゃないか。
      それにアンタはあの暗殺者たちの親のようなもんで・・・なんというか
      母親ってのは子にとっちゃやっぱり必要なもんだろ。
      そりゃ喜ばせることばかりじゃない。がっかりさせることだって、いくつもあるだろう。
      だが心を取り戻したアンタなら、本当の意味であいつらを育てられるはずだ
      だから過去のアンタの分まで、見守ってやってくれないか?・・・頼む(ニッコリ」
  他一同「「「「このタイミングでミマモッテクレナイカスマイルデタ━━━━Σ(;゚Д゚)━━━━!!」」」」
  アイク「・・・それに、あいつらは全員は死んでいないぞ」
 エレミヤ「・・・それは・・・一体どういうこt」
 カタリナ「エレミヤ様!」
 エレミヤ「・・・アイネ!?」
  マルス「カタリナ、クライネと後・・・ローローたち・・・だったかな?あの人たちは無事だよ」
 ヘクトル「カタリナって子はクリスが、クライネっていう女はリーフが説得してな。
      そしてオレがあの仮面野郎を何とかしたぜ!」
 エフラム「守備の高さを生かすはずが、アッータスケテフロリーナ!状態になっていただけだけどな(・∀・)
      武器を壊すために肉壁になるとは流石はピザだったな」      
 ヘクトル「んだとぉゴルァ!」
エリンシア「静かにしなさい!つ『アミーテ』」エフ・ヘル「「アッー!」」
 カタリナ「・・・エレミヤ様に・・・そんなことがあったなんて・・・」
 エレミヤ「あなた達は、私を恨んでいるでしょうね・・・洗脳されていたとはいえ、私は・・・」
 カタリナ「エレミヤ様・・・私は恨んでいません。本来あるべきのエレミヤ様に戻って・・・とても嬉しいです!」
 クライネ「・・・これが本当のエレミヤ様・・・
      ふ、ふんっ!別に嬉しくないんだからねッ!」
 ローロー「ウキキ、こりゃあ全て丸く収まりそうだな」
  ミカヤ「そういう事。私たち家族も絆が強い一家だったからこそ、どんな困難も打ち破ってこれた。
      貴方たちもそんな強い絆を結べるよう、応援しているわ!」
 エレミヤ「・・・私の・・・子どもたち・・・・・・ありがとう・・・ありがとう・・・!」
この時に溢れてきた涙は絶望の結晶ではありません・・・わずかなる希望の、結晶でした・・・!

317 :子供たちの幸せ、私の幸せ 7/7:2010/09/06(月) 10:34:59 ID:tBjRYWNS

ミカヤ「あの騒動からもう一年・・・時が経つのは早いわね。
      所でカタリナたちの方はどう?」
 カタリナ「今はクリスと・・・一緒に高校に通ってます・・・///」
 クライネ「ふんっ、お前に関係のないこと・・・と言いたい所だけど、
      今は義賊としてこの孤児院を養ってるわねえ」
 ローロー「兄弟たちと一緒に、タリス林業で働いてる。人手不足が解消されて喜んでた」
 エレミヤ「私抜きでも、この子たちはこれだけ素晴らしい・・・私の誇りですわ」
  ミカヤ「いえいえ、エレミヤさんの献身的なお陰だと思いますよ!」
 エレミヤ「そう言って頂けると、嬉しいです・・・所であの時、大柄な男性が居ましたけど・・・アイクさん、でしたっけ?」
  ミカヤ「ええ、確かにアイクね。彼が何か?」
 エレミヤ「彼には本当に感謝しています・・・彼が私を助けて下さらなかったら、
      今頃はこうして話すことも無かったですから・・・・・また今度、会わせて頂けないでしょうか・・・//」
  ミカヤ(!?・・・エレミヤさんのこの目、間違いない・・・アイクったらもうフラグ立て杉!orz)
 クライネ「・・・そういえば、もう夜だねえ」
 カタリナ「もうそんな時間に・・・・・!!・・・あっ、あれは・・・?」
 ローロー「流れ星が沢山降ってるなウキキ」
  ミカヤ「(見とれている)綺麗ねぇ・・・」
 エレミヤ「ふふっ、子供たち・・・流れ星が消える前に三回お願い事を言えば、それが叶うそうですよ」
 カタリナ「ほ、本当ですか!・・・・・クリスクリスクリスクリスクリスクリスクリ(ry」
 ローロー「節子、それ願い事やない、モニカや」
 クライネ(リスクに聞こえてくるねえ・・・舌を噛まなきゃいいけど)

 エレミヤ(・・・私のお願い事は一つです。
      どうか子供たち・・・いえ、私たちが・・・幸せになりますように)

~Finish~