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Last-modified: 2012-09-03 (月) 18:59:41

いろいろ突っ込み所は満載だが最後まで読んでくれ
ちなみにこのネタではエフラムは朝のトレーニングはなし
ミルラとは幼なじみのクラスメートとして扱ってください
朝、兄弟家ではアイクやシグルドが起きて来る頃でした
ミルラ「おはようございます。アイクさん、シグルドさん」
アイク「ああ、おはよう」
シグルド「おはよう。いつもすまないね」
ミルラ「いえ、幼なじみですから」
居間にいるアイクさんとシグルドさんにいつものように挨拶をする
そして私は急いで2階への階段を上り、幼なじみの部屋に突入する
幼なじみはというと…いつものようにまだ寝ていた
ミルラ「エフラム~起きて~今日は早く行くんでしょ~?」
エフラム「う…うーん…あと5分寝かしてくれ…」
ミルラ「もう!遅刻しちゃうよ」
いつもながらエフラムはなかなか起きない。こういう時には最終手段だ
ミルラ「お兄ちゃん、お・き・て!」
エフラム「…むぅ…おはよう…」
幼なじみながら将来が不安である。まあ私がいるから大丈夫だけど

エフラムを起こした後はエフラムが朝食を食べてる間に家事を手伝うのが日課だ
ミカヤ「いつも助かるわミルラちゃん」
エリンシア「本当ね。エフラムちゃんには過ぎた嫁だわ」
ミルラ「エ、エリンシアさん。よ、嫁だなんて」
私がエリンシアさんの言葉に赤くしていると食事を終えたエフラムが
エフラム「それじゃあ行ってくるぞ。ミルラ、行こう」
ミルラ「はーい、ミカヤさん、エリンシアさん行ってきます」
ミカヤ「はい、気をつけてね」
エリンシア「エフラムのことお願いね」

2人で仲良く登校しながら私は秘密兵器をエフラムに渡す
この日のためにエフラムの好みをミカヤさん、エリンシアさんから聞き
イドゥン姉さんやニニアン姉さんから料理を習ったのだ
ミルラ「エフラム、今日の昼ご飯は何を食べるの?」
エフラム「ん?今日は午前授業だから昼ご飯はいらないぞ」
し、しまった!?今日は午前授業だから昼ご飯は必要なかった!
エフラム「ははあ、さては間違って弁当を持ってきたな」
ミルラ「う……うん」
エフラム「ははは、ミルラはうっかりやさんだな」
エフラムに笑われた…恥ずかしい…
エフラム「仕方がないな、1人で食べるのも可哀相だし付き合ってやる」
ミルラ「あ…ありがとう。じ、実はエフラムの分もあるの」
エフラム「お、そうなのか?なら公園ででも食べるか?」
ミルラ「うん!」

64 :助けて!名無しさん!:2010/08/21(土) 20:54:40 ID:aF20l8Hf

教室ではエフラムの双子の妹、エイリークが黒板を掃除していた
エイリーク「あら、おはようございますミルラさん、エフラム兄上」
ミルラ「おはようございます」
エフラム「ああ、おはよう」
挨拶を交わすと窓際の座席からエイリークの親友ターナとラーチェルも寄ってきた
ターナ「おはようございます、エフラムさん」
ラーチェル「おはようございますわ、エフラム」
エフラム「あ、ああ、おはよう」
この2人はエフラムにしか挨拶をしない。なぜなら私とはライバルだからだ
エフラムの恋人になりたいこの2人とは昔から対立してきた
しかしエフラムは意外と朴念仁なので今の今まではっきりとは決まらない
今日弁当を作ってきたのも少しでもエフラムにアピールするためだ
まあまさか今日弁当が必要なかったのは誤算だけど…
結果としてデート的な展開になるのだからよしとしよう

授業も終わりターナやラーチェルの誘いを断らせてエフラムと公園へ
仲良くエフラムとベンチに座り弁当を広げる
エフラム「お、美味そうだな。いただきます」
エフラムが美味しそうに食べてるのを見ると幸せな気持ちでいっぱいになる
エフラム「うむ、美味しかった。ミルラは料理がうまくなったな」
ミルラ「えへへ…エフラムのために頑張ったの」
エフラム「そうか。それは嬉しいな」
そう言ってエフラムが私の頭を撫でる。恥ずかしいけど嬉しい…

公園での食事を終え、エフラムと一緒に家へ帰る。帰り道でエフラムは
エフラム「しかし昔はあんなにちっちゃかったのに大きくなったな」
ミルラ「エフラムのお嫁さんになるために頑張ったもん」
エフラム「そ、そうか。は、恥ずかしいな」
ミルラ「これからもよろしくね、エフラム」

エフラム「ちょっと待てぇぇぇ!!!…ってあれ?」
エフラムが叫んだのは見覚えのある自室。服装は寝間着である
エフラム「ゆ、夢か…そ、そうだよな。ミルラが同じ年な訳が…」
エフラムが少し落ち着きを取り戻すとドアがいきなり開かれた
???「おはようエフラム。さ、学校に行こう!」
ドアを開いたのは夢で見覚えのある…
エフラム「ミ、ミルラか?ま、まさか…そんな…」
ミルラ?「何言ってるのエフラム。さ、一緒に行こう」
エフラム「…Nooooo!!」バタッ
エフラムはそのまま布団に気絶したのであった

ミルラ?「いけね、やり過ぎだったかな?」
ユンヌ「いや、面白かったわ」
マルス「うんうん、夢に干渉して現実でも出てきたらこうなるよね」
チェイニー「ま、俺は頼まれたからやっただけですからね」
マルス「ご苦労様。はい、これが約束の報酬ね」
チェイニー「どうも。ミルラの成長した姿は大変だったな」
エフラム「……うーん……俺は……ミルラと同級生なのか……うーん」

終わる