ライアーゲーム
ヒーニアス『でもね、守るわけないじゃーん!!!(ないじゃーん)(ないじゃーん)』
ネイミー『あたしともう一回勝負して下さい!!』
コーマ 『お前らを生かすも殺すもネイミー次第…………』
ヒーニアス『実はいい人超嬉しいんですけどおおおお!』
マルス「ちょwwwwキノコバロスwwwwww」
ロイ 「あれ,マルス兄さんこんな時間まで何見てんの?」
マルス「ん,ああロイ。ライアーゲームって言うドラマだよ。」
ロイ 「へー,面白そうだね。あ,『実はいい人』も出てる。」
マルス「簡単に言うと一億G争奪ゲームだよ。相手をあらゆる手段で騙してね。」
ロイ 「いかにもマルス兄さんの好きそうな内容だね………」
マルス「うん,でも僕ならこうするのになぁっていろいろ思いつくわけで。これ僕もやってみたいなぁ…
……………そうだ,ロイ!うちの家族でやってみようよ!」
ロイ 「またこの人は何か言い出した………僕は遠慮しとくよ。」
マルス「ロイはディーラーでいいからさ,やろうやろう。ほら準備準備。」
ロイ 「えー,もうこんな時間なのにー。」
――翌朝――
ロイ 「密輸ゲーーーーム(棒読み)」
(ルールは http://www.fujitv.co.jp/liargame/games.html
ちなみに話の都合上ここでは検査ルームの音声はだだ漏れです)
マルス「とまぁこんなゲームだよ。使う金はおもちゃ銀行。勝った方のチームは負けた方のチームのおごりで焼き肉ね。」
アイク「肉か。負けられんな。」
リン 「てかよくおもちゃ銀行何万枚も用意したわね………キャッシュディスペンサーまで……」
セリス「でもなんか面白そうだよね。」
ロイ 「んじゃあチーム分けするよー。このくじ引いてー。赤が火の国,青が水の国ね。」
チーム分け結果
水の国 火の国
シグルド ミカヤ
エリンシア エリウッド
アイク ヘクトル
エイリーク リン
セリス エフラム
マルス アルム
リーフ セリカ
マルス「(;゚Д゚)」
リーフ「(;゚Д゚)」
ヘクトル「………おい,俺正直気が引けるんだが。あのチーム騙すのか?」
リン 「うん………あたしもちょっとね……でも負けたら焼き肉奢り……」
ミカヤ 「何言ってんの,これは騙し合いを前提としたゲームなんだから。それに向こうには一応マルスとリーフも
いるしことだし。勝ちに行くわよっ!!」
ヘクトル「………そうだな。なんたってゲームなんだしな!よし,俺たちで焼き肉食いに行こうぜっ!!」
マルス「 _| ̄|○ 」
リーフ「 _| ̄|○ 」
セリス 「うわぁ,シグルド兄さんにエリンシア姉さん,アイク兄さんまで一緒なんて心強いなぁ!」
アイク 「任せろ。やるからには勝つぞ。」
シグルド 「はっはっは,うちのチームはしっかり者ばかりだからな!楽勝だな!」
エイリーク「力を合わせてがんばりましょう。」
エリンシア「ふふ,みんなやる気十分ですわね。きっと勝てますわ。」
マルス「(´;ω;`)」
リーフ「(´;ω;`)」
セリス「あれ,兄さん達どうして泣いてるの?」
ロイ(水の国………疑うことを知らない人てんこ盛りだな………マルス兄さんリーフ兄さんイ㌔)
リーフ「………どうするよマルス兄さん……くじ運悪いってレベルじゃねーぞ!」
マルス「………まぁしかしこういうチームだからこそ鬼畜王子&追い剥ぎ王子の力の発揮しがいがあるかもね。
よし,まずは僕が検査官で行って一発かましてやr」
シグルド 「よーし兄さんがんばっちゃうぞー。」シグルド検査ルームへ。
セリス 「がんばって!シグルド兄さん!」
エイリーク「兄上ならきっとやってくれるでしょうね。」
リーフ「………………」
マルス「………まぁいっか,どうせ全員行くことになるだろうし。とりあえずモニター見よう。」
ガラッ (ドアの開く音)
マルス 「あ,密輸人はセリカだ。」
リーフ 「やばいね……セリカはシグルド兄さんには容赦しないだろうし。」
エイリーク「………トランク重そうですね。密輸してるんでしょうか。」
マルス 「一億Gで札束百個だからね。おもちゃ銀行だけど。」
リーフ 「それにしてもどこからそんなに大量の………しかもおもちゃ銀行を。」
マルス つジェイガン
リーフ 「ご老体カワイソス」
セリカ『兄さん,この中何も入ってないわ。空よ。早く《パス》押して。』
リーフ「うっわ,セリカもたいがいシグルド兄さん舐めきってるね。」
マルス「明らかに密輸してるよね。いくらシグルド兄さんでもこんなの信じるわけが」
シグルド『そうか,《パス》」
,.. -───‐- 、 / , ', -─‐- 、.._ _,.-.\ |二l二 / i l ‐#- 、゙ヽ. ̄ ,r`ゝ- -─- 、 |二|二 バ ( | L_ u v \`ー-‐''/ ヽ _,ノ ハヽヽ亅 ヽ | r‐、} ヽ ̄`ヽヽ,, ,//´7;| ┌┴─ > | |ト、|l u ` ー゚イ u vl.゚ー' | o | 土土l カ / | ヽ_|! u'_,ノ { u' }じ v | ノ 上 匕 ( /| /! r'',ニニ=`==='=ニヽ! o l \__/ |. / :| | |ー'ー'ー'ー'ー'ー'ー'ー' l∥ ニ|二 ,ゝ |/ :| l lーiーiーiーiーiーiーi‐rl || o ヽ_ノ / | iヽ. ヽヽニニニニニニニンノ / ! | ヽ ` ー-- ニ二二~-‐'\ o | ヽ | | ゙i ::::::::::::/ :|\. \ | \| ! ! // | \ r:、 / > /\ !ヽ..__,//\ | |/ /-、 /! / oヽ |::::::::::::::/ __ \. | o / し' ( " |:::::::::::/ `
↑ マルス・リーフ
ロイ「えーっと。(メモ見ながら)みつゆせいこうです いちおくGがひのくににみつゆされます(棒読み)」
セリカ 『プギャー(^Д^)9m 』
シグルド『 _| ̄|○ 』
エリンシア「まぁ,セリカちゃん密輸してたんですのね……気づきませんでしたわ」
アイク 「俺もだ。まだまだ修行が足りんな………」
リーフ 「もうどうにでもなれ………」
マルス 「ん,まぁ過ぎたことは仕方ないし,こっちも密輸すればいいんだよ。次誰が行く?」
アイク 「俺が行こう。」
エイリーク「頼りにしています,兄上。」
アイク 「任せろ。」
リーフ (アイク兄さんか……正直嘘が付けるとは思えないけどかなりのポーカーフェイスだからな……
だんまり決め込んでたら意外といけるかも………)
―― モニター ――
リーフ 「え,あれ本当に密輸してんの?あんなにトランクを軽々しく………」
マルス 「ラグネルより軽い物は持ったことのないアイク兄さんだからね。」
エイリーク「箸とか毎日持ってると思いますが………それにしてもこれは向こうの検査官も分からないでしょうね。」
マルス 「そういえば向こうの検査官って誰だろう………ゲッ!!」
ミカヤ『ふふ,ようこそアイク。悪いけど勝たせてもらうわよ。』
「「「「「「ミ カ ヤ 姉 さ ん ! ?」」」」」」
マルス「しまった!!ミカヤ姉さんの存在を忘れてた!!透視される,絶対透視される!」
リーフ「\(^o^)/」
アイク『くっ…………!』
ミカヤ『私には全てお見通しよ。ごめんなさいねアイク。《ダウト いt』ミカヤの動きが止まる
アイク『………………?』
セリス「あれ………?ミカヤ姉さんが硬直した?」
ミカヤ?『あはっ☆《パス》』
「「「「「「エェェェェェェェェェェェェ」」」」」」
ロイ「みつゆせいこうです いちおくGが水の国にみつゆされます(棒)」
ミカヤ?『さすがアイクね!お姉ちゃんすっかり騙されちゃった☆(アイクの両手を握る)』
アイク 『ん……………成功したのか……?ていうか姉さん,いい加減その手を離してくれ。』
ミカヤ?『んもうっ!つれないわねっ♪じゃあまた会いましょうね~☆ア・イ・ク(はぁと)』
リーフ「負の女神ktkr」
マルス「あの人もたまには役に立ってくれるんだね。あ,でも向こうのチームは大迷惑か。」
セリス「ああっ!!向こうセリカ姉さんがキレてライナロックの嵐に!!」
リーフ「まさに火の国。」
メダリオン
ロイ(あの後,ユンヌさんは押し入れに閉じこめられ,セリカ姉さんにはエリンシア姉さんがサイレスかけて
なんとか火の国は落ち着いたのです―――)
――火の国――
セリカ「ふがーっ!!ふがががが!!ふががががががー!!
(サイレス3)(あの邪神!!あたしがせっかく密輸してきたのをパァにしやがってぇぇぇ!!!!!)」
リン 「ちょ,セリカ恐い恐い!!正面から見られない顔になってる!!まさかこれバサークじゃないわよね?!」
アルム「落ち着いてセリカ。大丈夫だよ。まだ負けてるわけじゃないし,やられたらやり返せばいいじゃないか。
次は僕が行こうと思う。そして僕の作戦にはセリカ,君が必要なんだ。……一緒に来てくれるかい?」
セリカ「ふごご…………(アルム…………)」
アルム「セリカ…………」
ロイ(基本密輸は1人で行くんだけど………まぁいいや。どうせマルス兄さんの企画だし細かいことはシラネ。)
エフラム「どうでもいいが消火手伝え。エリウッドが気が触れて『蝶サイコー!!』とか叫んでるんだが。」
――水の国――
リーフ「向こうもようやく落ち着いたみたいだね。次はこっちが検査官か。」
マルス「このまま流れをこっちに持っていきたいとこだね。次リーフ行ってみたら?」
リーフ「んー,そうだなぁ…………ん?何だあれ。」
モニター<キャッキャッウフフ
2人で仲良く1つのトランクを持って検査ルームへ向かうアルムとセリカ。
マルス「あー,2人でラブラブ密輸ねー。でもこんなん見たらシグルド兄さん………ぁ…………」
リーフ「物凄く嫌な予感が………」
シグルド「断 固 阻 止 !!!!!!!!!!!!!!!!」猛ダッシュで検査ルームへ
マルス・リーフ「待てコラァァァァァァァァァァァァァ!!」
――検査ルーム――
アルム 「シグルド兄さn」
シグルド「ええい!もう騙されんぞ!!ダウト!!ダウト1億!!むしろお前らの関係にダウト!!」
(パカッ)トランクは空。
ロイ『えーっと。密輸人,見事検査官を欺きダウトをコールさせました。慰謝料5000万Gが密輸人に支払われます。』
#br
アルム・セリカ「2人で(^Д^)9m プギャー!!」
シグルド 「( ゚д゚)」
シグルド「( ゚д゚ )」
ロイ 『こっち見ないで。』
マルス 「とりあえず帰ってきたらシグルド兄さんは縛っとこうか。」
――火の国――
エリウッド「蝶サイコー!!」
ヘクトル 「お,あいつら成功したみたいだな。消火終わったし,次は検査官俺が行ってもいいか?」
ミカヤ 「じゃあヘクトルお願いね。あたしはもうユンヌ封じられちゃったし。」
ヘクトル 「おうっ,任せとけ。向こうのチームには悪いが勝たせてもらうぜ!」
エリウッド「蝶サイコー!!」
リン 「ていうかミカヤ姉さんエリウッドにレストお願い。」
――検査ルーム――
セリス 「信じーられぬとー嘆くーよりもー人をー信じてー傷つくー方がいいー……あ,ヘクトル兄さんいらっしゃい。」
ヘクトル(ぅぉぉ………出たなキラキラオーラ2号!!よりによってこいつかよ!!しかもなんて歌歌ってやがる………!!)
セリス 「あ,これねー『3年B組ソンケル先生』の挿入歌。卒業式で歌うから兄さんが来るまで練習してたの。」
ヘクトル「おぅ…そ,そうか………じゃあ始めるか。(くそっ,天然とはなんてタチが悪い………!!)」
とりあえずお前,密輸してんのか?」
セリス 「え……………ももももももちろん,し て な ぃ ょぅ………(だんだん声小さくなる)」
ヘクトル(結論は一つ。明 ら か に 密輸してやがる。嘘付くの下手すぎ。むしろ今まで付いたことないんだろうな。
しかしダウトコールできるのか俺?うつむき加減で目に涙溜めて少女漫画みたいになってるこいつから一億没収なんて
どう見ても借金の形に連れて行かれる村娘と悪代官です本当にありがとうございましたじゃねーか!!)
セリス 「……………兄さんはやく………何ならダウトコールしてもいいよ………?どうせこの中……か,空だし………?」
しばらく沈黙が続く。
ヘクトル「(……………ああ!!もう駄目だ!!すまん!!姉貴達!!)パ ス ! !」
セリス 「………………!!」
ヘクトル「ほら,持ってけ。お前の勝ちだ。」
セリス 「………ごめん………ヘクトル兄さん………僕……嘘つい………て……!!……うわぁぁぁぁぁぁん!!
ごめんなさい!!ごめんなさい!!…………うっ,うっ,兄さん……こんな僕を殴って!!」
ヘクトル「ちょ,落ち着け!!お前は何も悪くねぇから!!」
(↓モニターの向こうから)
ロイ 『ヘクトル兄さん最低。』
リン 『見損なったわ。』
エフラム『幼女を泣かすとは見下げ果てた奴だな。』
ヘクトル「お,俺が悪いのかよ!!!ていうかエフラムお前いろいろ自重!!」
――水の国――
マルス「さて……と。いろいろ心配だったけどセリスが無事1億G密輸してくれたね。
さあこのまま逆転するよ。次は今度こそ僕が行ってきてチャチャッと密輸阻止してくるよ。」
ロイ 『ふーん,策はあるの?多分お決まりの展開だと《あの方》が相手だと思うけど。』
マルス「ははっ,当たり前じゃないか。それじゃ行ってくるよ。」
ロイ 『……………………生きて帰って来てね。』
――検査ルーム――
ガラッ(ドアの開く音)
ロイ (あ,やっぱりリン姉さん。)
マルス「…………!!ちょ,リン姉さん!!ブラ透けてる!!」
リン 「え?!嘘ぉっっ!!」
ドサッ(重量感のある音を立ててトランクが落ちる)
マルス「うん,嘘。この音はたっぷり中身詰まってるね。ダウト1億。」
ロイ 『へー,音で中身をねぇ。んじゃマルス兄さん密輸阻止。です。(適当)』
マルス「ははは。どうだロイ。完璧だろう。しかしリン姉さんもブラなんか付けてるんだねぇ。
そんな必要なんてないと思ってたけど,意外と育ってるのかな。ねぇリーフ,今度こっそりサイズ調べよう。」
(ブバァァァァァァ!!) 真っ赤に染まる水の国のモニター。
ロイ 『まぁそんなことはどうでもいいんだけど,志村うしろうしろ。』
マルス「え?」
振り返るとそこにはリンが5人。
セリス 「うわ,久しぶりに見た!リン姉さんの必殺!!相変わらず格好いいよねぇ。」
アイク 「いい動きだな。あのキレの良さはうちの兄弟でも随一だろうな。」
エリンシア「あ,追撃ですわ。いつ見ても綺麗な舞ですわね。」
リーフ 「だれかとめてあげて。」
ロイ 『お楽しみの所悪いんだけどリン姉さーん,暴力はライアーゲームの趣旨に反するから反則だってー。』
リン 「え。」
マルス「ハハッ,真の目的はこれだよ。これでうちのチームは自動的に 勝 ち 。」
リン 「何ですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
エイリーク「お待ちなさい,マルス。リンを侮辱したあなたが悪いのですよ。」検査ルームに突如現れるエイリーク。
「「「エ,エイリーク姉さん?!」」」
ロイ (やばい,これはやばい!!こんな怒ったエイリーク姉さんを見たことがない!!
いつもはマルス兄さんがリン姉さんにどんなちょっかいを出しても軽くたしなめる程度なのに何故?!)
エイリーク「マルス,あなた言ってもいいことと悪いことの区別も付かないのですか?」
マルス 「あ,あの…………僕は……ですね……」
エイリーク「お黙りなさい。私が話している最中です。それともリンの続きをやって差し上げましょうか?」
マルス 「ごめんなさい(´;ω;`)」以下エイリークの説教。
――火の国――
リン 「ただいま。いやー,エイリーク姉さんが本気で怒るとあんな恐ろしいのね。」
ロイ 『でもなんであんなに怒ってたの?全然分からないんだけど。』
ミカヤ「エイリークは家計に優しい子なのよ………」
ロイ 『は?ますます意味分かんない。』
エイリークの説教は日が暮れるまで続き,ライアーゲームは中止になったそうな。