30-120

Last-modified: 2012-09-07 (金) 20:17:54

120 :セシリア「ロイが寝てるうちにあんなことや…:2010/09/24(金) 01:10:03 ID:n9n03egs

ロイ   「…う…うーん…ん」
ウォルト 「ロイ様?授業はもう終わりましたし、皆帰りましたよ?寝不足ですか?」
ロイ   「あー…うん」
ウォルト 「大丈夫ですか?今日は授業もう終わりですし、保健室で仮眠なされては?」
ロイ   「そうしようかな…そうするよ」
ウォルト 「ではぼくから先生に話してきます、心配ですので高等部の御兄弟にも授業終わりに迎えに来てもらうよう伝えときますね」
ロイ   「ごめん、ありがとう」
ウォルト 「ではもうしばらくお休みになってお待ちください」
ロイ   「うん...zz」

‐ガチャ..バタン‐

‐ガチャ..バタン カチッ‐

セシリア 「ふふ…誰もいないわね」
セシリア 「ロイはスリープ状態だしあと三時間ほどは起きないはず、そして扉には鍵も掛けた」
セシリア 「さて、私が眠らせたんだけど授業中に居眠りするロイ君にお仕置きしちゃいますか…ジュルリ」(ロイを床に寝かせつつ

―ピンポンパンポン..セシリア先生、お電話ですので職員室まで…
セシリア 「あら?間が悪いわね、まぁ当分は寝てるし教室に鍵掛けたままにしておけば大丈夫でしょ」

‐ガチャ..バタン カチッ‐

…ギィ
ソフィーヤ 「ロイさまの寝顔…ロッカーから隠れて見ててよかった。このままじゃ危ないしレストをかけて…」
ソフィーヤ 「! 誰か来る?」

121 :ソフィーヤ「……(´・ω・)」:2010/09/24(金) 01:13:55 ID:n9n03egs

‐ガチ!

シャニー  「あれ?開かない?」
ララム   「なら教卓側のトビラから入ればいいじゃない」
シャニー  「あ、そうか」
‐ガチャ

シャニー  「わ、ロイくんこんなとこで寝てる」
ララム   「床で寝るなんて痛くないのかしら?」
シャニー  「ならあたしが膝枕を…」
ララム   「ちょっとなんでそうなるのよ!?膝枕するならあたしが~!」

…ギィ

ソフィーヤ 「ちょ…ちょっと待って」
ララム   「! 誰だ!?」
シャニー  「ソフィーヤ!?なんでそんなところに?」
ソフィーヤ 「話せば長くはならないけどロイさまは…」
スー    「…話は聞かせてもらった」
ララム   「スーじゃない、どうしてここに?」
スー    「ウォルトが部活に来ないから探してた。でもそんなことはどうでもいい」
スー    「ロイ様を膝枕したいのは皆同じのはず、だからこの全員で至高の膝枕を決めればいい」
ララム   「つまりNo.1が膝枕する権利を得るということね…いいわ、やりましょう!」
ソフィーヤ 「……まだ話してない(´・ω・)」

122 :スー(…あれ?なんかみんな可愛く見えてきた):2010/09/24(金) 01:15:43 ID:n9n03egs

シャニー  「じゃ、まずは私ね」
スー    「失礼する…」
シャニー  「どう?」
スー    「ミニスカート…枕元の生足…普段あまり見せない女の子らしい仕草…これがかの有名なトライアングルアタックというものか…」
シャニー  「ごめん…なにを言ってるかわからないや」

ララム   「次はあたしね!」
スー    「…これは!」
ララム   「どうしたの?」
スー    「ララム…あなた胸が大きいわね、上を向いたら気になってしょうがないわ」
ララム   「ふふん、踊り子たるもの自然な色香は当然よ!」
スー    「何をすれば、何を食べればこんなになるんですか?踊りですか?踊ればよかったんですか?ああ憎い、私はおっぱいが憎い…」
シャニー  「ちょっと!なんか別な人になってない!?」

ソフィーヤ 「あの…話を…」
スー    「御託はいいのでサクッといきましょう」
ソフィーヤ 「え?ちょっと…?」
スー    「……」ポフッ
ソフィーヤ 「?」
スー    「闇魔道独特の暗い雰囲気、そんな中確かに感じられる体温、安心感…これはまるで夜に見守られ…て…」
ソフィーヤ 「えっと…」
スー    「...zzz」
ララム   「審査員が眠ってどうすんのよ!」

スー    「だがしかし、どうやら私が一番のようね」
ララム   「な!?なんでよ?」
スー    「試してみる?」ポンポン
シャニー  「うん、じゃああたしが!」
スー    「どう?」
シャニー  「なんだろう…すごくいい匂いがする…それにすごく寝やすい…草原に眠ってるみたいな…」
ララム   「それがどうしたってのよ!」
シャニー  「多分だけど…眠ってる人にはすごく心地いいと思う」
ララム   「!」
スー    「そう、いくらトライアングルアタック!だろうが、眼前のアーマーナイトだろうが、眠たくなる雰囲気だろうが眠っていては関係ない!」
ララム   「くっ…」
シャニー  「なんでアーマーナイト?」
ソフィーヤ 「弓兵のキライなものだから?」
シャニー  「あー…」
ソフィーヤ 「…レスト」
ロイ    「ん…うん……ソフィーヤ?」
ソフィーヤ 「お目覚めですか?」
シャニー  「あ、ロイくん起きた?」
ララム   「…やっぱ本人に聞いてみるのが一番じゃない?」
スー    「同意、今までのは私達の主観から判断したに過ぎない、やはり本人から…」
ロイ    「えっと…なんで二人ともそんな聖職者を狙う鬼畜王みたいな目でこっちを見るの?…ソフィーヤ、説明を…!」
ソフィーヤ 「…!(やっと話を聞いてもらえる!」
ロイ    「こんな笑顔みたことない!?かつてないほどに喜んでない!?とりあえずこの場を離れないと…!」
‐ガチャ
ウォルト  「ロイ様、保健室の手続き済みましたよ、ではいきましょう、帰りにリンディスさんが迎えに来てくれるそうです」
ロイ    「あ、あぁウォルト行こう!みんな、それじゃあね!」
‐バタン
スー    「逃げられた」
ララム   「そうね…」
ソフィーヤ 「あの…話を…」
シャニー  「なんか眠くなってきちゃった…」
三人    (とりあえず明日…ヲルト潰す!)
シャニー  「…あたしも寝てくるね~」

123 :リリーナ「フフッ…」:2010/09/24(金) 01:21:00 ID:n9n03egs

後日。
ウォルト  「ええと3人ともなんで……」
       ス
      ソウ壁    
       ラ
ウォルト  「こんな弓兵殺しの陣形を組んでるの…説明が欲しいんだけど…」
ララム   「問答無用!」
スー    「すべてはあなたの原作に忠実な空気読めなさが原因」
ソフィーヤ 「邪魔されたじゃまされたジャマサレタジャマサレタ…」
ウォルト  「コノヒトデナシー!!」
三人    「アンタガイエタコトカー!!」

ソフィーヤ 「それでね…ロイさまっ!…私が見てたらセシリア先生が…」
ロイ    「うん…そっか(なんかすごく撫でたくなってきた…そして相変わらずセシリア先生怖ぇぇぇえ―!!!)」

シャニー  「むぅ…」
リリーナ  「どうしたの?」
シャニー  「どうしたのってあれを見ても何も思わないの?」
リリーナ  「ロイだって男の子だもん、女の子にときめくことだってあるわ、それに…」
リリーナ  「…最終的に私を愛してくれればいいのよ」
シャニー  「あれ…リリーナ?…こんなキャラだっけ…?」

124 :ウォルト「…ロイ様、KYってご存知ですか?」:2010/09/24(金) 01:35:24 ID:n9n03egs

ウォルト 「それで、ロイ様は誰に膝枕されたいんですか?」

一同   「・・・・」
ロイ   「うーん…」
一同   「ゴクリ…」
ロイ   「昔、レベッカお姉さんにされるのが一番好きだったから、このなかだとウォルトかな?」
一同   「なん...だと...!?」
ロイ   「だって二人とも姉弟だしね、僕とウォルトも兄弟みたいなもんだし…あれ?皆?ウォルト連れてどこいくの?」

その日、ウォルトを見た者はだれもいなかった。

終われ