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Last-modified: 2012-09-10 (月) 19:42:33

マルス  「エフラム兄さん、商売する気ない?」
リーフ   「良い話があるんだけど、どうかな?」
エフラム 「いきなり何だ、良い話って?」
マルス  「いやあ、その何でも手懐けられる手を使って商売できないかなと」
リーフ   「一撫で20Gとか、いや10秒100Gとかの方が現実的かな?」
エフラム 「お前らなあ…そんなの商売になるのか?」
マルス  「まあ、試しにやってみましょうよ」
リーフ   「宣伝は僕らがやるからさ」
エフラム 「好きにしろ、どうせそんなの商売として成立しないぞ」

エフラム 「……もういいか?」
マルス  「何言ってるんですか、まだ全然ですよ」
リーフ   「そうだよ、先に代金貰ってるんだからしっかりやってよね」
エフラム 「しかしなあ……」

サラ    「兄様、手が止まってる」
エフラム 「ああわかったわかった……はあ」
サラ    「それと片手空いてるんだから、こう…肩なり背中なりぎゅっとするとかできないの?
       客商売はサービスが命でしょ」
エフラム 「ああわかった……ほらこれでいいか、もうなんでもいいぞ……しかしいつまでやるんだこれ…」
サラ    「はふ……兄様の手、変な呪いでもかかってるんじゃない?……溶けそう…」
ミルラ   「……そ、そろそろ交替して下さい!」
ターナ   「ちょっと、待たせ過ぎじゃない!?」
ラーチェル「一人づつ終わるまでやっていたら日が暮れますわ、時間ごとに交替するべきではありませんこと?」
アメリア  「あたしはみんなみたいにたくさん払えないんだから、順番くらい譲ってよー!」

マルス  「ほら、兄さん手を休めない!後がつかえてるんだからしっかりやって下さいよ」
エフラム 「いや……もういいだろ?疲れてきたぞ…」
リーフ   「ダメダメ!もう先に代金貰ってるんだから!止めるにしてももう払ってもらった分はやってもらうよ!
       僕は商売に関しては妥協はしないからね!」
リン    「あんたらまた変な商売を……何やってんの!?」
マルス  「いやあこれはですね痛い痛い痛い、リン姉さんアイアンクローはちょっと」
エイリーク「リーフ、兄上は商売道具ではありませんよ?このようなことは控えなさい」
リーフ   「いやしかしですね、これは上手くいけば結構な稼ぎに…」
エイリーク「止めさせなさい、今すぐに」
リーフ   「はいわかりました!直ちに!(こ、怖い……)」